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【メンズ・レディース】フォーマルな服装とは?喪服・礼服のマナーを解説

BY マルイ編集部

最終更新日:2023/11/11

結婚式や葬儀などの冠婚葬祭はもちろん、高級レストランやパーティーなど、ドレスコードがあるシーンは少なくありません。

そこで今回は、メンズとレディースごとのフォーマルファッションの種類やマナーについてご紹介します。この記事を読むことで、フォーマルウェアの基本的なマナーをマスターできます。

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1.そもそも「フォーマル」とは?

フォーマルとは、普段着と違い、冠婚葬祭などのあらたまったシーンで着用する衣服を指します。ドレスコードの中では最も格式が高く、「フォーマルウェア」や「礼服」と呼ばれることも。

また、フォーマルウェアには昼間用と夜間用の2種類があり、開催される時間帯に合わせて服装を選ぶのが正式なマナーです。 しかし、現在はそれほど厳格に昼夜が区別されていないので、参考までに覚えておいてください。

2.【メンズ】フォーマルスーツの種類

男性のフォーマルスーツといえば、まず思い浮かぶのがブラックスーツではないでしょうか?しかし、ブラックフォーマルスーツにもいくつか種類があります。ここからは、メンズのフォーマルスーツの種類について詳しくご紹介していきます。

2-1 正礼装

正礼装とはフォーマルな服装の中で最も格式高い服装です。正礼装には、モーニングコートと燕尾服の2種類があります。

モーニングコートは、昼間に行われる慶事や弔事で着用する最も格式高い服装です。たとえば、慶事では結婚式や披露宴における新郎や両家の父親、卒業式・入学式の主催者が着用します。弔事では、葬儀と告別式で喪主が着用します。

「燕尾服」は、上着のバックスタイルが燕の尾に似ていることから名付けられました。イブニングコートとも呼ばれることもあり、夜の正礼装として着用します。たとえば、公式の晩餐会や舞踏会、音楽会などです。格式高い結婚式や披露宴でも着用することができます。

2-2 準礼装

「準礼装」とは、正礼装のひとつ下の格式にあたります。準礼装は、ディレクターズスーツとタキシードの2種類があります。ディレクターズスーツは、昼間の結婚式や披露宴で両家の父親、主賓、上司などが着用します。

タキシードは夜の基本準礼装ですが、最近では昼間でも着用されることが多くなりました。また、結婚披露宴で新郎や親族がタキシードを着る場合が多いので、一般参列者はブラックスーツでも良しとされています。

2-3 略礼装(平服)

「略礼装」とは平服とも呼ばれ、格式張らない結婚式や披露宴、パーティーなどで着用する服装のことです。略礼装には、ブラックスーツとダークスーツの2種類があります。

ブラックスーツは、礼装用に仕立てられた黒い無地のスーツです。黒いビジネススーツに似ていますが、黒色の濃さ、生地の光沢感に違いがあり、屋外に出るとビジネススーツとの違いがわかるため、ビジネススーツで代用するのは避けましょう。

ダークスーツは、無地のダークネイビースーツ、ダークグレースーツなどです。昼夜問わず、冠婚葬祭やパーティー、式典など、ほとんどの慶弔事に着用できます。

なお、結婚式の招待状などで、「平服でお越しください」という記載がありますが、「正礼装や準礼装以外のフォーマルな服装」のことを指します。くれぐれも、普段着で行くことのないよう注意しましょう。

3.【レディース】フォーマルワンピースの種類

女性のフォーマルウェアの定番といえばワンピースでしょう。しかし、ワンピースといっても種類が豊富で、男性のフォーマルウェアよりも、境界線が曖昧なイメージもあります。そこでここからは、レディースのフォーマルワンピースについてご紹介していきます。

