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サステナブルファッションブランドが増えている理由とは!その取り組み方

「サステナブルファッション」がどんなものかご存じでしょうか?

地球環境や労働環境問題に直面している現代のなかで、近年サステナブルファッションが注目を集めています。

サステナブルファッションとは人や環境にやさしいファッションのことです。ブランドによってアプローチ方法はさまざまで、天然素材やリサイクル素材の使用、製造過程の透明化などの取り組みをしている企業が多いです。

ここでは、サステナブルファッションブランドが増えている理由の解説、おすすめブランドの紹介をしていきます。

サステナブルファッションブランドを知って、地球や人にやさしい服選びをしていきましょう。

サステナブルファッションブランドが増えている理由

近年、SNSやネット上でサステナブルファッションブランドがじわじわと注目を集めています。

サステナブルファッションとは、ファッションを通して地球環境や社会に配慮する取り組みのことです。衣類の着用から廃棄までの過程において持続可能であることをめざしています。

2015年のSDGs(持続可能な開発目標)が採択されてから、国内外でサステナブルな取り組みが活発になっています。それにともないサステナブルファッションは若年層のZ世代を中心に注目を集めるようになり、続々とサステナブルファッションブランドが増加中です。

・持続可能な社会をめざす必要性

サステナブルファッションブランドが増えている理由の一つとして、国内外で持続可能な社会をめざす重要性が高まってきていることがあげられます。

地球温暖化をはじめ、生物や森林の減少などさまざまな地球環境問題に直面している現代。その中で地球人口は急増しており、2050年には98億人に達すると予測されています。地球一つの資源では世界人口の需要をまかなえない事態となっているのです。私たちが知らないうちに環境負荷がかかっています。

そんな深刻な事態を解決するには、一つひとつの企業が持続可能な社会をめざしていく必要があります。

・自然資本を守る
・廃棄物を減らす
・二酸化炭素排出を抑える
・今ある資源を共有する

上記のような取り組みをして将来の世代につないでいくことが大切です。私たちがサステナブルファッションに取り組むことは、地域環境に配慮することにつながるのです。

・ESG投資として求められている

「ESG投資」をご存じでしょうか。ESGとは環境(Environment)・社会(Social)・ガバナンス(Governance)の頭文字をとったものです。ESGの「環境」は環境汚染問題や省エネなど自然環境への取り組み、「社会」は地域貢献や労働環境など社会環境への取り組み、「ガバナンス」はコンプライアンスや汚職防止など経営体制への取り組みを表します。ESGに対する意識の高まりにより、環境や社会に配慮したサステナブルファッションブランドが増えているのです。

企業が持続的に成長するには、利益を追求するだけでなく、ESGの取り組みを意識する必要があるとの価値観が広まっています。世界的にESG投資が注目されており、積極的に取り組む団体は消費者や投資家、企業に好印象を与えます。

サステナブルファッションブランド 10選

サステナブルファッションに取り組んでいるファッションブランド10選をご紹介します。ぜひ、お買い物の参考にしてみてくださいね。

・ユニクロ

皆さんお馴染みのユニクロ。実は、服のリサイクルやリサイクルポリエステルの使用などさまざまなサステナブルファッションに取り組んでいます。
店舗で回収した服をリユースし海外の難民や被災地など服を必要としている人のもとへ届ける活動や、飲み終わったペットボトルから作る糸を使用したリサイクルポリエステルの服を生産しています。ほかにも、ほつれた服や穴があいてしまった服をリペアする「RE.UNIQLO STUDIO」を開設し、一つひとつの服を大切にする取り組みをしています。

・Patagonia(パタゴニア)

