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爪のお手入れに必要な道具をご紹介!セルフネイルケアの手順も解説

爪のお手入れに必要な道具をご紹介!セルフネイルケアの手順も解説

編集者:マルイ編集部

最終更新日:2024/11/25

美しく健やかな爪のためには、ネイルケアを取り入れることがおすすめです。セルフネイルケアの方法を知り、日頃からお手入れすることで、美しい指先を目指せます。

とはいえ、「セルフネイルケアにトライしてみたいけれど、具体的な方法がわからない」「どんな道具が必要なの?」など、疑問に思う方も多いのではないでしょうか。

この記事では、基本のセルフネイルケアの手順、爪のお手入れで注意したいポイントや、爪トラブルへの対処法などを紹介します。爪のお手入れに必要な道具も紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

爪のお手入れが欠かせない理由

健康的で乾燥しにくい爪のためには、爪のお手入れが重要です。爪の甘皮を処理して表面を磨くことで、健康的な爪になります。適切なお手入れによって、ネイルをしていなくても綺麗な状態をキープできるでしょう。

爪は、わずか数センチほどの細部でありながら、生活感が現れやすいパーツでもあります。綺麗に整えられた爪は清潔感があり、周囲からの好印象につながります。自らの視線に入りやすい指先を美しく保つことは、自分自身の心の余裕や豊かさにもつながるでしょう。

爪のお手入れを始めるなら!揃えたいネイルケアの道具

爪のお手入れには、専用の道具を使用します。とはいえ、「爪のセルフケアを始めたいけれど、どんな道具を用意すれば良いかわからない」という方も多いのではないでしょうか。

ここでは、セルフネイルケアに必要な道具を紹介します。

基本のセルフネイルケアの道具

セルフネイルケアに用いる主な道具と、その用途や期待できる効果は、次のとおりです。ネイルケアの初心者は、まずは以下に紹介する基本的な道具を揃えると良いでしょう。

道具 用途や効果
ネイルリムーバー(除光液) 古いマニキュアをオフする
ネイルファイル/エメリーボード(爪やすり) 爪の長さ・形を整える
ネイルポリッシャー/ネイルバッファー(爪磨き) 爪の表面を整える
ネイルオイル/キューティクルオイル 爪に水分・油分を与え、爪まわりの皮膚を柔らかくする
キューティクルを整える
ベースコート なめらかな下地をつくり、マニキュアを塗りやすくする
トラブルがある部分を保護する
トップコート 塗ったマニキュアを保護し、剥がれを防ぐ
ツヤを与える
マニキュア 爪に彩りやツヤを与える
エナメル薄め液 固まったり濃くなったりしたマニキュアを薄めて使いやすくする
キューティクルスティック/プッシャー 甘皮を押し上げる
ルーズスキンを除去する
ハンドクリーム ネイルケアの仕上げに保湿する
コットン 古いマニキュアをオフする
甘皮をオフする

ネイルケアにおすすめのアイテムを、ピックアップしてご紹介します。お気に入りの道具を揃えて、ネイルケアを楽しみましょう。

セルフネイルケア

初心者はネイルケアセットを使うのもおすすめ

ネイルケアには、さまざまな道具が必要になります。「どのように選べば良いのだろう?」「一つひとつ揃えるのが大変」など、困ってしまうこともあるかもしれません。

そのような時に検討したいのが、セルフネイルケアに必要な道具をまとめた「ネイルケアセット」です。必要な道具を一気に揃えられるため、セルフネイルケアの初心者に特におすすめです。

甘皮処理など特定のケアに特化したセットや、基本的なネイルケアに必要となる道具をすべて揃えたセットなど、さまざまなネイルケアセットが販売されています。お手入れの希望に合わせて選ぶと良いでしょう。

【手の爪】基本のセルフネイルケア手順

必要な道具を揃えたら、ネイルケアにチャレンジしてみましょう。

手の爪の基本的なセルフネイルケアの手順は、次の通りです。

  • 1.マニキュアを落とす
  • 2.爪の長さ・形を爪やすりで整える
  • 3.爪の表面を爪やすりで磨く
  • 4.甘皮を処理する
  • 5.爪の表面と甘皮の間をオイルで保湿する
  • 6.爪の表面をトップコートなどで保護する
  • 7.手元全体をハンドクリームで保湿する

ステップごとに詳しく解説します。

1. マニキュアを落とす

ネイルカラーを施している人は、ネイルケアの前にマニキュアを落とす必要があります。まずは、コットンにネイルリムーバーをたっぷり含ませます。コットンがひたひたになるくらい、ネイルリムーバーをしっかりと含ませることがポイントです。

