ファッション通販マルイウェブチャネル  >  コラムからさがす  >  美白ケアでシミを増やさない効果的な対策と美容成分を紹介

前のページへ

美白ケアでシミを増やさない効果的な対策と美容成分を紹介

美白ケアでシミを増やさない効果的な対策と美容成分を紹介

編集者:マルイ編集部

最終更新日:2024/11/25

シミやそばかすのない白い透明な肌は、多くの人の憧れでしょう。赤ちゃんのような、ツルツルの潤いに満ちた透明感のある肌を手に入れるには、日々のケアが欠かせません。

本記事では、シミやそばかすができる原因や美白ケアを詳しく解説します。美白化粧品を効果的に使う方法や、購入の際に選ぶ時のポイントまでご紹介しますので、美白ケアについて興味のある方は、ぜひ参考にしてください。

なぜシミやそばかすができるの?

美白の大敵であるシミやそばかすは、なぜできるのでしょうか。美白ケアについて解説する前に、まずはシミやそばかすができる理由をみていきましょう。シミやそばかすができる主な理由は、次の3つです。

  • ・メラニンが過剰に生成されるから
  • ・紫外線によって肌が酸化するから
  • ・肌のターンオーバーが乱れるから

次に、それぞれの理由を詳しく解説します。

メラニンが過剰に生成されるから

シミやそばかすができるのは、メラニンが過剰に生成されるからです。紫外線を浴び続けると、メラノサイトという色素形成細胞がメラニンを作ります。メラニンは黒い色素で、紫外線の影響から体内を守る働きがあります。日焼けして肌が黒くなるのは、このメラニンの働きによるものです。

通常、役割を終えたメラニンは、新陳代謝によって古い肌細胞といっしょに排出されます。ところが、メラニンが過剰に生成されると、肌内部に残ってしまうことがあり、これが色素沈着と呼ばれるもので、シミやそばかすの原因です。

紫外線によって肌が酸化するから

シミやそばかすができるのは、紫外線によって肌が酸化するからです。先ほど説明したように、日焼けの際に肌が黒くなるのも、チロシンというアミノ酸が酸化することで起こります。酸化によるダメージは肌の内部で蓄積し、シミやそばかすだけでなく、シワやたるみなどのトラブルも引き起こします。

酸化ダメージを受けるのは、肌だけでなく皮脂やコラーゲン、遺伝子などのさまざまな物質も同様です。たとえば皮脂の場合、紫外線にあたることで、皮脂の中の不飽和脂肪酸やスクワレンなどが酸化し、過酸化脂肪酸や過酸化スクワレンという物質に変化します。その結果、くすみなどのトラブルにつながります。

人間の体は、日々酸化ストレスにさらされていますが、酸化から肌を守るシステムも働いているため、酸化ストレスのすべてがすぐに害になるわけではありません。ただし、長年、酸化ストレスにさらされ続けることで、ダメージが大きくなり、肌や体のトラブルとなって表面化します。

肌のターンオーバーが乱れるから

シミやそばかすができる要因の一つとして、肌のターンオーバーの乱れがあります。肌は、古い角層が剥がれ落ち、新しい細胞が生まれ変わるターンオーバーを繰り返しています。

ターンオーバーが乱れると、古い角層が排出されず、新しい肌が生まれません。その結果、肌内部にメラニンが停滞したり角層が重層化したりして、肌のくすみにつながります。

肌のターンオーバーが乱れる原因は、紫外線だけでなく不規則な睡眠や栄養バランスの偏り、ストレス、過剰なダイエット、過度の飲酒や喫煙などです。ほかにも、誤ったスキンケアや乾燥なども原因となり得ます。

美白ケア対策(スキンケア)

美白ケアにはさまざまな方法がありますが、ここでは、スキンケアにおける対策をいくつかご紹介します。主な対策は、次の3つです。

  • ・不要な角質や汚れを洗顔できれいに落とす
  • ・保湿で肌にたっぷりの潤いを与える
  • ・UVケアで紫外線をブロックする

次に、それぞれの対策を解説します。

不要な角質や汚れを洗顔できれいに落とす

美白ケアを行ううえで大切なことは、不要な角質や汚れを洗顔できれいに取り除くことです。日々の正しい洗顔により、メイクや汚れだけでなく不要な角質まで取り除くと、スムーズなターンオーバーにつながります。

