更新日:2023/10/28

【結婚式・披露宴】挨拶&スピーチ例文集!基本的なマナーとスピーチに適した服装を解説!

結婚式・披露宴で挨拶などを依頼された場合は、どのようなメッセージを用意しておけば良いのかが悩みどころとなります。特に、このような場でスピーチをした経験がない人の場合は特に、基本的なマナーから徹底的に理解しておくことが大切です。そこで今回は、結婚式で素敵なメッセージを伝えるためのマナーや例文などについて詳しく解説するとともに、結婚式・披露宴にぴったりな服装を紹介します。

ゲストスピーチってどんなもの?

一般的な流れで行われる結婚式の場合、乾杯前には主賓祝辞、披露宴後半には友人代表のスピーチの時間が設けられているケースが多く見られます。これらのスピーチは「ゲストスピーチ」と呼ばれており、日本の結婚式では定番となっているものです。ゲストスピーチには基本的な構成があるため、この構成にのっとって祝福のメッセージを考えることがポイントです。

具体的には、スピーチの最初に祝福の言葉を述べ、スピーチをする人の自己紹介を簡単に行います。自己紹介では新郎新婦との関係性や自分の名前、場合によっては会社の名前や役職などを言ってもよいでしょう。続いて、新郎新婦との具体的なエピソードについて話をします。結婚式は喜ばしいお祝いの席であるため、新郎新婦のことを称賛する内容や、自分しか知らない意外な一面などについて紹介すると場が和みます。

そして、ゲストスピーチの最後には、新郎新婦2人へのメッセージも忘れないようにしましょう。「末永くお幸せに!」や「今後ともどうぞよろしく」など、スピーチを締めくくるようなひと言があれば、まとまりのあるスピーチという印象につながりやすいといえます。

ゲストスピーチを依頼された場合は、自分が話をするタイミングや場所などについて確認しておくことが求められます。これらのことは、結婚式場に問い合わせるなどして事前に確認しておくとスムーズです。加えて、自分の役割も確認しておきたいポイントの一つです。たとえば、自分の前後にはどのような人がスピーチをするのかや、自分に割り当てられたスピーチの時間などを確認したうえで、スピーチの内容について考えていくと、よりオリジナリティのあるスピーチとなる可能性が高いといえます。

さらに、新郎新婦の名前や会社名など、基本的な情報は間違えのないように尋ねておくことが欠かせません。加えて、披露宴のスタイルや雰囲気などがあらかじめ把握できていると、スピーチの内容にも反映しやすいというメリットがあります。

結婚式のゲストスピーチ

これだけは守って!基本マナーを知ろう

ゲストスピーチの基本的なマナーを守ると、より素敵なスピーチとなります。まず、結婚式のスピーチでは、忌み言葉や重ね言葉を使うのはマナー違反です。忌み言葉は別れを連想させる言葉であり、日本では不吉・不幸な言葉として知られているため、晴れやかな結婚式で使用するのは禁止されています。

たとえば、「切る」や「別れる」、「忙しい」、「離れる」、「悲しむ」などの言葉は、忌み言葉にあたるものです。加えて、重ね言葉とは、同じ言葉を繰り返したものであるため、再婚を連想するといわれています。具体的に、「再び」や「たびたび」、「しばしば」、「重ね重ね」、「繰り返し」などは、重ね言葉に分類されています。基本的に、結婚は一度限りのものです。そのため、別れや再婚を連想するような言葉は不快度が高いと判断されるため、ゲストスピーチでは忌み言葉・重ね言葉を使わないように十分気を付けましょう。

また、「個性的なエピソードを盛り込もう」や「場を和ませよう」と考えるあまり、暴露話や過去の恋愛トークなどを持ち出すのは厳禁です。これらの話題は新郎新婦を傷付ける可能性が高いのはもちろんのこと、内容によっては列席者に恥をかかせたり、悲しませたりすることもあります。そのため、前の段落でご紹介した確認事項は前日までに必ず聞いておき、結婚式に参加しているすべての人が和やかな気持ちで聴ける内容のスピーチに仕上げるのは、とても大切なことといえます。

