ブライズメイドとは?役割・衣装の選び方・注意点について解説!
海外の結婚式では、「ブライズメイド」と呼ばれる花嫁の介添人が登場することが多くあります。日本でもブライズメイドが定着しつつありますが、役割や由来まではそれほど認知されていないのが実情です。
そのため、ブライズメイドのファッションなどで疑問を持つ人も多いでしょう。この記事では、ブライズメイドの基本的な知識や衣装の選び方、注意点などについて解説していきます。
ブライズメイドの基礎知識
結婚式でブライズメイドを取り入れているなら、基礎知識を押さえておくことが欠かせません。ここでは、ブライズメイドの基本的な知識について紹介していきます。
ブライズメイドの由来
ブライズメイド(Bridesmaid)は、中世のヨーロッパが起源といわれています。中世ヨーロッパでは、幸せな花嫁を見た悪魔が嫉妬すると言い伝えられており、花嫁を悪魔から守る必要があるとされていました。
そのため、ヨーロッパでは邪悪な悪魔から花嫁を守るために、花嫁と同じ格好をした未婚の友人や姉妹を付添人にして、悪魔の目を惑わせたのです。
ブライズメイドは2~5名で行う場合が多いといわれていますが、ヨーロッパなどでは「ブライズメイドの人数が多いほど結婚式のステイタスが高い」と考える人もいます。
また、日本では「ブライズメイドは女性が役割を担うもの」というイメージが強く持たれています。しかし、花婿にもブライズメイドと同じような役割を果たす男性がおり、「アッシャー」や「グルームズマン」と呼ばれています。
ブライズメイドの本来の役割とは
ブライズメイドは、もともと嫉妬した悪魔の目を花嫁から逸らすことが目的でした。しかし、現代では、ブライズメイドには悪魔から花嫁を守るのとは別の役割があるといわれています。
本場の欧米では、ブライズメイドは花嫁のサポート役として活躍しています。具体的には、式場選びや花嫁のドレス選び、当日の準備など、結婚式のあらゆるサポートを行っているのです。
加えて、結婚式前のパーティーであるブライダルシャワーの企画も、ブライズメイドが行います。ブライダルシャワーは結婚式が行われる2週間~2カ月前くらいを目安として行われる前祝いパーティーのことです。
このパーティーは、花嫁やブライズメイドの自宅、レストランなどで行われることが多く、女性のみでおしゃべりを楽しむなどして盛りあがるのが一般的です。
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日本でブライズメイドを取り入れる際の注意点
ブライズメイドは、ヨーロッパやアメリカなどのエリアにおいては高い認知度があります。しかし、日本ではブライズメイドはそれほど多くの人に知られていないのが実情です。
それだけに、日本の結婚式でブライズメイドを検討しているなら、複数の注意点を守る必要があります。ここからは、日本でブライズメイドを取り入れる際の注意点について4点紹介します。
日本のブライズメイドの役割
海外のブライズメイドは、ただ単に花嫁とおそろいの衣装を着るだけが役割ではありません。欧米などに住んでいる女性がブライズメイドを務める場合は、式場の準備や当日のサポートなど、複数の役割があり、結婚式をスムーズに進めるためのあらゆる業務を請け負うのが一般的です。
しかし、日本で行われている一般的な結婚式の場合、式場の準備や司会進行などの仕事はウエディングプランナーが行います。この点は、日本と欧米のブライズメイドの異なる点といえるでしょう。
日本のブライズメイドに関しては、ブライズメイドが花嫁とおそろいの衣装を着用することによって、式に花を添えるという演出の役割が大きいといえます。
この役割以外にも、ブライズメイドには二次会の幹事や受付、結婚式の証人などの役割がある場合があります。
人選と人数
「結婚式でブライズメイドをしてみたい」と考えているなら、人選や人数にも配慮する必要があります。ブライズメイドは親族のほかに、信頼している友人に頼んでみるという選択肢もあります。
もし友人で快く引き受けてくれそうな人がいれば、思い切って依頼をしてみると良いでしょう。
また、本来ブライズメイドができるのは未婚女性に限られています。しかし、日本では既婚・未婚問わず、花嫁が信頼する人に依頼するのが一般的です。
ブライズメイドを結婚式の演出の一環と捉えるなら、幼い姪っ子など、親族に任せるという方法もあります。加えて、前述したようにブライズメイドは2~5名程度が一般的とされています。
とはいえ、人数の明確な決まりはないので、1人だけに任せるということも可能です。ただし、ブライズメイドは人数が多いほうが、結婚式がより華やかな印象になります。
依頼する時期
ブライズメイドを友人や親族にお願いする場合、式の直前に依頼するとあまりにも負担が大きすぎるという問題につながりかねません。
そのため、受付やスピーチの人を決めるタイミングで、ブライズメイドも決定しておくと良いでしょう。一般的には、式の3カ月前までにはブライズメイドを頼んでおくのが理想です。
また、結婚式によってはブライズメイドにお願いする役割が多くなる場合もあります。ブライズメイドの役割が多くなりそうなら、4カ月~半年前など、早い段階で依頼をする必要があるでしょう。
一般的に、挙式の3カ月前は招待状を発注したり、プランナーとの本格的な打ち合わせが始まったりする時期にあたります。
もし新郎新婦がブライズメイドを希望しているなら、会場側にブライズメイドについて相談する必要があるので、依頼を予定しているゲストに対しては早めにお願いしておくことが大切です。
衣装代の負担
ドレスや小物などの衣装代は、本来ならばお願いする側の花嫁が負担するのが理想ですが、日本ではブライズメイド側が負担していることが多いと言われています。
もし、日本の結婚式でブライズメイドに衣装代の負担をお願いしようと考えているなら、ご祝儀は受け取らず、その費用をブライズメイドのドレス代にあててもらうなどの配慮が必要です。
親しい友人などと費用面でトラブルになるのを避けるためにも、ブライズメイドを依頼する際にはどちらが費用負担をするのかをはっきりとさせておくことが欠かせません。
ブライズメイドの衣装の選び方とは?