洗顔する際は、きめの細かい濃密な泡で洗うようにしましょう。洗顔に水と空気をなじませるようにすると、きれいに泡立ちます。また洗う時は、ゴシゴシと強く顔をこすらずに、泡を転がすように優しく洗うのがコツです。

クレンジングや洗顔で落としきれない汚れまで落とせる「拭き取り化粧水」をプラスするのもおすすめです。肌の乾燥が気になる方は、肌の潤いを奪わずに洗顔できるタイプを選びましょう。

洗顔・クレンジング

保湿で肌にたっぷりの潤いを与える

洗顔できれいに洗い上げた後は、保湿で肌にたっぷりの潤いを与えましょう。顔全体に、化粧水と乳液をムラなくなじませることが大切です。

十分に保湿された肌は、透明感につながるだけでなく、紫外線のダメージそのものを受けにくくなります。さらに、紫外線を浴びた後のスキンケアも有効で、ダメージを軽減できるでしょう。

適切な有効成分が配合されているスキンケアアイテムを用いると、メラニン色素の定着を防ぐ効果が期待できます。美白ケアに集中したい場合は、ビタミンC誘導体やトラネキサム酸、プラセンタエキスといった成分が配合された美白化粧品を選びましょう。

保湿ケア

UVケアで紫外線をブロックする

肌を美白に導くためには、UVケアで紫外線をブロックすることが重要です。紫外線を浴び続けると、シミやそばかす、くすみ、シワなどの肌トラブルの要因となります。1年中、UVケアで紫外線をブロックしましょう。

紫外線には、A波とB波の2種類があります。美白するうえで気をつけるべきは、A波のほうです。A波は生活紫外線とも呼ばれ、夏だけでなく1年中降り注いでいます。また天候にかかわらず雨や曇の日にも降り注いでいるうえ、家や車の窓ガラスまで透過して肌に到達するため注意が必要です。

A波は波長が長く、肌の深部まで到達しコラーゲンを破壊します。肌の弾力やハリが失われ、深刻なダメージを与える要因となります。外出する時だけでなく、家にいる時や少しの外出でも日焼け止めが必要なのは、A波を防ぐ必要があるためです。

B波は、肌がやけどしたように赤く炎症を起こす紫外線です。レジャー紫外線とも呼ばれ、シミやそばかす、乾燥の原因となります。

UVケア

紫外線A波に対してはPAをチェック

上述したように、A波とB波は、肌に異なるダメージを与えます。日焼け止めを選ぶ際、A波に対してはPAをチェックしましょう。PAとは、Protection Grade of UVAの略で、A波の防御効果を示しています。

日本では4段階で表示されており、「+」が多いほど効果が高くなります。「PA++++」が、最も効果の高いものです。日常で使うのであれば「PA+」か「PA++」で十分でしょう。外出の際に強い日差しを浴びる場合は「PA+++」以上がおすすめです。

紫外線B波に対してはSPFをチェック

紫外線B波に対しては、SPFをチェックしましょう。SPFとは、Sun Protection Factorの略で、B波の防御効果を示します。日焼けして肌が赤くなり始める時間を何倍にできるか、という意味です。

日本人は、紫外線を浴び始めてから平均20分で日焼けをし始めるといわれています。「SPF20」とは、20分×20=400分(約6.5時間)ほど、日焼けを遅らせられるということです。

長時間、野外で過ごす場合は、SPF値の高い日焼け止めを準備しましょう。

美白ケア対策(インナーケア)

美しい肌を手に入れるためには、インナーケアも重要です。主なインナーケアは、次の4つです。

  • ・バランスの取れた食事を心がける
  • ・良質な睡眠を取る
  • ・適度な運動をする
  • ・サプリメントや美容ドリンク剤で不足の栄養素を補う

実生活の中で、インナーケアのすべてを取り入れるのは難しいと感じる方も多いでしょう。ただし、これらの習慣を心がけるだけでも結果は異なります。無理なくできる範囲で、取り組んでみてください。

バランスの取れた食事を心がける

バランスの取れた食事は欠かせません。美白に必要な栄養素は、次の5つです。

  • ・ビタミンC
  • ・ビタミンE
  • ・ビタミンB2
  • ・ビタミンB6
  • ・リコピン

とくにビタミンCは、食事の中でも重要です。ビタミンCは、ブロッコリーやトマト、キャベツ、セロリなどに多く含まれています。サラダとして、日々の献立に上手に取り入れましょう。

