妊娠中の結婚式のお呼ばれでは体調最優先
妊娠中に結婚式にお呼ばれされたなら、まずは自分の体調を優先し、医師と相談しながら無理せず出席・欠席を判断することが大切です。また、出席が決まったなら、そのときのサイズに合わせる必要があるドレスは購入するよりもレンタルするのがお得といえます。
レンタルドレスなら豊富な種類のドレスのなかから、そのときの自分の体型や好みに合ったものを選べます。羽織ものやバッグも揃っているので、レンタルドレスの色やデザインに合わせて新たに購入する必要もないので家計にも優しく安心です。
お呼ばれしたときの出席の連絡
結婚式に出席することを決めた場合、招待状を受け取ったときは体調に問題がなかったとしても、式の直前に体調が悪くなる可能性もあります。そこで、新郎新婦に妊娠していることと、体調によっては直前にキャンセルする可能性があることを伝えておきましょう。食物アレルギーなどを記載する欄がある場合は、アルコールや生ものは食べられないことを記入しておきます。また、妊娠中はトイレが近くなることもあるため、なるべくお手洗いに近い席にしてほしいなどの希望も伝えておくと安心です。
妊娠中に結婚式に着ていく服装の選び方
ドレス
結婚式に着るドレスはお腹の膨らみ具合に合わせて選ぶ必要があり、妊娠の時期や個人によって膨らみ具合が異なるため結婚式が近づいてから選びます。例えば、妊娠初期はほとんどお腹が目立ちませんが、ウエストを締め付けないものを選ぶと安心です。
妊娠中期以降はアンダーバストやお腹を締め付けないシルエットを選び、その時の自分の正確なサイズやスカートの丈も確認しなければいけません。妊娠するとウエストはもちろん、バストやヒップもサイズアップすることが多く妊娠前と同じサイズが入らなくなってしまうからです。また、お腹が膨らんでくると生地が持ち上げられてスカートの丈が想像以上に短くなることがあります。
そこで、気になるのはサイズを選ぶ際の目安です。自分の正確なサイズを測ったら、バストは+2cm、ウエストは+6~8cm程度を目安に選びます。着丈は記載されている長さより2cm程度は短くなることを考慮しましょう。スカートが短すぎると体を冷やしてしまう可能性があるため、ひざ下など少し長めの丈を意識します。シルエットはお腹にゆとりがあるAラインやバルーンワンピーズがぴったりで、なるべく柔らかい生地を選ぶのがポイントです。
靴
一般的に、結婚式ではヒールを履くのがマナーですが、妊娠中であればヒールを履く必要はなく体調や安全を考慮して靴を選びます。特に、ピンヒールは不安定で履きなれている人でも転倒する危険があるので避けなければいけません。
そこで、無理にヒールを履くのではなく、フォーマルなフラットシューズや安定している太めのローヒールパンプスなどが向いています。ストラップが付いているタイプや滑りにくい素材の靴ならより安心です。おろしたての履きなれていない靴はローヒールでもバランスを崩す可能性があるため、できれば履き慣れた靴にします。
どうしても結婚式に履いていけるような靴がないのであれば、移動中は履きなれた靴を履いて会場に入る前に履き替えるなど工夫してみましょう。また、妊娠中はむくみやすくなるので、普段よりもワンサイズ大きめにすると負担がかかりにくくなります。
小物
ドレスや靴が決まったらそれに合わせて小物もコーディネートしたいものです。まず、袖のあるドレスであってもショールやボレロなど羽織れるものを準備しておき、体を冷やさないようにしましょう。特に、夏は羽織るものをあまり意識しませんが、冷房が効いていることが多いため必須です。冬場の結婚式ならカイロやゆるめの腹巻きを準備しておくと役立ちます。
また、妊娠中は羽織もののほかにもタオルやエチケット袋など荷物が多くなりがちです。大きめのバッグを用意しておけば安心ですし、華やかなデザインのものを選べばコーディネートを引き立てられます。
【季節別】結婚式のお呼ばれにおすすめのマタニティドレス
マタニティドレスは通常のドレスよりも選択肢が狭まってしまうため、どのように選べばよいかわからない方も多いでしょう。結婚式を引き立てるためには、季節に合わせるのがおすすめです。
ここでは季節別におすすめのマタニティドレスを紹介します。
