1.ポロシャツとは？

ポロシャツとは、襟がついたニット製の半袖シャツのこと。胸元中央部分にボタンが2〜3個ついていて、高い通気性と快適な着心地が魅力です。定番ファッションアイテムのポロシャツは日常使いしやすく、ジーンズやチノパンなどと合わせたシンプルなコーディネートは爽やかな印象に。

前開きのワイシャツはシャツを羽織ってボタンを留める着方をしますが、ポロシャツは頭からすっぽりと被るのが特徴です。また、最近ではクールビズなどの影響を受け、ビジネスウェアとしても認められています。

2.ポロシャツの生地の種類

よりポロシャツを楽しみたいなら素材にも注目してみましょう。シーンに合わせてシャツをうまく選べるようになるはずです。ここでは、ポロシャツの生地の種類について解説します。

2-1 天竺

「天竺」とは、表編みと裏編みを組み合わせて織られた生地を指します。通気性が良く、適度な伸縮性があるのが特徴。着た時にほどよいフィット感があり、ポロシャツをはじめTシャツや肌着などにも使用されています。

カジュアル・フォーマルのどちらでも着こなせる使い勝手の良い生地なので、ビジネスシーンで着用したいという人にもおすすめです。

2-2 鹿の子

「鹿の子」は、生地の凹凸した見た目が特徴的な素材です。ポロシャツといえば鹿の子、という印象を持っている人も多いのではないでしょうか。鹿の子は肌と接する面が少ないので、高い通気性があるのが魅力。肌に貼りつきにくく、汗をかきやすい夏にもさらりと心地良く着られます。

また、伸縮性がありながらも横方向へは伸びづらいので、型崩れしにくいといわれています。型崩れを気にせずに着用したりお手入れできたりと、気軽に扱いやすい素材でビジネスシーンなど、身だしなみをきちんと整えたい場面でも活躍してくれます。

3.ポロシャツの着用シーン

カジュアルな印象が強いポロシャツですが、実は様々なシーンで活躍するアイテムです。ここでは、ポロシャツの着用シーンについて解説します。

3-1 元々はテニスのウェアとして

ポロシャツは元々、1927年に「LACOSTE」の創業者ルネ・ラコステ氏によって考案されたアイテムです。当時、ワイシャツのような襟付き＆長袖のシャツを着てプレーしていたテニス選手を見て、彼はより動きやすいシャツを作ろうと考えました。

ポロ選手が使用していた吸水性＆動きやすさともに高いジャージ素材のシャツを、ユニフォームに採用したのがポロシャツの始まりといわれています。

当時、丸首だったシャツに襟をつけ足し、現在のポロシャツの原型ができあがったのです。ポロシャツは今でもテニスウェアやゴルフウェアとして親しまれています。

3-2 クールビズによるワイシャツの代用として

クールビズをさらに強化した「スーパークールビズ」のアイテムとしても認知されているポロシャツ。ワイシャツと比べてカジュアルな印象の強いポロシャツですが、襟付きなのでビジネスシーンにも◎。ポロシャツの着用を認めている職場も増えています。

ビジネスシーンで着用するなら、きちんと感のあるシンプルなデザインのものを選びましょう。白やブルー、ネイビー、ベージュ、グレーなどのシックな色合いのものを中心に、無地やワンポイント、ストライプなどの派手すぎないデザインがおすすめです。

また、ワイシャツのような台襟付きのポロシャツなら襟元がきれいに整うので、ボタンを1つ開けて着てもサマになります。

3-3 カジュアルなコーディネートをしたいときに

日常使いがしやすいポロシャツは、カジュアルなコーディネートにぴったり！ポロシャツ＆デニムはメンズライクに仕上がるので、女性は足元をバレエシューズなどにするのもおすすめです。丈が短めのシャツならスカートとのバランスも良いでしょう。

きちんと感のあるチノパンを合わせる場合は、かっちりめの印象にまとまってしまうことも…。カジュアルに着こなしたいならポロシャツの裾をタックアウトし、パンツ丈の高さなどにも注目してみてくださいね。

