海外の結婚式にお呼ばれしたら!?気になる服装やマナーを徹底解説

海外の結婚式にお呼ばれしたら!?気になる服装やマナーを徹底解説

海外の結婚式に招待されたものの、何を着たらいいかわからない、マナーの違いが気になるという方も多いことでしょう。出かける先の雰囲気を崩さないためにも、大事なポイントは押さえておきましょう。

この記事では、安心して海外挙式に参列したい方に向けて、海外と日本の服装マナーの違いやおすすめのコーディネートについて紹介します。

まずは基本から!海外と日本の服装マナーの違い

海外と日本の服装マナーには異なる点がいくつもあります。恥をかかないためにも、次の3つのポイントは必ず押さえておきましょう。

「フォーマルワンピースが無難」ではない

日本の結婚式に参列する場合、女性はフォーマルワンピースを着用するのがマナーですが、海外ではそうでないことが多いので注意が必要です。挙式をする場所によっては、フォーマルワンピースでは堅苦しく、逆に周囲から浮いてしまうこともあります。

たとえば、ハワイやグアムなどの「リゾート挙式」においては、現地の雰囲気や気候に合う軽やかな装いが好まれます。海外挙式に参列する際には、日本の常識は一旦忘れて、それぞれの国や挙式の雰囲気に合わせたドレス選びを心がけましょう。

「黒い洋服」は避けよう

黒い洋服は、そもそも日本でもお祝いの席にはふさわしくないとされてきました。しかし、時代の流れと共に、無難で合わせやすい色として許容される傾向にあります。

結婚式以外のどんなシーンにも使える色として、とりあえず一枚持っているという方も多いでしょう。しかし、海外では黒色の服は依然としてお葬式のイメージが強く、お祝いの場では避けたほうが無難です。特に、リゾート挙式の明るく開放的な雰囲気のなかでは、重たく沈んで見えてしまいます。

リゾート挙式では、黒系の暗い色よりも、会場の雰囲気に合わせたパステルカラーや鮮やかな色などが好まれます。現地で記念写真を撮ったときに映えるのも、このような明るい色です。

ただし、日本同様「白」は新郎新婦の色ですので、ゲストが着用するのはマナー違反です。

「パンツスタイル」は避けよう

日本の結婚式では、パンツスタイルの女性を見かける機会も増えており、トレンドになりつつあります。しかし、国によっては、パンツスタイルは男性の正装とされており、女性がフォーマルな場で着るのはふさわしくないという考え方もあります。

日本の結婚式においても、女性のパンツスタイルはスカートよりも格下とされており、ゲストを迎える立場の親族がパンツスタイルをしている姿は見かけません。男女の装いにれっきとした境界線があることが多い海外挙式においては、女性はスカートで参列するのが無難です。

ミニ丈が好みに合わない人は、ロングタイプのドレスでもかまいません。ハットなど、男性要素が強い小物も避けたほうがいいでしょう。

海外挙式の人気NO1!ハワイ・グアム挙式の服装マナーを紹介

海外挙式で多いのは断トツでハワイ、次いでグアムです。ここでは、定番のハワイ・グアムでのリゾート挙式における参列者の服装マナーについて紹介します。

海外挙式の風景

【女性編】服装

まずは、女性の服装マナーについて紹介します。ムームーやサマードレスについて説明していきます。

【女性編】ムームー

ムームーは、ハワイ・グアム挙式での「正装」です。明るい色合いの生地にハイビスカスやプルメリアなど、南国らしい花柄がプリントされているドレスです。

水色やピンク、赤など、青空に映える明るい色を選んで、お祝いの場にふさわしい華やかさを演出しましょう。短い袖がついているものが主流です。

スカートの丈は、短いものから長いものまで幅広く、丈の長さにマナーはありません。ゆったりとしたAラインのシルエットなので、体型カバーも期待でき、年齢問わず誰にでも着やすいのが特徴です。

【女性編】サマードレス

リゾート挙式でのトレンドは、涼しげなサマードレスです。ホルターネックやチューブトップなどのノースリーブに、ロング丈のスカートというスタイルが主流です。

薄手の生地を使った軽やかなものが多く、適度に露出がありつつ、女性らしい華やかさもあるので、リゾート挙式にぴったりのドレスだと言えるでしょう。

ボディラインを拾わないデザインが多く、さらにロング丈なので、体型カバー効果も期待できます。鮮やかなイエローや濃いブルーなど、日本の結婚式では目立ってしまうような色でも、リゾート挙式では違和感なく着こなせます。

【女性編】アクセサリー・靴

アクセサリーや靴などもうまく取り入れ、リゾートらしい雰囲気を演出しましょう。取り入れやすいのは、カゴバックや麻などの素材を使った小物、バッグです。

ムームーやサマードレスとの相性も良く、コーディネートに統一感も生まれます。つけるだけで一気に南国らしい雰囲気を出せるハイビスカスや、プルメリアモチーフのヘアアクセサリーもおすすめです。シェルモチーフのアクセサリーなどをアクセントにするのも素敵です。

日本では、つま先やかかとが出ないパンプスを履くのがマナーとされていますが、リゾート挙式の場合は、ウエッジソールやミュールなどのサンダルに生足でも問題ありません。

むしろ、ヒールのあるパンプスでは砂浜などを歩きにくいでしょう。ただし、ビーチサンダルやスニーカーといったカジュアル要素が強すぎるものは避けましょう。教会によっては、サンダルでの出入りを禁止しているところもあります。