春はピンクや明るめのグリーンカラー
春は暖かな日差しと花が咲き誇る季節です。ピンクやグリーンなど、明るいパステルカラーのドレスがおすすめです。バイカラーは避け、なじみやすいピンクや鮮やかなグリーンを選ぶと良いでしょう。
ピンクは女性らしさや可愛らしさを演出してくれるカラーです。淡いピンクなら、上品で優しい印象に。ビビッドなピンクなら、華やかで明るい印象になります。グリーンは爽やかでフレッシュな印象を与え、春の芽吹きを感じさせてくれます。
夏は明るく涼しげなブルー・ネイビー
夏は強い日差しと青い空が印象的な季節です。ブルーやネイビーなど涼しげなカラーがよく合うでしょう。
ブルーカラーのドレスは清潔感があり、暗くなりすぎず程よい華やかさが結婚式などのお祝いの席にぴったりです。ネイビーは知的で上品な印象を与えてくれるカラーです。フォーマルな場にもふさわしく、落ち着いた雰囲気を演出できます。
秋は落ち着いた色合いのボルドーやモカ・ブラウン
秋は紅葉や落ち葉など、深みのある色が美しい季節です。ボルドーやモカなど、暖色系の落ち着いたカラーのドレスは、秋のシックな雰囲気におすすめです。
ボルドーは赤ワインのような深みのある赤色で、上品で華やかな大人の女性らしさを演出してくれます。特に、30代以降の大人ドレスとして最適です。モカはコーヒーを思わせるような、柔らかなブラウンです。優しい印象を与え、温かみのある雰囲気を醸し出します。
素材はベロアやコーデュロイなど、温かみのあるものがおすすめです。ロングドレスの場合、ローヒールやノーヒールと合わせると裾に躓く可能性があるので、サイズ感は慎重に確認しましょう。
冬はブラックなど濃いめのカラー
冬は雪景色やクリスマスなど、静寂と華やかさが共存する季節です。ブラックやネイビー、ディープグリーンなど、濃いめのカラーのドレスは、冬の凛とした雰囲気にマッチします。厚手のレースデザインや袖丈・スカート丈が長めのものを選ぶと防寒対策になり、妊娠中でも安心です。
ブラックは、シックで上品な印象を与え、どんなシーンにも対応できる万能カラー。フォーマルな場にもふさわしく、落ち着いた雰囲気を演出できます。全体が暗くならないよう、ベージュやゴールド系の小物と合わせるとよいでしょう。
ネイビーは、知的で洗練された印象を与え、大人の女性らしさを引き立てます。ディープグリーンは、クリスマスツリーを連想させる、冬らしいカラーです。落ち着いた雰囲気の中に、華やかさをプラスしてくれます。
妊娠中に結婚式の参列する際にあると便利なもの
妊娠中は、華やかさよりも「万が一の際に備えること」が大切です。ここでは結婚式の参列する際にあると便利なものを紹介します。
ローヒールシューズ
妊娠中は体のバランスが変わりやすく、足元が不安定になりがちです。また、足がむくみやすくなるため、普段のヒールでも歩きにくく感じることがあります。そのため、結婚式に参列する際は、ローヒールのパンプスや履き慣れたフラットシューズなど安定感のある靴を選びましょう。
ヒールの高さは、3cm程度までが目安です。デザインは 足がむれにくいものがおすすめです。
ペチコート
マタニティ用のドレスは、お腹周りにゆとりを持たせたデザインが多いですが、その分、スカート部分が透けやすくなってしまうこともあります。ペチコートを着用することで、透け感を防ぎ、安心してドレスを着こなすことができます。
マタニティ用のペチコートはお腹周りにゆとりを持たせたデザインで、締め付け感がなく、快適な着心地です。静電気防止や汗によるドレスへの汚れを防ぐ効果もあるため、一枚持っておくと重宝します。
羽織もの
妊娠中は体温調節が難しく、冷えを感じやすくなります。結婚式に参列する際は、体温調節のために羽織ものを持参するのがおすすめです。特に、ノースリーブのドレスを着る場合は、羽織りものを合わせると肩や腕の露出を抑え、上品な印象になります。
素材は季節に合わせて選びましょう。春や秋は、薄手のストールやカーディガンがおすすめです。夏は冷房対策として、薄手のカーディガンやボレロがあると便利です。冬はウールやカシミヤ素材など、保温性の高いものを選びましょう。
ワンサイズ大きめのドレス