4.ポロシャツのボタンは外すべき？

ポロシャツのボタンを外すか留めるかはケースバイケースといえます。たとえば、ワイシャツの代わりとして会社で着るなら、ボタンを全部閉めるほうが良いでしょう。会社の中だけでなく、移動中の電車の中などでも取引先の人に会う可能性はあります。そのため、なるべく勤務時間内はボタンを留めておくほうが無難です。

一方、プライベートでカジュアルな着こなしを楽しみたい時には、ボタンを1つだけ外すのがおすすめ！かっちりしすぎず、だらしなくも見えない程よさで、スタイリッシュな印象を与えられますよ。また、ボタンを1つだけ外すことで首元の縦ラインを強調できるため、首が短めの人はぜひ試してみてください。

5.レディース：ポロシャツの人気ブランド

ポロシャツについて理解できたところで、レディースポロシャツの人気ブランドを見ていきましょう。

5-1 ラコステ

ワニのマークが有名な「ラコステ」は、ポロシャツを考案したルネ・ラコステ氏が創業したフランスの世界的ブランド。定番商品のポロシャツをはじめ、革製品や時計、香水なども取り扱っています。

こちらの「Ａライン半袖ポロシャツ」は、ブランド定番のストレッチミニピケ素材を使用した着心地の良さが特徴です。裾広がりのAラインが印象的で、前身頃は短め、後身頃は長めのシルエット。定番アイテムのポロシャツをフェミニンに着こなしたくなる1枚です。

細身のパンツやボリュームのあるスカートなどと合わせるのもおすすめですよ。

Ａライン半袖ポロシャツ／ラコステ

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5-2 エーグル

「エーグル」は160年ほど前に、フランスのロワール地方で誕生したブランドです。元々はレインブーツのみの製造からスタートしましたが、その後多彩なウェアやバッグなども販売するようになりました。

「ラバルカ　ポロシャツ 」は、エーグルのアイコンとなるダブルストライプが襟と袖に入った商品。スポーティーな印象のシャツはカジュアルシーンで活躍することまちがいありません。ベーシックながら、フェミニンな雰囲気も感じられるアイテムです。

ラバルカ　ポロシャツ／エーグル

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6.メンズ：ポロシャツの人気ブランド

続いて、メンズポロシャツの人気ブランドをご紹介します。

6-1 ゴールデンベア

「ゴールデンベア」は、「ゴルフ界の帝王」と呼ばれるジャック・ニコラウス氏がスタートさせたファッションブランド。デイリーに着られるアメリカンカジュアルスタイルを提案し続けています。

「布帛襟ポロシャツ」は、コーデュロイ布帛を使用した両面起毛のチェック柄ポロシャツ。暖かく柔らかい生地が特徴で、ぜひ秋冬に着回したいアイテムです。重ね着もできるので、秋には1枚で、冬にはアウターのインナーとしても使えますよ。

布帛襟ポロシャツ／ゴールデンベア

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6-2 ＦＲＥＤ　ＰＥＲＲＹ

1952年にテニスブランドとして登場したイギリスのブランド「フレッドペリー」。定番アイテムのポロシャツやモッズコートなどが人気です。通常ラインよりも高級仕様の 「LAUREL WREATH（ローレル リース）」も展開しています。月桂樹がトレードマーク。

クラシカルな雰囲気の「Reissues（リイシュー）」コレクションの中で1960年代にデザインされた復刻モデルポロシャツが、2022年春夏 SHIPS別注カラーで登場します。襟と袖のシングルラインが特徴のシャツはクラシカルで落ち着いたデザイン。トレンドに左右されないおしゃれを楽しめるでしょう。

【ＳＨＩＰＳ別注】ＦＲＥＤ　ＰＥＲＲＹ：　イギリス製　Ｍ２　シングルライン　ポロシャツ　２２ＳＳ／シップス

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まとめ ポロシャツでカジュアルな着こなしを楽しもう

カジュアルにもビジネスシーンにも使えるポロシャツは、多彩な顔を持つ万能アイテムです。素材やサイズ、デザインなどによっても印象がまったく異なるので、使用シーンに合わせて選んでくださいね。

定番のファッションアイテムですが、コーディネート次第でトレンド感を出すことも可能です。

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