ビタミンEも、大豆やアーモンド、煎茶などに多く含まれています。ビタミンB2を多く含む食べ物は、肉類や卵、チーズなどです。

ビタミンB6は、じゃがいもやにんにくなどに多く含まれています。リコピンは、体にも重要な栄養素です。トマトやスイカなどに含まれています。

良質な睡眠を取る

美白ケアとして、良質な睡眠を取ることが大切です。睡眠中は、成長ホルモンが分泌され、日中にダメージを受けた細胞が修復されています。可能な限り、決まった時間に、一定時間の睡眠を取ることが重要です。

ただし、睡眠が長ければ長いほど良いというわけではありません。成長ホルモンが分泌されるのは、寝入りばなです。この時に、ぐっすりと深く眠ることが大切です。

良質な睡眠が取れるように、寝る前のパソコンやスマホの使用は控えましょう。寝る前に、軽くストレッチをしたりアロマを炊いたりするのもおすすめです。

適度な運動をする

適度な運動も、美白ケアとして有効です。運動すると、血行が良くなり、肌のすみずみにまで栄養素が行き届きます。ターンオーバーがスムーズとなり、メラニンの排出につながります。運動する時間のない方は、ゆっくりと入浴し血行を良くしましょう。

サプリメントや美容ドリンク剤で不足の栄養素を補う

先に述べたように、美白ケアにはバランスの取れた食事が欠かせません。とはいえ、すべての栄養素を食事から取るのは難しいでしょう。そこでおすすめなのが、サプリメントや美容ドリンク剤です。

透明感のある肌を手に入れるためには、継続して取り入れることが重要です。飲みやすさや続けやすさから、自分に合ったものを選ぶと良いでしょう。

美白ケア対策(美容クリニック)

美白ケア対策として、美容クリニックの活用もあります。ピーリングやレーザー治療など、シミやくすみに直接アプローチするため、高い効果を期待できます。

ここでは、美容クリニックで受けられる美白ケア対策を解説しましょう。

ピーリング

美容クリニックでは、ケミカルピーリングを受けられます。ケミカルピーリングとは、強力な薬剤で古い角質を取り除く施術です。家庭で使うピーリング剤よりも強力なため、普段のケアでは取り切れない角質も取り除けます。施術後は、一時的に赤みや湿疹などの症状が現れます。

レーザー治療

美容クリニックで受けられるレーザー治療も効果的です。レーザー治療では、レーザーの熱で肌を引き締めたり古い角質を除去したりできます。

内服薬

美白ケア対策の一つとして、内服薬を用いる方法もあります。美容クリニックでは、次のような内服薬が処方されます。

  • ・ユベラ
  • ・トラネキサム酸
  • ・シナール
  • ・L‐システイン

また、日焼けによるシミやそばかすを防ぐ一環で、有効成分が含まれるクリームが処方されることもあります。クリームに含まれる成分は、次のとおりです。

  • ・トレチノイン
  • ・ハイドロキノン

美白化粧品を効果的に使う方法

美白ケア対策として欠かせない美白化粧品は、さまざまなものが販売されています。美白化粧品を効果的に使うためには、次の3つのポイントを押さえることが重要です。

  • ・顔全体にムラなくなじませる
  • ・使用料や使用手順を守る
  • ・季節を問わず1年中ケアする

次に、それぞれのポイントについて解説しましょう。

顔全体にムラなくなじませる

美白化粧品を塗る時は、気になる部分だけでなく、顔全体にムラなくなじませることが大切です。塗っていない部分があると、その部分にシミができます。今、気になるシミがなくても、肌の奥には、メラニンが蓄積している可能性もあります。

また頬や鼻など、シミやそばかすが気になる部分には、重ね塗りがおすすめです。透明感のある肌を手に入れるためには、しっかり汚れを落とした後に潤いを与えましょう。

使用量や使用手順を守る

美白化粧品を効果的に使うためには、使用料や使用手順を守ることも重要です。「美白化粧品は高いから」と使用量を減らすと、期待したような効果を得られません。また塗る時に、指の滑りが悪くなり、余計な負担を肌に与える恐れもあります。