皆さんお馴染みのユニクロ。実は、服のリサイクルやリサイクルポリエステルの使用などさまざまなサステナブルファッションに取り組んでいます。
店舗で回収した服をリユースし海外の難民や被災地など服を必要としている人のもとへ届ける活動や、飲み終わったペットボトルから作る糸を使用したリサイクルポリエステルの服を生産しています。ほかにも、ほつれた服や穴があいてしまった服をリペアする「RE.UNIQLO STUDIO」を開設し、一つひとつの服を大切にする取り組みをしています。

・Cuyana(クヤナ)

Cuyanaは、「fewer, better(より少なく、より良く)」をコンセプトとしたカルフォルニア発のブランドです。目先のトレンドを追うのではなく長く大切に使い続けられるアイテムを生産しています。高い耐久性を持ちながらも美しいデザインにこだわっているのが特徴です。労働環境にも配慮しており、不当な労働環境とならないよう現地の労働基準法と会社独自の労働基準を満たした工場を採用しています。

・Amour Vert(アモーレ ベート)

「We are green love.」の理念をもとに地球環境に優しいファッションを提供しているブランドです。羊を傷つけないようミュールジング(子羊の皮膚や肉を無麻酔で切り取る行為)されていないウールや、コットンシードからつくられるキュプラなど原料からこだわっています。Tシャツが売れるたびに木を植える「Tees for Trees」というプログラムにも取り組んでいます。サステナブルファッションブランドとしてはお手ごろな価格帯であり、デザイン性が高いことが人気の理由です。

・PeopleTree(ピープルツリー)

PeopleTreeはレディースファッションや雑貨を取り扱う国内ブランドです。「人も木も地球に生きるすべてがフェアに暮らせる世界に」をコンセプトに、従業員にも地球環境にも配慮した取り組みをしています。フェアトレード(公正な貿易)にも取り組んでおり、社会的・経済的に弱い人たちに仕事の機会をつくりだし公正な報酬を支払うことで支援しています。オーガニック食品も販売しており、SPA2017国際部門で大賞を受賞したチョコレートが人気です。

・oblekt(オブレクト)

oblektは上質なベーシックウェアを取りそろえる国内ファッションブランドです。「人と環境にやさしいモノづくり」をテーマに、ロスが少なく長く愛用できるアイテムを提供しています。CO2削減や温暖化対策などの環境保全をはじめ、サプライチェーン上の人権・労働環境課題や社会課題の解決をめざした取り組みもしています。素材のやさしさとトレンドを兼ね備えた大人のファッションブランドです。

・NAGIE(凪へ)

NAGIEは三菱商事グループが運営するサステナブルファッションブランドです。再生PETを中心としたリサイクル素材を使用しているアイテムが多く、着心地・伸縮性・機能性にこだわったオリジナル素材が特徴です。発注から1カ月かかかるのですが、それは無駄な在庫を抱えずに大量生産・大量廃棄を起こさない試みとして、数量限定の「限定受注生産」を行っているからです。地球にやさしいだけでなく着心地も良い、人々を豊かにするファッションを提供しています。

・Enter the E(エンタージイー)

Enter the Eは地球環境や人に配慮した洋服のみを世界中から取り寄せているセレクトショップです。「持続可能な材料」「情報の透明性」「エネルギー・CO2・資源の使用削減に対する努力」などのブランド選定基準が設けられており、これらの基準を満たしたブランドを取り扱っています。破棄率0%、消化率100%をめざし、「スローファッションライブ」を開催して注文を受けた分のみ仕入れをする形をとっているのが特徴です。

・MERCI(メルシー)

MERCIは、日本の安全な生地メーカーの生地を使用し佐賀の縫製工場で服をつくっている純国産ブランドです。目先の流行を追うのではなく、お客さまのニーズに合った生地の開発や選定を行い用途に困らない服を設計しています。服づくりの生産過程のリアルを発信する活動をしており、工場はオープンキッチンのように服をつくっているところが見えるようにしています。川の汚染に配慮したパンツや使用済みペットボトルをリサイクルしてつくったスカートなどが人気です。