さらに、結婚式にはさまざまな世代のゲストが出席するのが一般的です。そのため、どの世代のゲストでも安心して聴ける話し方を意識することがポイントです。大きな声でゆっくりと、はっきりと話をすると、多くのゲストが聴きやすいと感じます。加えて、明るい口調で堂々とした立ち振る舞いになるよう心がけると、より好印象につながります。

結婚式のゲストスピーチを依頼されると、スピーチのことで頭がいっぱいになったり、緊張したりする人も多いでしょう。しかし、結婚式の主役はあくまでも新郎新婦であるため、スピーチは基本的に5分以内におさめるのが無難です。ゲストスピーチが長すぎると新郎新婦もゲストも疲れてしまうので、聞き手が疲れない内容・持ち時間を心がけましょう。

結婚式のゲストスピーチ

上手なスピーチをするコツ

ゲストスピーチを上手に行うために、複数のコツを押さえておきましょう。まず、スピーチの時間が長くなりすぎないように、事前に調整することはとても大切です。結婚式や披露宴のプログラムは細かく決められているため、スピーチの時間が延びてしまうと、その後のプログラムにまで影響してしまうおそれがあります。加えて、ゲストスピーチのなかには、自己紹介を盛り込むのがマナーです。自己紹介は極力手短に済ませ、新郎新婦との関係性なども簡潔に紹介するにとどめるとよいでしょう。

次に、結婚式や披露宴の雰囲気に合ったスピーチを意識することも重要です。式場によってスピーチの段取りは若干異なるため、心配事があるのであれば式場に事前に問い合わせるなどして確認しておきましょう。続いて、明るくゆっくり、はっきりと発音しながら話ができるように、何度も練習しておくことも欠かせません。特に、本番ではたくさんの人に注目されながら話をするため、多くの人が緊張してしまいます。すると、早口になるなどして、聞き取りにくいスピーチになってしまうおそれがあります。事前に声に出して練習しておくと、本番で成功する可能性がぐっとアップするでしょう。

また、ゲストスピーチでは、印象深いエピソードを組み込んでおくと、より好感の持てるスピーチになります。新郎新婦を褒めるエピソードや、ともに頑張ったという内容なら、ゲストは安心して耳を傾けることができるでしょう。

結婚式披露宴の乾杯

これで完璧!例文集

ゲストスピーチを依頼された場合、一から内容を作り上げるのは難しいという問題があります。ゲストスピーチを考えるときには、例文を参考にしましょう。ここでは、シチュエーションごとに例文を紹介していきます。

主賓祝辞

主賓祝辞に関しては、職場の上司や恩師などに依頼をするケースがほとんどです。主賓祝辞ではメッセージ性のある内容を意識するとともに、具体的でありながらも好感が持てるような内容のエピソードを盛り込むとよいでしょう。

たとえば、「ただ今ご紹介にあずかりました、○○○○(会社名)の○○と申します。本日はこのような華やかな席にお招きいただきまして、大変光栄なことでございます。甚だ僭越ではございますが、ご指名いただきましたので、ひと言お祝いの言葉を述べさせていただきます。〇〇(新郎)さん、〇〇(新婦)さん、並びにご両家の皆さま、本日はご結婚誠におめでとうございます。(どうぞお掛けください。)」などと前置きをしたうえで、具体的なエピソードに移ります。

「○○さんとは入社したときからの付き合いで、3年ほど一緒に仕事をしております。○○さんははつらつとしており元気が良く、新入社員のリーダー的な存在で、いつも若いメンバーを引っ張っていってくれる期待の星です。入社直後から非常に積極的で吸収も速く、今では会社にとってなくてはならない存在です」などとして、会社での様子や、新郎新婦を褒めるような内容を意識して文章を作りましょう。

最後は、「少々長くなりましたが、若いお二人のご多幸を祈念いたしまして、私の挨拶とさせていただきます。本日は誠におめでとうございます」などの言葉でスピーチを締めくくりましょう。主賓祝辞は上司から部下に対して行われることも多いため、内容によっては説教をしているような印象をもたらすおそれがあります。主賓祝辞では説教や会社の宣伝などは控え、あくまでも新郎新婦の門出を祝福する内容を意識して、5分以内におさめることがポイントです。