美白化粧品だけでなく基礎化粧品についても、商品のパッケージを参考に、使用量や使用手順を守って使いましょう。

季節を問わず1年中ケアする

美白ケアは、紫外線の強い時期だけでなく、1年中ケアすることが欠かせません。先ほども述べたように、紫外線は1年中降り注いでいます。秋や冬も手を抜かず、ケアをすることが大切です。美白は、丁寧なケアを怠らず、継続することによって手に入ります。

美白化粧品を選ぶ時の2つのポイント

多くの美白化粧品の中から、どの商品を選べばいいのだろうと、お悩みの方も多いことでしょう。ここでは、美白化粧品を選ぶ時のポイントを2つご紹介します。

1.表示をチェックする

美白化粧品を選ぶ時は、表示をチェックすることが大切です。美白化粧品のパッケージには、「化粧品」や「医薬部外品/薬用」などが表示されています。

ここで、「医薬品」・「医薬部外品」・「化粧品」の違いを解説しましょう。これら3つの大まかな違いは、次のとおりです。

  • ・医薬品:治療を目的としたもの
  • ・ 医薬部外品:厚生労働省が認可した有効成分が、一定濃度で配合されているもの
  • ・ 化粧品:体を清潔にしたり美しくしたりするもの。人体への作用が緩やかなもの

医薬部外品は、配合される有効成分によって「肌荒れを防ぐ」や「メラニンの生成を抑えてシミやそばかすを防ぐ」といった効果や効能を表示できます。なお、医薬部外品は、パッケージに「薬用」と表示されている場合もあるため注意が必要です。

医薬部外品は化粧品よりも高い効果を期待できるため、美白ケアに力を入れたい方は、医薬部外品が向いています。しかしスキンケアアイテムは、肌に合う・合わないがあるため、刺激を感じたり使い心地が良くなかったりする場合は、使用を控えましょう。医薬部外品は肌に良いからと、無理して使い続けると、肌荒れを起こすなど逆効果です。

2.有効成分が配合されているかをチェックする

美白化粧品を選ぶ時は、有効成分が配合されているかをチェックしましょう。汚れの蓄積によるくすみを取り除きたいのか、シミやそばかすを予防したいのかなどで適している美白化粧品は異なります。自分がどのような肌を目指しているのか、その目的に合致したものを選ぶことが重要です。

美白化粧品に用いられる有効成分には、いくつかあります。厚生労働省に認められている代表的な有効成分は、次のとおりです。

  • ・ビタミンC誘導体
  • ・トラネキサム酸
  • ・カモミラET
  • ・プラセンタエキス

ビタミンC誘導体は、メラニンの生成を抑え、かつメラニンの排出を促す作用があります。ほかにも皮脂分泌を抑えたりニキビの色素沈着を防いだりと、さまざまな効果を期待できます。

トラネキサム酸は、メラニンを生成するメラノサイトという細胞を活性化するプラスミンをブロックする働きを持つ成分です。ニキビ跡やシミなどの色素沈着を防ぐ働きもあります。

カモミラETは、カモミールを原料とした美白有効成分です。メラニンの生成を抑えて、シミやそばかすを防ぎます。

プラセンタエキスは、動物の胎盤から排出された有効成分です。メラニンの排出を促進するだけでなく、保湿作用や肌のターンオーバーをサポートする効果があります。

このように、さまざまな有効成分がありますが、成分によって作用が異なります。美白化粧水を購入する時は、どのような効能や効果があるのかをしっかりとチェックしましょう。

美白ケア対策で、透明感のある美肌を手に入れよう!

美白の大敵であるシミやそばかすは、メラニンの過剰生成や紫外線による肌の酸化、肌のターンオーバーの乱れが原因で生じます。美白を作るには、保湿や紫外線対策が効果的ですが、とくに紫外線対策が重要です。紫外線は夏場だけでなく、1年中、曇りや雨の日も降り注いでいます。そのため、天候にかかわらず毎日欠かさずに行うことが、美白につながります。

美白を作るためには、インナーケアも欠かせません。バランスの取れた食事や良質な睡眠、適度な運動など、体をまるごと健康にする意識が重要です。できてしまったシミやそばかすを取り除くには、美容クリニックでのピーリングやレーザー治療もおすすめです。

美白化粧品は、透明感のある肌を作るのに欠かせないアイテムといえます。美白化粧品を使う時は、使用量や使用手順をきちんと守ることで、期待したような効果を得られるでしょう。また購入の際は、表示や有効成分をチェックするのも忘れないようにしましょう。

  • Twitter
  • LINE
  • Facebook