ファッション通販マルイウェブチャネル > コラムからさがす > 小鼻の黒ずみ毛穴の原因は?効果的なケアを紹介
BY マルイ編集部
最終更新日:2024/11/07
小鼻の黒ずみが気になり、ついついファンデーションを厚塗りしすぎてしまう、という方は少なくないでしょう。小鼻の黒ずみの原因は、角栓の酸化や開いた毛穴、産毛の詰まりなどです。小鼻の黒ずみを改善するには、肌の外側と内側の両方からのケアが必要です。
そこで本記事では、小鼻の黒ずみの原因と効果的なケアを詳しく解説します。さらに、ケアする時の注意点まで紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
小鼻の黒ずみとは、鼻のまわり、とくに小鼻の部分にある黒い点や斑点のことです。いちご鼻ともいいます。小鼻の黒ずみは目立つため、多くの人が悩む肌トラブルの一つです。
次に、それぞれの原因を詳しくみていきましょう。
小鼻の黒ずみの原因は、角栓の酸化です。角栓は、皮脂腺から過剰に分泌された皮脂と角質が混ざり合ってできたものです。
通常、肌のターンオーバーにより、古い角質は自然にはがれ落ちます。しかし、ターンオーバーがうまくいかなかったり、肌のケアが十分でなかったりすると、古い角質が肌に残ってしまうのです。この角質と皮脂が混ざり合うと、角栓になります。
角栓は、もともと白い色をしていますが、酸化すると黒ずみます。角栓の詰まりが小鼻の黒ずみの原因であれば、触れるとザラザラとしているのですぐにわかるでしょう。
なお、皮脂が過剰に分泌される原因は、乾燥や体質、不規則な生活、ストレス、ホルモンバランスの乱れ、脂っこい食事などです。角栓を防ぐためには、皮脂コントロールや角質を落とすケアが欠かせません。
毛穴の開きも、小鼻の黒ずみの原因です。年を重ねると、肌のハリを維持していたコラーゲンやエラスチンが減ってしまい、肌がたるみやすくなります。毛穴の開きは、肌がたるむことで、毛穴が下に引っ張られることが要因です。
毛穴が開くと、皮脂やメイクの汚れが詰まりやすくなり、さらに角栓が生じます。加齢だけでなく、間違った肌ケアも毛穴が開く要因となります。
小鼻の黒ずみは、産毛の詰まりが原因で生じる場合があります。通常、寿命を終えた産毛は自然に抜け落ちますが、角栓により毛穴が詰まっていると、抜け落ちずに角栓の中に詰まってしまいます。
産毛の詰まりも、丁寧なスキンケアによって改善を図りましょう。
それほど多くはありませんが、メラニン色素の沈着も小鼻の黒ずみの原因です。これは毛穴周辺にメラニン色素が生成され、毛穴自体が黒くなるためです。
毛穴のまわりにシミができたり、炎症後に色素沈着を起こしたりすると、毛穴が黒くなります。シミだけでなく、皮脂の過剰分泌やニキビが原因のこともあるでしょう。
また、角栓を無理やり出そうとしたりパックをやりすぎたりすると、肌をダメージから守ろうとして、メラニンが生成されることがあります。メラニン色素は、そのまま沈着してしまうこともあるため、このような行為は控えましょう。
角栓の詰まりの場合は肌がザラザラとしていますが、メラニン色素の沈着であれば肌がツルツルとしているため、区別できます。
小鼻の黒ずみは、丁寧にケアすることで改善が見込めます。効果的なケアとして挙げられるのは、次の3つです
次に、これらのケアを詳しく解説するため、試してみてください。
洗顔前に蒸しタオルを使うと、毛穴が開き、角栓を取り除きやすくなります。しかし、蒸しタオルを使うと肌への負担が大きくなるため、毎日のケアではなく、週に2回ほどにとどめておきましょう。
蒸しタオルの作り方は、簡単です。清潔なタオルを濡らし、600Wの電子レンジで30〜60秒ほど加熱します。電子レンジによって加熱加減が異なるため、加熱時間はあくまでも目安です。
ただし、蒸しタオルが熱すぎるとやけどのおそれがあるため、温度を確認して使用しましょう。