コットンを爪の表面にのせたら、すぐにこすらず、数秒待ちましょう。ネイルリムーバーが爪の表面になじんだら、爪の根元から先に向かってコットンをすべらせ、マニキュアを拭き取ります。

爪の根元や裏側にマニキュアが残ってしまった時は、キューティクルスティックの先にコットンを薄く巻き、ネイルリムーバーを含ませて拭き取ってください。キューティクルスティックがなければ、ネイルリムーバーをしみこませた綿棒で代用可能です。

濃く塗ったマニキュアを落とす際は、コットンを2枚重ねて使います。一度マニュキュアを拭き取った後、内側の綺麗な面を使って、もう一度拭き取りましょう。

2. 爪の長さ・形を爪やすりで整える

ネイルファイルやエメリーボードと呼ばれる「爪やすり」を使い、爪の長さ・形を整えていきましょう。爪が長い場合は、いったん爪切りを使って短くしてから断面を整える方法でも構いません。切れ味の良い爪切りを使いましょう。

爪やすりは、「爪に対して45度の角度で、一定の方向に向けて動かす」ことがポイントです。爪やすりを往復させて削ると、二枚爪の原因になってしまうためです。

爪の先端の長さを削ってから、サイドを整えていきましょう。利き手の爪を削る際は、爪自体を動かすと整えやすくなります。

自爪の形を活かしたナチュラルな形を基本に、次のようなデザインに整えてみても良いでしょう。

  • ・先端が丸い「ラウンド型」:爪のサイドはストレートに、先端は指先のカーブと同じように整える
  • ・先端も側面も丸い「オーバル型」:先端は指先のカーブと同じように整え、サイドも削る
  • ・角が丸い「スクエアオフ型」:爪やすりの面に対し爪の先を垂直に当てて四角に削った後、角を丸く削る

爪の形によって、与える印象も異なります。気分やネイルデザインに合わせた爪の形を楽しんでみてください。

3. 爪の表面を爪やすりで磨く

ネイルポリッシャーやネイルバッファーと呼ばれる爪やすりを使って爪の表面を磨き、なめらかになるよう整えます。爪の表面に爪やすりを当て、一定の方向に向けて磨きましょう。

爪に凹凸がある状態は手触りが良くないだけでなく、マニキュアを塗った時の仕上がりも損なわれてしまいます。爪の表面をなめらかに整えることで、マニキュアがムラなく自然に広がるため、ツヤのある綺麗なネイルに仕上げやすくなります。

ただし、爪の磨きすぎには注意が必要です。爪の層が薄くなり、痛みを感じてしまう恐れがあるためです。

爪の伸びる速度には個人差があり、季節や部位によっても異なります。爪の状態に合わせ、「1カ月に1回程度」を目安に磨くようにしましょう。前回のネイルケアによってツヤが残っている部分は、磨く必要はありません。

4. 甘皮を処理する

爪の形や表面を整えた後は、爪の根元にある甘皮(キューティクル)を処理しましょう。ルーズスキンと呼ばれる渋皮をオフすることで、スッキリとした綺麗な指先に仕上がります。

ケアの手順は、次の通りです。

  • 1.指先を温めて皮膚を柔らかくしておく
  • 2.タオルで水分を拭き取る
  • 3.爪や爪まわりにネイルオイルをつけ、軽くらせんを描くようになじませる
  • 4.先端にコットンを巻き付けたキューティクルスティックを使い、軽くらせんを描きながら渋皮を優しくオフする

普段の爪まわりの皮膚は硬く、甘皮のケアがしにくい状態です。お風呂上がりやお風呂の中など、皮膚が柔らかくなっているタイミングでお手入れしましょう。

人肌程度のぬるま湯を入れた洗面器などに、指先や手全体を1~2分ほどつけて温めても構いません。「フィンガーボール」と呼ばれる、ネイルケア専用のアイテムも販売されています。

指先の角質が硬い方は、少し熱めのお湯で温めましょう。約2~3gの重曹を入れると、より皮膚が柔らかくなります。

時間をかけすぎると皮膚が再び硬くなってしまうので、指1本につき1分程度のケアを目安にしましょう。爪の表面の凹凸につながるため、甘皮をオフする際は強く押しすぎないよう注意してください。

なお、甘皮の処理の頻度は1週間に1回程度で十分です。

5. 爪の表面と甘皮の間をオイルで保湿する

指先を十分に温めてから甘皮を処理することで、爪の表面と甘皮の間に隙間ができます。その隙間にネイルオイルを塗って保湿しましょう。

まずは、爪の表面と甘皮の間にオイルを1滴ずつ垂らしてください。滲み出たオイルは、爪の先端や裏側まで伸ばして保湿します。指まわりも、くるくると円を描きながらマッサージするように優しくオイルをなじませましょう。