妊娠中は体型が変化しやすいため、結婚式に参列するドレスは、ワンサイズ大きめのものを用意しておくと安心です。試着の際に、少しゆとりのあるサイズを選んでおきましょう。
デザインは、Aラインやエンパイアラインなど、ゆったりとしたシルエットのものがおすすめです。素材は伸縮性のあるものを選びましょう。妊娠中は、肌が敏感になりやすいため、柔らかい素材のドレスを選びましょう。
試着サービスのあるレンタルドレスを利用するのも良い方法です。体型の変化にも柔軟に対応できますし、妊娠期間中だけ必要なドレスを借りることができます。
結婚式当日に注意すること
結婚式当日は、もしも体調が悪くなったときに備えて母子手帳や健康保険証、かかりつけの産婦人科の診察券を忘れないように気を付けます。つわりが心配な人はタオルやエチケット袋を忘れてはいけません。ガムやキャンディーを持っていくと気分をリフレッシュできるはずです。それから、ナプキンを持参しておけば万が一出血したり破水したりしたときに対応できます。
また、会場に着いたら、最初に休憩できるスペースやトイレの場所をチェックしておきましょう。横になるのは難しくてもゆったりとしたソファに座るだけで体調が楽になります。演出で立っている時間が長くなりそうなときは、早めにスタッフに申し出て椅子を準備してもらうなど無理をしないことが大切です。
結婚式場から披露宴会場までやキャンドルサービス中のトイレや具合が悪くなって席を立つときなど、移動する際は転倒しないように気を付けます。気をつかってトイレや体調不良を我慢していると、ゆとりが持てなくなるので我慢せず気持ちにも時間にもゆとりがあると安心です。
食事は食べられるものを食べられる分だけいただきます。結婚式の料理は見た目から食欲をそそられるため、ついつい食べ過ぎてしまいがちですが、体調をみながら食べましょう。それから、妊娠中はアルコールやカフェインを控える必要があります。乾杯の際はグラスに口を付ける程度にするだけでなく、食事中のドリンクも要注意です。特に、ノンアルコールビールはノンアルコールという名前が付いていても、微量のアルコールが含まれています。ドリンクを選ぶ際はこれらを意識することも大切です。
結婚式のマタニティドレスをレンタルするメリット
結婚式のマタニティドレスはレンタルがおすすめです。ここではレンタルをおすすめする3つの理由を紹介します。
費用を抑えられる
マタニティドレスは妊娠期間中しか着用しないため、購入すると高額な費用がかかります。特に、結婚式などフォーマルな場に着ていくドレスは、さらに高価になるでしょう。
レンタルであれば、購入するよりもはるかに安い費用でドレスを手に入れることができます。例えば、購入すると数万円するドレスも、レンタルなら数千円から選べます。また、クリーニング代が不要で保管場所も必要ありません。
マタニティドレスをレンタルすることで、費用を大幅に節約できます。浮いた費用は、ベビー用品や出産準備など、他の必要なものにあてることができます。
自分の体型に合ったドレスを選べる
妊娠中は、体型が日々変化していきます。特に、お腹の大きさやバスト、ヒップのサイズ変化は著しく、妊娠初期に購入したドレスが妊娠後期には着られなくなってしまうことも珍しくありません。
レンタルであれば、お腹の大きさに合わせてドレスを選ぶことができます。多くの場合、幅広いサイズやデザインのドレスを取り揃えているため、自分にぴったりの一着を見つけることができるでしょう。
また、レンタルショップのスタッフに相談すれば、体型に合ったドレス選びのアドバイスをもらえるのも嬉しいポイントです。
保管やメンテナンスの必要がない
購入すると、着用後も保管場所を確保しなければなりません。クローゼットのスペースを圧迫したり、型崩れを防ぐためのケアが必要になったりすることもあります。
特に、マタニティドレスは妊娠期間中しか着用しないため、その後はクローゼットで眠ったままになってしまう可能性が高いです。そうなると、ドレスを保管する場所を確保する必要があり、かさばってしまいます。
レンタルであれば、着用後は返却するだけなので、保管場所やメンテナンスに悩む必要がありません。クリーニングもレンタル会社が行うため、手間がかかりません。自分でクリーニングに出す手間や費用を考えると、レンタルのほうが楽で経済的といえるでしょう。