・tennen(テンネン)

tennen(テンネン)は、「ゴミにならず、土に還る服であること」がコンセプトの国内ブランドです。「100%、すべて還せる」ことをめざしプラスチックのように自然に対してゴミになってしまうものを避けられるよう服づくりをしています。そのため生地、ボタン、ネーム、縫い糸すべてが天然素材。海外生産に依存しすぎないフェアな雇用を維持するために、生産現場での体験を発信する活動を積極的に行っています。

サステナブルファッションブランドにおけるサステナブルへのアプローチ方法

サステナブルファッションブランドごとにさまざまな取り組み方があることがわかりました。

国内外で増えているサステナブルファッションブランドは、ブランドごとに取り組み方が異なります。生産・販売・消費のすべてのプロセスにおいて地球環境や労働環境に配慮した取り組みが求められています。アプローチは大きく二つに分かれ、素材に対するものと製造工程に対するものがあるのでそれぞれ詳しく見ていきましょう。

・使用素材へのアプローチ

サステナブルな素材には天然素材とリサイクル素材の2種類あります。天然素材とは、オーガニックコットンやリネンなどの植物からつくられる素材、ウールやシルクなどの動物素材のことです。リサイクル素材とは使用済みのペットボトルからできた素材が代表的で、石油の使用量の減少やCO2削減につながります。

・製造工程におけるアプローチ

製造工程を見える化することもサステナブルな取り組みの一つです。国内ファッションブランド「KAPOK KNOT(カポックノット)」は国内で初めて自社製品の製造過程から廃棄に至るまで排出される「カーボンフットプリント」を算出しました。
「カーボンフットプリント」とは、商品・サービスを提供する過程で排出された温室効果ガスの全体量の表示のことです。

・KAPOK KNOT(カポックノット)

KAPOK KNOTは木の実由来の新素材「カポック」を使用した服を生産しているのが特徴です。「Farm to Fashion」を掲げ、農園や縫製工場に足を運びその工程を伝え、つくり手とつかい手の境界をなくす取り組みをしています。

​​Kesouがめざすサステナブル

Kesouは、環境への配慮と履き心地にこだわった靴を販売するサステナブルファッションブランドです。使用素材と製造工程の両方の観点からサステナブルな取り組みをしています。主要素材はすべてサステナブルで、ペットボトル再生糸や天然ゴム発泡素材などを使用しています。また、履かれることなく捨てられてしまうパンプスをなくすため、必要な分だけ生産する受注生産に取り組んでいるのが特徴です。
その他にも、返品交換無料サービス、無駄のない梱包などに取り組み、廃棄物ゼロを目指しています。

Kesouの靴は軽く・やわらかな履き心地でありながら、足元がきれいに見えるデザインも特徴です。
足元がきれいに見えるのは甲部分のカッティングや形状にこだわっているからです。足がきれいに見えることと脱げにくいことを両立するカットラインを追求しました。
また、一般的なパンプスより3割程度軽く、素材がやわらかいのでスニーカーを履いているかのようなラクさで足が痛くなりにくいのです。
19.5~27.0cmの16サイズ展開と豊富なカラーバリエーションで多くの女性に親しんでもらえるような靴をつくりました。
オンラインを中心に、期間限定のイベントやクラウドファンディングでも購入できます。

使う人、作り手、環境に想いをかけて、一つひとつ丁寧にものを作りお届けするKesou。
CO2排出量を実質ゼロをめざしサステナブルな未来へと一歩ずつ歩みを進めていきます。

人にも環境にも優しいサステナブルファッション

地球環境や労働者に配慮したサステナブルな取り組みがファッション業界でも盛んになってきています。サステナブルファッションにはさまざまなアプローチ方法があり、今持っている服を大切に着ることや不要な服をリサイクルすることなど気軽にできることはたくさんあります。持続可能な社会をめざして、普段の装いにサステナブルファッションを取り入れてみてはいかがでしょうか。

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