3-1 正礼装

男性と同じで、「正礼装」は礼服の中で最も格式高い服装です。昼はアフタヌーンドレス、夜はイブニングドレスが基本となります。

結婚式を主催する場合や、園遊会や受勲式などに参加する場合にイブニングドレスを着用しますが、実際にはあまり着用するシーンはないでしょう。

正礼装の基本は、極力露出を避けなければいけないため、スカートはロング丈やミディアム丈、胸元・襟元がつまったデザインがベスト。また、女性皇族のようなイメージで、手袋や帽子も必要になります。

3-2 準礼装

正礼装のひとつ下の格式にあたる「準礼装」。昼はセミアフタヌーンドレスかタウンフォーマルウェア、夜はディナードレスかカクテルドレスを着用します。

準礼装は結婚式はもちろん、入卒業式、パーティー、高級レストラン、記念式典など、一番着る機会が多いでしょう。

正礼装のスカートはロング丈もしくは膝下丈でしたが、準礼装の場合はロング丈でなくても問題はありません。しかし、膝上10cm以上のミニ丈や、肩が出るノースリーブは避けましょう。

また、パンツスタイルやセットアップもOKですが、親族の結婚式や、上司の結婚式などに参列する場合は、スカートスタイルが無難です。

3-3 略礼装

「略礼装」はフォーマルウェアの中でも最もカジュアルな服装です。ガーデンウェディングや結婚式の2次会、1.5次会、身内でお祝いする七五三などは、略礼装で参加することが多いでしょう。

正礼装や準礼装では同色無地が基本ですが、略礼装の場合は花柄などの柄物や、上下の素材が異なる服装、流行を取り入れてもかまいません。

しかし、カジュアルになりすぎないよう、スカート丈は膝丈か膝下が理想的です。また、背中や胸元が開きすぎないよう気をつけましょう。

4.【メンズ】フォーマルファッションのマナー

フォーマルウェアの種類をご紹介してきましたが、ここからは、実際に着用する際にはどのようなことに気をつければいいのかをご紹介します。

4-1 中に着るシャツのカラーと襟デザイン

フォーマルウェアに合わせるシャツは、ダークスーツの魅力を引き立ててくれる「白の無地」が基本です。友人の結婚式などには、淡い水色でもOK。カジュアルなパーティーなどは、カラーシャツ、ストライプシャツなどを着用しても問題ありません。

ただし、赤や黄色、黒などの原色に近いカラーシャツは悪目立ちし、マナー違反となるので注意しましょう。

また、シャツの襟は、ウイングカラー、もしくはレギュラーカラーが一般的です。ウイングカラーは、首に沿って立ち上がった襟が、襟先だけ前に折り返された形状をしていて、結婚式では両家の父親、上司、主賓格が着用します。

レギュラーカラーはドレスシャツの中で最も一般的な襟型で、結婚式や弔事などさまざまなシーンで着用します。

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    4-2 ネクタイのカラーと柄

    フォーマルウェアに合わせるネクタイの色は、白やシルバーグレー、ライトグレーが基本です。喪服の場合は黒いネクタイを着用しますが、慶事では黒いネクタイは避けましょう。なお、素材はシルクなどの光沢感のあるものがベストです。

    また、柄のついたネクタイを着用する場合は、ストライプやドットなど定番の柄で、あまり目立たないものなら問題ありません。ただし、慶事では柄の中に黒い色が入っているものや、黒地に柄が入っているものは避けてください。

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      4-3 靴のカラー・つま先のデザイン

      基本的にフォーマルウェアに合わせる靴は、黒の革靴がマナーとされています。結婚式に親族として出席する場合や、スピーチをする場合は黒い靴を選びましょう。ただし略礼装では、茶色の靴でも問題ないことがあります。

      靴の形は、つま先が革の切り替えで横一文字になったストレートチップや、つま先に切り替えがないシンプルなプレーントゥを選ぶと良いでしょう。

      また、フォーマルなシーンでは「内羽根式」の革靴が一般的です。内羽根式とは、靴紐を通す穴が、甲の前部分に入り込んでくっついている靴のことをいいます。

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        4-4 ポケットチーフは必要?