ブライズメイドの衣装を選ぶ際にはポイントを押さえておき、思い出に残る結婚式にすることが大切です。ここからは、ブライズメイドの衣装の選び方を見ていきましょう。
衣装に特定の決まりはない
ブライズメイドの衣装には、特別な決まりはありません。そのため、それぞれの好みに応じて色やデザインなどを自由に選ぶことができます。
ただし、花嫁は白いウェディングドレスを着用するので、ブライズメイドの衣装では白を避けるのがマナーです。また、衣装に明確な決まりはないといっても、ブライズメイドにはある程度の統一感が求められます。
したがって、衣装を用意する前には新郎新婦に確認し、ほかのブライズメイドと色や素材などが合うようにしましょう。
式場のテイストに合わせる
ブライズメイドの衣装で迷ったときには、式場のテイストに合わせるという方法もあります。たとえば、花嫁のブーケの色や式場のテーマカラーに合わせると、一体感が生まれます。
また、ブライズメイドの衣装は、季節感や花嫁の衣装などを考慮したうえで、全体的なバランスを見ながら決定するようにしましょう。
衣装をすべて同じデザインにせず、ブライズメイトそれぞれの個性を生かしながらドレスや小物を少しずつ変えるなどしてみても、おしゃれで華やかな印象になります。
花嫁から渡すブライズメイドボックスとは?
海外では、ブライズメイドをお願いする際に、可愛いらしいギフトを詰め合わせた「ブライズメイドボックス」を送る習慣
があります。
ブライズメイドボックスのギフトに決まりはないため、結婚式の当日に使うドレスやアクセサリーなどのお揃いのもの、そのほかにもリップやマニュキュアなどのコスメ、シャンパンやスイーツなどをギフトにする人が多いようです。
日本では、結婚式が終わった後に感謝の気持ちを込めて、ギフトボックスを贈るケースもあります。ブライズメイドになってくれてありがとうという感謝の気持ちを込めたメッセージカードを添えてギフトを渡すのがおすすめです。
ブライズメイドの衣装は購入かレンタルか
ブライズメイトの衣装は、購入またはレンタルで用意するのが一般的です。ここでは、衣装の購入とレンタルについて、それぞれの特徴を考えてみます。
購入について
衣装を購入すると、もちろん新品の着用が可能です。そのため、レンタルに抵抗がある人は購入が適しているでしょう。
一般的に、ドレスには高価なイメージがあります。しかし、なかには数千円という低価格で購入できるものもあります。ドレスによっては自宅で洗濯するのが難しいなどの点が問題です。
ドレスを購入して着用した後には保管する必要があり、自宅の洗濯機で洗えないものについてはクリーニングに出さなければならないので、クリーニング費用もかかってしまいます。
また、ドレスを保管するのに適した場所や環境を用意しなければならないため、メンテナンスに手間がかかる点はドレス購入のデメリットといえます。
加えて、1回限りのブライズメイドのために、ドレスを購入するのはもったいないと考える人もいるでしょう。頻繁にドレスを着ない人がドレスを購入してしまうと、体形や好みの変化などで次回以降着られなくなってしまう可能性もあるため注意が必要です。
レンタルについて
ドレス着用の機会が少ない人がレンタルを利用すると、ドレスを購入する場合と比べて1回あたりの費用が安くなります。ドレスのレンタルでは、クリーニング代や送料などは、レンタル費用に含まれているケースがほとんどです。
そのため、着用後に自分でクリーニングする手間が省ける点はメリットといえます。また、その都度衣装をレンタルすると、体形の変化やトレンドに対応したものが準備しやすくなります。
特に、女性のなかには妊娠や出産で体形が変化する人もいるので、ドレスを購入したとしても長期間にわたって着られない可能性もあるでしょう。
レンタルドレスを扱うショップによっては試着ができるところもあるので、安心して衣装を借りることができます。加えて、ドレスを着用する場合には、ドレスに合ったバッグやアクセサリーなどの小物の用意も欠かせません.。
ドレスだけでなく小物まですべて購入するとなると、ブライズメイドを引き受けたときの費用負担は非常に大きくなるでしょう。ドレスのレンタルショップでは小物のレンタルもできるので、衣装を準備する費用を最小限に抑えることが可能です。
ブライズメイドにおすすめのドレス
ブライズメイドの衣装はレンタルがおすすめ
ブライズメイドをする場合は、ドレスなど衣装を用意することが欠かせません。ドレス着用の機会が少なく費用を極力抑えたい人や、最新のトレンドを取り入れたい人、体形の変化が気になる人などは、レンタルの利用を検討してみましょう。
衣装をレンタルすると、保管やメンテナンスの手間がかかりません。マルイが運営するレンタルドレスサービス「DRENi」で衣装をレンタルして、結婚式を盛りあげましょう。