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サステナブルとは?簡単にはじめられるサステナブルな暮らし方

こんにちは、Kesouです。

最近の記事でもご挨拶をさせていただきましたが、私たちはサステナブルなブランドとして、素材の調達から生産方法までこだわったものづくりを行っています。

現時点では、靴というファッションアイテムを通じてみなさまのお役に立つことができるよう日々の運営を行っていますが、ひとりでも多くの人に「サステナブルな暮らし方」を選んでいただくことは、私たちが実現したい目標のひとつでもあります。

ですが、そもそも「サステナブル」自体にはなんとなく“社会や地球環境にやさしい”といったイメージはあるものの、実際の言葉の意味や、それをどのように日常生活に取り入れたらよいのかわからない、といった方も多いのではないでしょうか。

私たちのサイトにおいても頻繁に使用させていただいており、企業経営においても注目度が高まっている「サステナブル」というワードですが、こちらの記事ではそれについての情報や取り組み事例をいくつかご紹介しながら、明日からはじめられる簡単な取り入れ方をお伝えできればと思います。

「サステナブル」の意味と、その必要性とは

最近よく耳にする「サステナブル(Sustainable)」という言葉は、英語で「持続可能な」という意味を表す形容詞です。

その名詞形である「サステナビリティ(sustainability)」も、同様に多く使用されています。

現在、世界中で「サステナブルな社会の実現」が求められていますが、これは人口増加や経済活動にともない悪化した環境問題に歯止めをかけ、私たちの未来を守るために、持続可能な社会活動を行うことを目標としたものです。

産業革命以降、企業は経営のために必要な利益を、消費者はより便利な生活を求めて経済発展を続けた結果、大量生産・大量消費・大量廃棄が当たり前となっている現代社会へとつながっていくこととなりました。

買い物をしにお店に向かうと、いつ何時でも、あらゆる商品・サービスがすぐに手に入る状況――このような状況をつくりあげた責任は企業だけでなく、それを望んだわたしたち消費者にもあります。

私たちは一個人として、現代社会が抱える課題と向き合っていかなくてはならないと思います。

現在のような活動を続けながら何も対策を取らなかった場合、排出されるCO2(二酸化炭素)が地球温暖化を進め、世界の平均気温を2.6~4.8℃上昇させてしまうという予測が、環境省の「COOL CHOICE」というサイトの「学ぼう!地球温暖化」ページ内で発表されています。

この気温上昇はさまざまな地球環境の悪化を引き起こすと言われており、すでに近年では異常気象の多発に関連する自然災害や健康被害、作物収穫量の変化などの影響が見られます。

私たちや、将来を生きる子どもたちの未来を守るためにも、今まさに「サステナブル」な社会の実現が求められているのです。

「SDGs」との違い

「サステナブル」についてお話をする際、よく使用されている言葉に「SDGs」というものがあります。

最近ではメディアでも取り上げられることが多いため、何度か耳にしたことがあったり、なんとなくエコや自然にやさしいといったイメージをお持ちだったりする方もいらっしゃるのではないでしょうか。

SDGs(エスディジーズ)とは、Sustainable Development Goals(サステナブル・ディベロプメント・ゴールズ)の略称で、「持続可能な開発目標」を意味しています。

「Global Goals(グローバル・ゴールズ)」と呼ばれることもあるこの目標は、国連加盟国が2015年9月25日に採択した、世界共通の目標です。

SDGsアイコン一覧

SDGsアイコン一覧

その前身には、2000年に採択された「MDGs(エムディージーズ)」=Millennium Development Goals(ミレニアム・ディベロプメント・ゴールズ)の略称で、「ミレニアム開発目標」というものがあります。

1970年以降の経済発展によって徐々に高まってきた環境問題への危機感は、21世紀からの今後の国連の役割を議論する目的で開催された国連ミレニアムサミットにおいて改めて各国の共通認識となり、この目標が定められることとなりました。

「MDGs」とは主に途上国を対象とした目標のことで、内容としては貧困や飢餓などの8つ社会課題の解決を目的としており、達成期限である2015年には一定の成果をあげたという報告書が出されています。

そしてその後継として、先進国も含むすべての国の、より広範囲な課題解決を目的とした「SDGs」が、次の15年間で達成すべき「持続可能な開発目標」として定められました。

近年のコロナ禍においては「Green Recovery(グリーン・リカバリー)」という言葉も注目されていますが、これは感染拡大による景気後退を、環境重視の投資で復活させようという動きのことを指します。

このような動きを含めて「サステナブル」な社会=持続可能な社会を目指すことの必要性が高まりを見せる中、それを達成するための一時的な目標として、この「SDGs」が掲げられているのです。

身近にあるファッションから取り入れよう

こうした「サステナブル」な社会の実現に向けた1つの取り組みとして、日本においては、廃棄プラスチック問題解決のためのレジ袋有料化が2020年よりスタートしています。

この取り組みによって、コンビニエンスストアではレジ袋の辞退率が有料化以前の28.3%から74.6%と、2021年2月までにはおよそ3倍に増えたと言われています。※一般社団法人 日本フランチャイズチェーン協会サイト「レジ袋削減への取り組み」より

このように、取り組み自体はわかりやすくシンプルなものですが、この状況に対してひとりひとりが自身のライフスタイルを少しずつ変化させていくことで、大きな成果につながっていることが分かります。