栄養分が爪のキワまでしっかり浸透するよう、爪の根元にある「ハーフムーン」と呼ばれる半月状の乳白色部分は、爪に対して横方向に塗ることがポイントです。ハーフムーンの部分を優しくプッシュし、最後に爪の両サイドをキュッと押さえると血行の改善につながります。気持ち良く感じる程度の軽い力でマッサージしましょう。

オイルマッサージによる保湿は、日常的に取り入れたいネイルケアです。指先を温めた後にケアしましょう。

ネイルオイル

6. 爪の表面をトップコートなどで保護する

マニキュアをしない場合でも、トップコートやベースコートで爪の表面を保護しましょう。

トップコートはベースコートに比べ、「硬い膜をつくり、爪が傷つくことを防ぐ成分」が多めに配合されている傾向があります。自爪を補強し、割れにくくしてくれるだけでなく、ツヤをプラスして指先を美しく魅せるメリットもあります。

以下の手順で、トップコートを塗りましょう。

  • 1.ボトルでハケをしごいて適量を取る
  • 2.根元から2mmほどの部分から爪先に向けて、爪の真ん中をひと塗りする
  • 3.爪の両サイドも、真ん中と同じように2mmほど空けて塗る
  • 4.重ね塗りする場合は一度乾かし、再び真ん中→両サイドの順に塗る
  • 5.爪先のエッジ部分を塗って補強する
  • 6.商品の規定時間を目安に、しっかり乾かす

トップコート

7. 手元全体をハンドクリームで保湿する

ネイルケアの仕上げに、手元全体をハンドクリームで保湿しましょう。ハンドクリームにオイルを混ぜると、より高い効果を期待できます。

適量のハンドクリームを手のひらで温め、手の甲から指先まで伸ばしていきましょう。指を1本ずつ、くるくるマッサージしながらハンドクリームを浸透させます。ハーフムーンの部分は優しく、仕上げに爪の両サイドをプッシュしましょう。指の間や手のひらの気持ち良いところも軽く指圧しながら、全体にもなじませてください。

乾燥を防ぎ、潤った健やかな状態をキープできるよう、保湿ケアは毎日行うことが大切です。

ハンドクリーム

【足の爪】基本のセルフネイルケア方法

清潔感のある足元を演出するには、足の爪のケアも大切です。

深爪は、巻き爪や陥入爪の原因になります。また、指先に力が入らず、指や爪の変形を引き起こす恐れもあります。「指先から出ない爪の長さ」を目安に、長すぎず、短すぎない長さに整えましょう。

時間はかかるものの、爪切りではなく「爪やすり」を使って長さを削ることがおすすめです。削りすぎたり爪を傷めてしまったりすることのないよう、優しく、少しずつ爪やすりを動かしてください。

足の爪の形は、角を丸く整えた「スクエアオフ」がおすすめです。強度が高く、巻き爪などのリスクを軽減できます。

足の爪も、手の爪と同じように保湿ケアが重要になります。ネイルオイルなどを使い、こまめに保湿ケアしましょう。爪の付け根にある爪母まわりを優しくマッサージし、血流を促すことも大切です。

爪が健やかな状態であれば、爪磨きは不要です。ただし、爪の凹凸や傷が気になる場合は、爪磨きのケアも取り入れると良いでしょう。

爪のお手入れにおける注意点

爪のお手入れは大切である一方、誤った方法でケアすると、指先の傷や出血などのトラブルにつながる恐れがあります。

ネイルケアの初心者は特に、次の2点に注意しましょう。

  • ・力を入れすぎない
  • ・甘皮を取りすぎない

それぞれの注意点について、詳しく解説します。

力を入れすぎない

セルフネイルケアにおける全工程で気をつけたいポイントが、「力を入れすぎない」ことです。

たとえば爪やすりで長さを整える際、強い力を加えてしまうと、爪の割れ・欠け・凹凸などを招く恐れがあります。また強い力で甘皮を処理した場合、皮膚がめくれて出血につながることもあります。爪が傷つくと雑菌が侵入し、炎症を引き起こす恐れがあるため、注意が必要です。

力を入れすぎず、優しくケアすることを心がけましょう。

甘皮を取りすぎない

甘皮を処理する際は、取りすぎないよう注意しましょう。

甘皮を処理することで、指先の見た目が綺麗になります。一方、甘皮には、爪と皮膚の間を保護して雑菌の侵入を防ぐという役割もあります。痛みを感じるほどの過剰なケアは、炎症の原因になる恐れがあるため注意が必要です。