        ポケットチーフはフォーマルファッションに必須のアイテム。ジャケットの胸ポケットに飾りとして挿す、ハンカチのような布を「ポケットチーフ」といいます。

        結婚式などでは、白い無地が一般的ですが、明確なルールはありません。基本的には、ネクタイの色に合わせれば問題なく、グレーやシルバーなどが使用されています。

        2次会などカジュアルなシーンでは、シャツの色に合わせたり、スーツやシャツ、ネクタイと全く違う色のポケットチーフを差し色として使用したりすることもできます。

        ポケットチーフの素材は、もっとも格式が高い「リネン」か高級感のある「シルク」を選びましょう。なお、ポケットチーフは飾りであるため、喪服では避けたほうが無難です。

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          4-5 ベルトの太さ

          ジャケットに隠れ、あまり目立たないベルトですが、実はベルトにもフォーマルマナーがあります。フォーマルファッションでは、幅3cm以下のベルトが適しています。

          幅4cm以上の太いベルトは、カジュアルに見えてしまい、フォーマルなシーンには向いていません。幅3cm〜3.5cmのベルトは、フォーマルとカジュアルどちらにも使用できます。また、ベルトの色は靴の色と合わせるのが基本といわれています。

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            5.【レディース】フォーマルファッションのマナー

            女性のフォーマルファッションにも、いくつか細かいマナーがあります。基本をおさえておくだけで、フォーマルな服装選びがぐんと楽になります。ここからは、レディースフォーマルファッションのマナーについて詳しくご紹介していきます。

            5-1 スカート丈は膝丈が無難

            正礼装におけるスカート丈は、ロング丈やミディアム丈(膝が隠れる丈)が基本ですが、準礼装では、膝丈や膝下丈でも問題ありません。また、略礼装の場合は膝丈より短くても問題ありませんが、膝より10cm以上短いミニ丈は避けたほうが無難です。

            5-2 真夏でもベージュのストッキングを着用

            どんな季節であっても、フォーマルウェアを着用する場合は、必ずベージュのストッキングを着用しなければいけません。素足や、カラータイツなどもマナー違反になりますので気をつけてください。なお、喪服の場合は、黒のストッキングがマナーとなっています。

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              5-3 シューズはヒール3cmのパンプスが基本

              フォーマルファッションには、正礼装・準礼装・略礼装がありますが、どの場合でもヒール高3cm程度のパンプスが基本です。ヒールがないペタンコの靴やヒールが高すぎる靴は避けましょう。

              また、つま先が見えてしまうオープントゥのパンプスやサンダル、かかとが出てしまうミュール、ブーツなどもマナー違反になってしまいます。

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                5-4 ノーカラージャケットやストールで昼間の露出を控える

                結婚式や式典など、昼間に参加する場合は、肌の露出を控えることがマナーです。ノースリーブのフォーマルウェアも多数販売されていますが、実際に着用する際には二の腕を隠す必要があります。

                ショールを肩にかけたり、ボレロやジャケットを着用して、昼間はなるべく肌が見えないように気をつけましょう。夜間に参加する場合には、適度に肌見せできるイブニングドレスなど、華やかに仕上げてもOKです!

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                      まとめ フォーマルコーデをマスターしよう!

                      フォーマルな衣装を着る機会はそう多くはありません。ですが、男女問わず、フォーマルファッションには細かなマナーがあります。格式や時間帯、主催者との関係性に合わせて、「正礼装」「準礼装」「略礼装」の中から、適切なアイテムを選びましょう。礼節を守った装いをすることで堂々と参加できるようになりますね!ぜひ、マルイウェブチャネルでも気になるアイテムをチェックしてみてください!

                      この記事で紹介したフォーマルスーツ(メンズ)の一覧はこちら

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                          最後までお読みいただきありがとうございます!
                          (マルイ編集部)

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