【男性編】服装

ハワイやグアムでのリゾート挙式では、アロハシャツが男性の正装になります。アロハシャツに白やベージュなどのチノパン、もしくは夏用スラックスを合わせるのが定番です。

ドレスコードが「カジュアル可」であれば短パンでもかまいませんが、結婚式では基本的には長い丈が無難です。一般的に、短パンは正装ではないため、現地のレストランにおいて、短パンでは入店を断れる場合もあります。

迷う場合は、スーツでも大丈夫です。白以外の明るい色のスーツがいいでしょう。ただし、リゾート地では、気候的にジャケットを着ることはあまりありません。

アロハシャツ

【男性編】靴

女性と同様、ビーチサンダルやスニーカーなど、カジュアル要素の強すぎるものは避けましょう。また、ビジネス感のある革靴よりも、デッキシューズなどリゾートよりにカジュアルダウンした靴のほうが場の雰囲気にマッチします。

海外での結婚式ならではのコーディネートは?

海外の結婚式には、日本の結婚式にはない習慣もあります。ここからは、海外の結婚式ならではのコーディネートについて紹介します。

海外挙式の風景

ブライズメイド・グルームズマンでお揃いの服を

おそろいのコーディネートで結婚式を盛り上げるのが海外発祥の文化です。こうした女性側のゲストはブライズメイド、男性側はグルームズマン、アッシャーと呼ばれます。

ブライズメイドに選ばれるのは、新婦の友人や姉妹などです。まったく同じドレスを全員が合わせて着ることもあれば、カラーのみ合わせて、それぞれデザインを変えることもあります。

ゲストが統一した衣装に身を包んでいれば、場は一層盛り上がりますし、写真映えも間違いないでしょう。

両家それぞれの家族が服装をおそろいにする、両家の全員がおそろいにするというスタイルも、結婚式を機に絆を深めやすいとして人気です。

海外の結婚式に参列するのであれば、日本の結婚式にはない発想で服を選び、一生の記念となる写真を残してみてはいかがでしょうか。

海外挙式の風景

挙式のテーマカラーにあわせた服装を

会場の雰囲気を統一するため「テーマカラー」を新郎新婦が決め、テーマカラーを取り入れたコーディネートを依頼されるケースも増えています。

テーマカラーがある場合、事前に新郎新婦から共有があるため、それに沿うようにしましょう。このケースにおいては、本来はタブーとされる「白」が解禁されることもあります。青い空や海に映える色として、またゲストも含めて全員が主役という意味合いを込めて、白がテーマカラーに指定されることは珍しくありません。

白以外では、ピンクやブルーなどの爽やかで明るい色が人気です。新郎新婦側で、テーマカラーに合わせた差し色の小物を用意していることもあります。

海外での結婚式で着るドレスの調達方法は?

海外の結婚式で着るドレスの調達方法については、次の2つの選択肢があります。

日本で事前に購入・もしくはレンタルする

まず、日本で事前に購入するか、もしくはレンタルするという方法です。海外挙式で好まれるドレスは、日本で着るにはカジュアルすぎたり、ゴージャスすぎたりするというケースも多いため、レンタルがおすすめです。

わざわざ購入しても、着る場所が限定されるものとなると、結局はタンスのこやしになってしまう可能性が高いでしょう。そのときのニーズに合うものを都度レンタルするほうが経済的です。

日本から持参する場合には、長時間持ち運ぶためシワには十分注意する必要があります。シワのついたドレスでは、気になって肝心の式を心から楽しめないでしょう。

現地のホテルにアイロンなどのサービスがあるとも限らないため、できるだけシワになりにくく、目立ちにくい素材を選ぶのが鉄則です。

たとえば、総レースのドレスは、シワがつきにくく、お祝いの場にふさわしい華やかさと上品さがあるのでおすすめです。

現地で購入・もしくはレンタルする

現地で購入、もしくはレンタルするのも手です。持ち運びの手間やシワの心配がなく、何よりも現地のイメージに合わせたデザインのドレスの品ぞろえも豊富です。

ドレスを持参しなくて済めば、そのぶんだけ荷物も減らせます。ハワイであれば、日本語が話せるスタッフが常駐している可能性も高く、語学面での心配も少ないでしょう。

ただし、レンタルの場合はサイズ展開が少ない、気に入るものがなくても用意されている商品から選ばなければならないというデメリットがあります。

一般的に、海外サイズは日本人には大きく、体型に合うものが見つからない可能性も否めません。万が一、レンタルでは自分のサイズに合うものが見つからなかった場合にも、ホテルの立地やスケジュールによっては、現地調達が難しいケースもあります。

そもそも、服装の準備ができていない状態で現地に向かうというのも不安なものです。心配な場合は前もって新郎新婦に相談しておきましょう。

海外挙式の服装は事前に日本でレンタルしよう!

現地でレンタルするのも手ですが、リスクやデメリットも多いため、日本でぴったり合うものをレンタルしておくことをおすすめします。服装の問題がクリアになっていれば、安心して現地に向かうことができ、お祝いに集中できるでしょう。海外挙式の場合は、長期のレンタルになることが多いため、レンタル期間や費用もチェックしておきましょう。

この記事の著者

  • DRENiコラム編集部​

レンタルドレス「DRENi」を運営。公式インスタグラムにてドレス​のコーディネートや結婚式にお呼ばれされた時のドレスアップマナーなどを配信中。

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