洗顔で汚れを丁寧に落とすことも、黒ずみのケアにおいて大切です。洗顔の際は、しっかりと泡立てた泡を肌の上で転がすようにして洗います。皮脂が多く分泌される鼻や頬から、泡を乗せると良いでしょう。
泡で洗うことだけでなく、きれいにすすぐことも重要です。34〜38℃ぐらいのぬるま湯でしっかりとすすぎます。洗顔料が残っていると、角栓の原因になる可能性があるため、注意しましょう。
洗顔料をうまく泡立てられないという方もいるかもしれません。そのような方にぴったりなのが、泡タイプの洗顔料です。泡立てる必要がなく、すぐに洗顔ができる便利アイテムのため、毎日のケアに多くの時間をかけたくないという社会人にもおすすめです。
メイクや日焼け止めは、クレンジングを使ってしっかり落としましょう。メイクや日焼け止めはクレンジングで、皮脂や汗、ホコリは洗顔料を使ってケアするのが基本です。
肌に残ったメイクや日焼け止めは、毛穴が詰まる要因です。ニキビなどの肌トラブルを招くこともあるため、ノーメイクでも日焼け止めを使った時は、クレンジングできれいに落としましょう。
しっかりメイクの時は、オイルやバームタイプのクレンジング、ナチュラルメイクの時はジェルタイプのものが適しています。とくに植物油脂(オイル)が含まれていると、角栓を取り除きやすくなります。クレンジングを選ぶ時は、配合成分をきちんとチェックしましょう。
また使い勝手も、クレンジングを選ぶ基準の一つです。濡れた手でも使えるタイプであれば、お風呂でも使いやすく、しっかりメイクもきれいに洗い流せます。
洗顔料やクレンジングの使用が日々のケアの基本ですが、拭き取り化粧水やクレイパックも試す価値ありです。
拭き取り化粧水は、洗顔では落としきれない汚れを落とすのに効果的です。汚れをしっかりと落とすことで、クリアな肌へと近づきます。また、次に使う化粧水や乳液の浸透を助ける作用も期待できるでしょう。なかには、保湿効果や肌荒れを防ぐ効果が期待できる高機能のものもあります。
クレイパックは、はがすタイプではなく、洗い流すタイプのほうが肌に優しくおすすめです。はがすタイプは、肌にダメージを与えかねないため注意しましょう。
汚れやホコリをきれいに洗い流した後は、しっかりと保湿することが重要です。うるおい不足は、皮脂の過剰分泌の要因となり、小鼻の黒ずみを招きます。
保湿する時は、化粧水と乳液の両方を使いましょう。化粧水は500円玉大、乳液は10円玉大ほどが適量です。乳液のべたつきが苦手という方は、ジェルタイプのあっさりしたものが使いやすくおすすめです。
毛穴が気になる場合、肌をキュッと引きしめる収れん化粧水を使ってみてはいかがでしょうか。収れん化粧水は、清涼感のあるタイプであれば、湿気や暑さが気になる夏場も、心地良く使えるでしょう。
小鼻の黒ずみを予防するためには、肌の内側からのケアも欠かせません。スキンケアを頑張っても黒ずみの改善が見られない場合は、ここで紹介するケアを試してみてください。身体を健康に導く内側からのケアが、美肌を育みます。
内側からのケアとしては、次の4つのポイントが大切です。
すべてを取り入れるのは難しくても、生活の中で少し意識するだけでも、肌の改善を期待できます。
毛穴汚れのない美しい肌をつくるために欠かせないのが、栄養バランスの取れた食事です。とくにタンパク質やビタミン類、ミネラル、亜鉛などのミネラル、食物繊維、必須脂肪酸は積極的に摂りましょう。これらの栄養素が多く含まれている食品は、次の通りです。
タンパク質:卵、鶏肉、豚肉などの肉類、豆類、牛乳やヨーグルトなどの乳製品 ビタミンA:レバー、うなぎ、海苔、人参、チーズ ビタミンB群:レバー、うなぎ、納豆、かつお、マグロ、サンマ、バナナ ビタミンC:キウイ、ブロッコリー、いちご、ピーマン ビタミンE:ほうれん草、ブロッコリー、トマト、ひまわり油 食物繊維:玄米、豆類、さつまいも、バナナ、きのこ類 必須脂肪酸:大豆油、コーン油、亜麻仁油、魚介類
