ファッション通販マルイウェブチャネル > コラムからさがす > 目元シワ(目の下のシワ)をなくすには?原因や予防法を紹介
BY マルイ編集部
最終更新日:2024/11/07
「目元や目の下のシワをなくしたい」という悩みを持つ方は多いかと思います。目元は肌が薄いためにシワができやすく、十分なスキンケアが大切です。
本記事では目元シワ(目の下のシワ)ができる原因や防止法、予防に適したスキンケアについて解説します。
目元や目の下のシワができる原因は、肌の乾燥や紫外線などさまざまです。
ここでは、目元や目の下のシワができる原因をみていきましょう。
目元は皮膚が薄く皮脂の分泌量も少ないため、乾燥しやすい場所です。気温や湿度が低い環境にいると肌の水分が奪われ、目元シワができやすくなります。また、肌の水分量は20代以降、年齢を重ねるごとに少なくなるのが一般的です。
乾燥するとキメが乱れ、小ジワができやすくなります。特に「ちりめんジワ」と呼ばれる細かいシワになりやすいでしょう。
放置していると深いシワになりやすく、早めの対策が必要です。
目元の皮膚は薄くて刺激に弱い場所であり、外部からの刺激もシワができやすい原因になります。
目をこすったり、洗顔やクレンジングの時にゴシゴシこすったりする習慣があると、肌の角質層にダメージを与えることになります。肌を守るバリア機能を低下させるため、シワになりやすいでしょう。
また、目元をこすると色素沈着を起こすため、シワだけでなくシミやクマを作る原因にもなります。
紫外線によるダメージも、目元にシワができる原因の一つです。強い紫外線を浴び続けると、肌の表面だけでなく、真皮層までダメージを与えます。真皮層には、ハリや弾力を保つコラーゲンやエラスチンがあります。これらが紫外線のダメージによって減少すると、肌は弾力を失い、深いシワの原因になるでしょう。
紫外線はシミの原因にもなるため、外出時は帽子やサングラスなどによる対策が欠かせません。
目の疲れも、目元にシワができる原因になります。目を酷使すると、目元の筋肉が緊張して血行不良を起こすためです。目元の血行が悪くなると皮膚に酸素や栄養、水分が十分に行き渡らなくなり、肌の新陳代謝が低下します。その結果、肌のハリが失われるため、シワができやすくなるでしょう。
特に最近は、パソコンやスマートフォンなどを長時間使用する人も多く、目の疲れが起こりやすい状態です。目元のシワを予防するには、目を休ませる工夫が必要になるでしょう。
目元のシワは、加齢も大きな原因です。年齢とともに、皮膚の水分量や皮脂量、真皮層のコラーゲン・エラスチンが減少するため、シワができやすくなってしまいます。年齢により肌の新陳代謝が低下することも、シワの原因といえるでしょう。
加齢によって顔の筋肉が衰えることも、シワの増加につながります。目の周りには眼輪筋(がんりんきん)と呼ばれる筋肉があり、眼輪筋が衰えると、皮膚にハリがなくなって、目元にシワができやすくなります。
目元は動きやすい場所のため、表情によるシワも年齢とともに深くなるでしょう。肌の乾燥や紫外線などの原因で目元シワができ始め、表情のクセが重なることで深いシワになります。眉間にシワを寄せるクセがあったり、よく笑ったりする場合には、表情によるシワができやすいでしょう。
目元のシワは、早めの予防が大切です。ここでは、6つの予防法を解説します。
乾燥しやすい目元には、十分な保湿ケアが不可欠です。化粧水でしっかり水分を補給し、乳液やクリームで水分の蒸発を防ぎましょう。
保湿成分には、次のものが挙げられます。
セラミドは、肌の保水力にかかわる成分です。肌の角質層にあり、水分と油分を閉じ込める働きがあります。肌を保護するバリア機能にもかかわり、セラミドの作用によって肌のバリアが働いて、外部からの刺激から肌を守っています。
ヒアルロン酸は、水分を蓄える性質があり、みずみずしい肌を保つために欠かせない成分です。細胞と細胞の間に存在するゼリー状の成分で、細胞同士をつないでクッションのような役割を果たしています。
コラーゲンには、肌にハリや弾力を与え、水分を抱え込む働きがあります。エラスチンは、コラーゲンと一緒に肌のハリを保つ成分です。
目元のシワが気になる方は、正しいスキンケアを実践しましょう。
化粧水の後には、目元の小ジワを目立たなくする美容成分を含むアイクリームを使うのもおすすめです。アイクリームについては、後の項目で紹介します。