私たちにとってより身近な事例を挙げると、ファッションアイテムにおいても同様です。

服がごみとして廃棄された場合にリサイクルされる割合は5%程度で、ほとんどはそのまま焼却・埋め立て処分となっています。

この量は年間で約48万トン=大型トラック約130台分にものぼるため、この処分のために大きなエネルギーを使用することで大気汚染にもつながっていきます。

また、お客さまのお手元に届く以前の生産段階においても多くのCO2が排出されており、原材料の調達や染色などで大量の水が使われるとともに、余った生地のような廃棄物も出ます。

製品ひとつをつくるだけでも、このように多くの環境負荷がかかっていることを考えると、私たちは1つのものを大切に、より長く身に付けることを意識しなければいけません。

これを提供するブランド側も、利益とコストだけを意識したものづくりをせず、より長くご利用いただけるような製品のプランニングや、お客さまがご利用になったあとの回収・リサイクルシステムなども検討する必要があると考えます。

まずは身近にあるファッションから、私たちと一緒に「サステナブル」に取り組んでみませんか。

環境省が推奨するサステナブルファッション

サステナブルな素材の選び方

では、そのファッションに使用されている素材は、どのようなものを選べば「サステナブル」と言えるのでしょうか。

そもそもサステナブル素材とは大きく分けて「天然素材」と「リサイクル素材」の2種類があり、衣類や靴などのファッションアイテムから、スポンジやラップなどのキッチングッズまで幅広く活用されています。

「天然素材」とは、その名前通り人工的につくられたものではなく自然に存在するもので、時間が経ったあともごみにならず生分解され、土に還るような素材のことを指します。

シルクやウールなどの動物繊維、コットンやリネンなどの植物繊維がこれにあたります。

「リサイクル素材」とは、製品化されたもの、もしくは製品化の過程で発生した余剰素材などを廃棄される前に再利用した素材のことで、ペットボトルやタイヤ、漁網などのプラスチック製品に新たな価値を見出し、活用した事例が多くあります。

リサイクルポリエステルやリサイクルナイロンなどがこれにあたり、現時点では元となる廃棄物の調達がしやすいため、近年では多くの企業がものづくりに活用しています。

店舗への来店客からペットボトルや食品トレーを回収し、リサイクル素材へと変える取り組みも頻繁に見られます。

北千住マルイ5階に設置されているペットボトル回収機
※写真はイメージです。

特に、日本においてはペットボトルのリサイクル率が96.7%で世界最高水準と言われていますが、そのリサイクルされた代表的な事例にペットボトル再生糸があります。


国内の自治体や店頭などで回収されたペットボトルを丁寧に選別・粉砕し、洗浄を行った後で、「ペレット」と呼ばれる粒子をつくり、ポリエステル繊維として生まれ変わっているのです。

サステナブルなペットボトル再生糸は、大手アパレルブランドや、私たちがつくるKesou Pumpsのメイン素材としても使用されています。

Kesou Pumpsでも使用しているペットボトル再生糸



サステナブルな暮らしをはじめるための4つのポイント

サステナブルな暮らしというと一見ハードルが高いように感じますが、これらをふまえて、普段の生活の中でできることから少しずつ、始めてみてはいかがでしょうか。

サステナブルな暮らしをはじめるために必要な、具体的な4つのポイントをご紹介します。

  • ひとつのものを繰り返し、長く使う

「身近なファッションから取り入れよう」の項目でもお話をさせていただきましたが、ものづくりには廃棄処分だけでなく、原材料の調達から生産まで、大きな環境負荷がともないます。

そのため、今持っているものをメンテナンスしながら長く使うことを意識したり、少し壊れてしまったとしても、すぐに捨てずに修理したりすることが、とても大切です。

お出かけの時にはマイバッグやマイボトルを活用することで、ごみを出さないことにつながります。


  • エシカル消費を意識する

「エシカル(ethical)」とは、英語で「倫理的な」という意味の形容詞です。

消費者それぞれが、日用品を含む商品やサービスを購入・利用する前にその背景まで目を向けて、環境や人権などに配慮されているか考慮した上で、消費行動をすることを意味しています。

たとえば、ファッションの中でも靴というアイテムは、とりわけ履き心地にフォーカスして商品を選びがちですが、Kesou Pumps(ケソウ パンプス)のように「サステナブル」も同時に叶えた商品を選ぶことで、エシカル消費を実施していることとなります。


  • フードロスをなくす

食材を、価格が安いから・お得だからといって大量購入することなく、必要な分だけを購入し、使い切ることが大切です。

万が一、廃棄しなくてはならない食材が出てしまった際には、「コンポスト(compost)」と呼ばれる生ごみを微生物の力によって堆肥化させる事業も各市区町村に広がっているため、ぜひ活用してみてください。


  • 地産地消を意識する

「地産地消」とは、地域で生産されたものをその地域で消費するという意味ですが、これを行うことで運送時に排出されるCO2の削減に貢献することができます。

特に遠くから運ばれてくる食材は、美しい見た目の維持や保存期間を延ばす関係で薬品が使われている場合も多いため、地産地消をすることでより新鮮で栄養価の高い食材を手に入れることができるというメリットもあります。

まとめ:まずは簡単に、できることからはじめよう

「サステナブル」というと難しいイメージをお持ちだった方も、ここまでの記事をお読みいただくことで、“身近なことからであれば自分にもできるかも”“この取り組みになら参加してみたい”と思っていただけたのであれば、これ以上にうれしいことはありません。

地球環境は、私たちの小さな行動ひとつひとつの積み重ねで、刻一刻と変わっていきます。

未来を守るため、まずはできることから・簡単なことから、みなさまと行動を起こしていくことができればと思っています。

人にも環境にもやさしいKesou Pumpsを履いて、私たちと一緒に「サステナブルな暮らし」をはじめてみませんか。

Kesouが実現しているサステナブルをご紹介しています

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