しかし、これらの栄養素を毎日きちんと摂るのは、意外と難しいものです。食生活を改善する時は、一気に内容を変えるのではなく、食事の時に少しだけ栄養素を意識することが大切です。
身体の内側からのケアとして、質の良い睡眠は欠かせません。睡眠不足は、肌のターンオーバーを乱す要因の一つです。できるだけ同じ時間に就寝し、7〜8時間の睡眠時間を確保しましょう。
質の良い睡眠を取るためには、寝る前はリラックスすることが大切です。寝る1時間前から照明を落とし、スマホの利用を控えましょう。
ほかにも、布団が暑すぎたり寒すぎたりすると、深い眠りの妨げになります。夏場の暑い時期は、吸湿性の良い寝具がおすすめです。冬場は布団乾燥機などを利用すれば、快適な温度に保てます。
肌の水分量を上げるために、こまめな水分補給も大事です。身体の水分の約20%は、肌内に含まれているといわれています。水分が足りなくなると、新しい細胞が生まれず、肌のターンオーバーが妨げられてしまいます。
喉の渇きを感じなくても、こまめに少しずつ水分を摂取するようにしましょう。1日に2リットルほどの水分補給が目安です。自然と水分補給ができるように、ペットボトルを携帯するなどの習慣をつけましょう。
水分補給をする場合は、体温に近い常温の飲み物や、少し温めたものがおすすめです。カフェインの含まれた飲み物には利尿作用があり、体内の水分が失われやすくなるため、水やノンカフェインの飲み物を選びましょう。
内側からのケアとして、適度な運動も大切です。運動不足は血行不良を招き、冷えや肌のターンオーバーの乱れを招きます。運動する時間のない方は、階段を上り下りする、一駅歩く、寝る前のストレッチをするなど、日常生活で無理なくできる運動を取り入れてみてください。
小鼻の黒ずみを改善したいからと、ケアをやりすぎるのはかえってよくありません。ここでは、小鼻の黒ずみケアの注意点を紹介します。注意点は、次の3つです。
それぞれの注意点を解説します。
小鼻の黒ずみケアで注意すべき点は、顔を洗う時に強くゴシゴシと擦らないことです。鼻の黒ずみは、強く擦れば取れるというものではありません。
強い摩擦は、色素沈着やごわつきといったトラブルにつながります。クレンジングや洗顔をする時は、優しい力で洗うことが大切です。洗顔の際は、洗顔料をしっかり泡立てて、泡で汚れを洗い流すようにしましょう。
小鼻の原因である角栓を、ピンセットや指などで無理やり取るのはNGです。角栓が目立つと、取ってしまいたい衝動に駆られますが、無理やり取ろうとすると肌に負担がかかって逆効果です。ほかの肌トラブルを招く可能性すらあります。
小鼻の黒ずみを隠すために、ファンデーションを厚塗りしてはいけません。ファンデーションを必要以上に厚塗りすると、毛穴にファンデーションが詰まりやすくなります。
また、ファンデーションを厚塗りすると、きれいに落とそうと洗顔に力が入りがちです。洗顔のしすぎも、肌にダメージを及ぼします。また手間をかけて洗い流しても、ファンデーションが肌に残る可能性が高くなります。
ファンデーションの代わりに、コンシーラーをピンポイントで使うというのも手ですが、ファンデーションと同じように厚塗りにならないように気をつけましょう。
小鼻の黒ずみは、角栓の酸化や毛穴の開きなどが原因で生じます。小鼻の黒ずみを取り除くためには、身体の外側と内側からのケアが欠かせません。
外側からのケアとして重要なポイントは、洗顔で汚れを丁寧に落とすことです。メイクや日焼け止めを使った時は、クレンジングを使ってきれいに落としましょう。拭き取り化粧水や洗い流すタイプのクレイパックもおすすめです。
また外側からのケアと同様に、内側からのケアも重要です。栄養バランスの良い食事や良質な睡眠、適度な運動などを心がけましょう。
スキンケアの際は、小鼻の黒ずみが気になるからと、ゴシゴシ擦ったりピンセットで角栓を無理やり取ったりするのは、肌にとって逆効果です。小鼻の黒ずみのケアをする時は、優しく丁寧な洗顔と保湿を実践しましょう。
最後までお読みいただきありがとうございます!
(マルイ編集部)