クレンジングは丁寧に行いましょう。マスカラやアイライナーなどのアイメイクは落としにくいため、ゴシゴシとこすりがちです。しっかりメイクした日には、洗浄力の強いクレンジングを使う場合もあるでしょう。しかし、洗浄力の強いクレンジングは肌を乾燥させ、刺激も与えるためにシワの原因になりやすくなります。
クレンジングはできるだけ洗浄力の強すぎないタイプを選び、目元に刺激を与えないよう、優しく落としましょう。美容成分や保湿成分が配合されたクレンジングを選べば、メイク汚れをしっかり落としながら、目元の乾燥を防げます。
目元のクレンジングには、専用のアイメイクリムーバーを使うのもおすすめです。
アイメイクリムーバーは、アイメイクをこすることなく落とせるように作られています。顔全体のクレンジングをする前に使うことで、アイメイクをゴシゴシこすらず、優しく落とせるでしょう。
目を酷使しがちな場合は、目元の血行を良くするためのマッサージがおすすめです。目元の血行を促すことで、眼精疲労による血行不良や筋肉の衰えの改善が期待できます。
マッサージの手順は、次のとおりです。
マッサージは、スキンケアの最後に行うのがおすすめです。ホットアイマスクで目元を温めてから行うと、より効果が期待できます。
日々のスキンケアに、目元専用のアイテムを取り入れるのもおすすめです。アイクリームを使うことで、目元のシワに効果的にアプローチできます。
アイクリームは保湿成分が高く、乾燥しがちな目元をしっかりと保湿できるのが特徴です。また、目元への刺激を避けるため、使いやすいテクスチャーに工夫されています。
アイクリームは、化粧水のあとに使用しましょう。
塗り方の手順は、次のとおりです。
伸ばす時は、力の入りにくい薬指を使ってください。
アイクリームは、説明書に記載されている使用量を守って使いましょう。使う量が少なすぎると、摩擦が起きて刺激につながります。逆に多すぎると油分が過剰になり、肌トラブルを起こしやすくなるため、注意してください。
目元のシワ予防には、紫外線対策が欠かせません。外出時はつばの広い帽子や日傘を使い、UVカットのサングラスをするのもおすすめです。毎日、朝のスキンケア後に日焼け止めを塗ることも忘れないでください。
ただし、目元の肌はデリケートなため、日焼け止めは刺激の少ないものを選ぶか、UVカットパウダーで押さえるようにすると良いでしょう。
目元シワが気になる時は、生活習慣の改善も必要です。睡眠不足はシワの原因になるため、毎日の睡眠に気を遣いましょう。規則正しい生活習慣をするように心がけ、良質な睡眠を取ってください。
ストレスの蓄積もNGです。ストレスは、肌のターンオーバーのサイクルを乱して、肌に悪影響を及ぼし、シワを作る原因になります。リラックスを心がけたり、趣味を楽しんだりして、ストレスを溜めない工夫をしてください。
栄養のバランスも大切です。タンパク質やビタミン・ミネラルをバランスよく摂るようにしましょう。
目元シワの予防には、スキンケア商品の選び方も大切です。目元シワを予防できる成分が配合されている商品の中から、できるだけ刺激の少ないものを選びましょう。
スキンケア商品は、目元シワの予防ができる成分が配合されているかをチェックしましょう。
特に、次の成分が配合されているものがおすすめです。
成分 | 特徴・期待できる効果 |
---|---|
レチノール |
・ビタミンAの一種 ・細胞の新陳代謝を促す ・コラーゲンとエラスチンの生成を促し、肌にハリや弾力を与えてシワを目立たなくする |
ビタミンC |
・コラーゲンとエラスチンの生成を促進する ・血行を促し老化の原因となる酸化を防ぐ作用がある ・シミの原因となるメラニンを抑制する |
ナイアシンアミド |
・ビタミンB群の一種 ・コラーゲンの生成を促進し、シワを予防する ・セラミドの生成を促して肌のバリア機能をサポートする |
レチノールとナイアシンアミドは、シワ改善の効果・効能が認められた有効成分であり、これらが配合されているものは「医薬部外品(薬用化粧品)」となります。
これらの成分が配合された商品なら、コラーゲンやエラスチンの生成を促したり、肌の潤いを高めたりして、目元シワの予防が期待できるでしょう。
目元の皮膚は薄く、デリケートなため、できるだけ刺激が少ないスキンケア商品を選ぶことが大切です。
低刺激処方とされるアイテムは「無香料」「無着色」「無鉱物油」「防腐剤無添加」といった記載がされています。これらのアイテムを選び、使う時は少量から試してみると良いでしょう。