また、甘皮を引っ張りすぎると「ささくれ」の原因になり、押し上げすぎると横ジワやケガにつながりかねません。

必要以上に甘皮を取りすぎないよう気をつけてケアしましょう。

美しい自爪を育むネイルケアのポイント

ネイルケアによって指先を美しく魅せるだけでなく、健やかな自爪もキープしたいものです。

ここでは、美しい自爪を育むネイルケアのポイントを2つピックアップしてご紹介します。

角質ケアを週1~2回行う

週1~2回を目安に、手肌の角質ケアを取り入れましょう。角質を取り除くことで、保湿ケアの潤いが浸透しやすい手肌に整えられます。

湯船に浸かった後などの柔らかくなった肌に、スクラブ剤を使ってこすらず、優しく角質をオフします。粒子が細かく、肌当たりがソフトな顔用のスクラブ剤を選ぶと良いでしょう。

ネイルケアによる潤いがより浸透しやすくなるよう、「手肌の土台づくり」もぜひ意識してみてください。

保湿は手のマッサージをしながら行う

保湿ケアを行う際は、手のマッサージやストレッチを合わせて取り入れることがおすすめです。血の巡りを促し、より潤いやすくなります。手首を回しても良いでしょう。

潤い度をアップさせるため、ハンドクリームを使う前は必ず化粧水で保湿するようにしてください。ケアの最後は、甘皮まわりにネイルオイルをなじませましょう。

この保湿ケアは、毎日行うことがポイントです。スキンケアのついでに取り入れると、無理なく習慣化しやすいでしょう。

【ケース別】爪のトラブルへの対処法

ネイルケアで指先に注目した際に、爪のトラブルが気になるケースもあるでしょう。主なトラブルの例は、次の3つです。

  • ・爪が割れやすい
  • ・ネイルが黄ばんでいる
  • ・二枚爪になっている

それぞれの注意点について、詳しく解説します。

爪が割れやすい

爪が割れやすい方は、マニキュアやコート剤を塗り、物理的に爪を保護することがおすすめです。丈夫な爪になるよう、爪の裏側に爪専用の美容液を塗るケアも効果的です。

冬場などで空気が乾燥している場合は爪も乾き、割れやすい状態になってしまうため、特に注意しましょう。

爪が根元まで縦に割れてしまうような状態であれば、皮膚科に相談し、薬を処方してもらうことをおすすめします。

ネイルが黄ばんでいる

爪の黄ばみが気になる場合、ネイルカラーの色素沈着が原因である可能性があります。ネイルケアには、高いケア効果を期待できるベースコートを取り入れるようにしましょう。

マニキュアをオフする時に使うネイルリムーバーは、スピーディなケアで爪へのダメージを抑えられるよう、「マニキュアを落とす力が強すぎず弱すぎないアイテム」を選ぶことがポイントです。

たとえばアセトンという成分が配合されたネイルリムーバーは、マニキュアを落としやすい一方、爪への負担も大きくなりがちです。アセトン入りのネイルリムーバーを使う際は、オフした後のネイルケアを徹底してください。通常のマニキュアであれば、アセトンなしのネイルリムーバーでオフできます。

「爪に黄色や緑色への変色が見られる」「ボロボロになってしまっている」といった状態は、緑膿菌などの雑菌に感染している可能性もあります。ジェルネイルをオフすることなく放置してしまっていた場合は、すぐに落として爪を乾燥させ、皮膚科に相談しましょう。

二枚爪になっている

二枚爪は、乾燥が原因で起こるケースが多々あります。オイルやセラムを使い、保湿を心がけましょう。爪をむき出しの状態にせず、普段からコート剤を塗って保護しておくことも大切です。

また、爪切りは爪への衝撃が大きいため、二枚爪を引き起こす原因になりかねません。爪の長さを整える際は、爪切りではなく爪やすりを使うことがおすすめです。爪やすりは往復させず、片方向に向けて優しく削ってください。

貧血により、二枚爪になってしまっている可能性もあります。日頃から、栄養バランスの良い食事を意識しましょう。

爪のお手入れをして清潔感のある手元を目指そう!

清潔感のある美しい手元を目指すためには、適切なネイルケアを施すことが大切です。お手入れの際は、ソフトな力加減を心がけてください。潤いをキープできるよう、マッサージを合わせた保湿ケアは毎日行うと良いでしょう。

ネイルケアに役立つ、さまざまな道具が販売されています。紹介したアイテムを参考に、まずは基本の道具を揃えてみてください。

美しい爪を見ると、気持ちも上向くものです。お手入れの時間も楽しみつつ、健やかで美しい手元を目指しましょう。

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