乾杯の挨拶

乾杯の挨拶ではとにかく簡潔に終わらせることを意識したうえで、3分程度のスピーチを考えておくことがポイントです。たとえば、「〇〇(新郎)さん、〇〇(新婦)さん、ご結婚おめでとうございます。ただ今司会の方からご紹介にあずかりました、〇〇○○(会社名)の〇〇でございます。僭越ではございますが、乾杯の音頭を取らせていただきます」などとして、司会者に合図を送ってゲストに起立してもらいます。乾杯のタイミングに関しては、司会者に伝わりやすいように指示を出すことがポイントです。もし、自分自身でゲストに起立を促すのであれば、「それでは皆様グラスをお持ちの上、お立ち上がりください」などとするとスマートです。

そして、「それでは、ご唱和ください。お二人の末永いお幸せと、ご両家の皆様のご健勝とご多幸を祈念いたしまして、乾杯!」などとして、新郎新婦へのメッセージも忘れずに述べてから締めくくります。乾杯の挨拶が成功するかどうかは、ゲストが起立するタイミングやスピーチのボリュームなどにかかっています。そのため、事前に式場のスタッフと相談するなどして、簡潔に終わらせる工夫をしましょう。

友人代表スピーチ

友人代表のスピーチでは硬くなりすぎないように気を付けたうえで、披露宴の雰囲気に合わせた内容にするとよいでしょう。特に、友人代表のスピーチでは自分ならではのエピソードを話すことができれば、場の雰囲気も和やかになる可能性が高いといえます。スピーチの最初は、「◯◯さん(新郎)、◯◯さん(新婦)、並びにご両家の皆様、本日はご結婚おめでとうございます。このような素晴らしい結婚式にお招きいただき、心より感謝申し上げます」などと前置きをして、簡単な自己紹介に移ります。

「ただ今ご紹介にあずかりました、新郎の友人の○○と申します。僭越ではございますが、○○さんの友人の代表として、ひと言ご挨拶をさせていただきたいと思います。○○さんとは小学校から仲が良く、中学・高校では同じテニス部で汗を流しました」など、具体的なエピソードを盛り込んでいきましょう。友人代表ということで、なかには「祝福したい」という気持ちが強すぎるあまり、エピソードをあれこれ盛り込みたいという人もいるでしょう。しかし、エピソードは印象的なものに絞って紹介したほうが、より魅力的なスピーチになります。

スピーチの最後は、「長くなりましたが、これをもちましてお二人へのはなむけの言葉とさせていただきます。本日は、誠におめでとうございます」などの言葉できれいにまとめます。友人代表のスピーチに関しても長すぎるものは控え、3分程度におさめるのがポイントです。

結婚式披露宴の乾杯

披露宴のスピーチに最適な服装とは?

披露宴には新郎新婦の親族や上司など目上の人も参加します。そのような人にも不快感を与えない服装を意識する必要があります。スピーチをおこなう場合は、他のゲストよりも上品さのある服装が重要です。多くのゲストの前で話すため、悪目立ちしないコーディネートがポイントです。

たとえば、明るく爽やかなドレスやしっかりとした印象を与えるドレスを選べば「友達に恵まれている」「しっかりとした友達がいるから安心」という印象を与えることができます。

服装選びに迷う際はレンタルドレスがおすすめです。すでにお持ちのドレスとは違った印象を与えたい場合、その都度最適な服装を着ることができます。またレンタルドレスのドレニなら、無料で試着ができるショールームがあり、スタッフがコーディネートやマナーまでトータルでサポートしてくれます。一度利用してみてはいかがでしょうか。

この記事の著者

  • DRENiコラム編集部​

レンタルドレス「DRENi」を運営。公式インスタグラムにてドレス​のコーディネートや結婚式にお呼ばれされた時のドレスアップマナーなどを配信中。

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