特に肌が敏感な方は「アレルギーテスト済」「スティンギングテスト済」といった肌への刺激について試験済みのアイテムを選ぶのもおすすめです。
ただし、試験済みでも個人差はあるため、かゆみや刺激を感じた場合は、使用を中止して様子をみましょう。
刺激を避けるためには、使用感のチェックも大切です。毎日・朝晩行うスキンケアで使いやすく、目元に摩擦や刺激を与えない伸びの良いテクスチャーのものを選ぶとよいでしょう。
目元にシワができやすいNGな習慣があります。今している習慣があれば、すぐに改善しましょう。
目元をすぐこする習慣は、目元シワの原因です。洗顔やスキンケアの際に「汚れを良く落としたい」「成分をしっかりなじませたい」という思いから、ゴシゴシとこすってしまうことがあるかもしれません。しかし、このような習慣はシワの原因になります。
また、アイメイクの際に目元の皮膚を引っ張ることも、目元シワにつながります。
さらに、花粉症の時期は目元がかゆくなって強くこすってしまいがちです。冷たいタオルを当てるなど、こすらない対策をしましょう。
睡眠不足や睡眠の質が悪いと、目元にシワができやすくなります。睡眠中は、成長ホルモンの分泌が促進され、日中にダメージを受けた細胞が修復・再生される大切な時間です。睡眠を十分に取らないと、皮膚細胞の再生がうまくいかず、肌のハリが失われてシワにつながります。
また、睡眠不足は、肌の新陳代謝であるターンオーバーを低下させる原因です。ターンオーバーのサイクルはおよそ1カ月ですが、睡眠不足で成長ホルモンの分泌が妨げられると、ターンオーバーも低下してしまいます。
ターンオーバーの低下は肌にも影響し、目元にシワができる原因になるでしょう。
偏った食生活や無理なダイエットは、肌の健康に欠かせないタンパク質やビタミンの不足を引き起こし、目元シワの原因になります。
偏食やダイエットによって、肌の材料となるタンパク質や、肌の再生に欠かせないビタミンミネラルが不足してしまうと、肌細胞に栄養が十分行き届かなくなります。肌トラブルを起こしやすくなり、目元シワもできやすくなるでしょう。
目元シワを予防するためには、次の栄養素をバランス良く摂ることを心がけてください。
栄養素 | 働きと主な食材 |
---|---|
タンパク質 | ・肌の材料になる ・肉類、魚類、卵、大豆、乳製品 |
ビタミンA | ・皮膚や粘膜、目の正常な機能を維持する ・レバー、うなぎ、大葉、人参、チーズ |
ビタミンB群 | ・美肌づくりにビタミンB2とB6が有効 ・野菜、果物、納豆、かつお、まぐろ、レバー |
ビタミンC | ・タンパク質の代謝に関与する ・ピーマン、ブロッコリー、芽キャベツ、キウイ、イチゴ |
ビタミンE | ・肌老化の原因となる活性酸素の生成を抑制する ・ほうれん草、ブロッコリー、キウイ、トマトひまわり油、紅花油 |
カルシウム | ・肌細胞の代謝を促進する ・乳製品、小魚、海藻 |
どうしても外食が多くなる時は、不足しがちな栄養素をサプリメントで補う方法もあります。サプリメントであれば、毎日の食事に足りない栄養素を手軽に補給できます。
できてしまった目元のシワは、メイクで目立たなくすることも可能です。ベースメイクは薄めを心がけ、シワが気になる部分にハイライトを入れることで、シワがカバーされて、肌をきれいにみせられます。
シワに目がいかないよう、マスカラなどでまつ毛を際立たせることで、視線を集める方法もあります。
メイク用品は、シワに有効な成分や保湿成分が配合されたアイテムを選ぶと良いでしょう。
目元のシワを隠したいからと、ファンデーションやコンシーラーで厚塗りするのはNGです。シワの部分に入り込んで、ひび割れやヨレが起きると、かえってシワを目立たせてしまいます。薄付きでカバー力のあるファンデーション・コンシーラーを使うことで、きれいに仕上げられるでしょう。
メイクでは、目元シワをある程度カバーはできるものの、根本的な改善ではないため、日頃の予防をしっかり行うことが大切です。
目元は皮膚が薄く皮脂量も少ないため、シワができやすい場所です。乾燥や外部からの刺激、紫外線のダメージなどで増えやすく、予防が欠かせません。保湿ケアの徹底と紫外線対策を行うとともに、睡眠や栄養バランスの改善など生活習慣を整えるようにしましょう。
スキンケアにアイクリームを加えたり、シワ予防ができる成分の配合されたアイテムを使ったりするのもおすすめです。
刺激を与えない正しいスキンケアで、目元のシワを予防しましょう。
最後までお読みいただきありがとうございます!
(マルイ編集部)