ファッション通販マルイウェブチャネル > 韓国コスメのセレクトショップKOREAJU(コリアージュ) > 韓国コスメ コラム一覧 > ニキビができたらどうすればいい!?気になるニキビの原因や対処・予防方法
著作者:KOREAJU編集部
作成日:2021.05.07
更新日:2022.12.17
ニキビは思春期の肌トラブルというイメージですが、大人になってもニキビに悩む女性は少なくありません。ニキビがあると肌がきれいに見えないだけでなく、悪化して痛みを伴ってしまうこともあります。この記事では、大人の女性にニキビができてしまったときにすべきことと避けるべきこと、ニキビの原因や予防法について解説します。
ニキビとは、おでこや顎といった顔のほか、胸元や背中など体にできることもある発疹で、正式名称は「尋常性ざ瘡(じんじょうせいざそう)」といいます。ニキビができる原因として考えられる理由は、おもに「毛穴のつまり」「皮脂の過剰分泌」「アクネ菌の増殖」の3つです。
通常、肌は約28日周期のターンオーバーによって生まれ変わりますが、生活習慣やホルモンバランスなどの影響を受けるとターンオーバーが乱れてしまいます。ターンオーバーが乱れると肌に残る古い角質や皮脂で毛穴が詰まり、アクネ菌が増殖してしまうのです。また、生活習慣やホルモンバランスの乱れは皮脂の分泌にも影響を及ぼし、皮脂の過剰分泌につながることがあります。
一般的に、ニキビができるのは思春期といわれる年代です。この時期は皮脂の分泌を促す「アンドロゲン」という男性ホルモンが増加してニキビができやすくなります。しかし、アクネ菌は肌の常在菌として誰でも持っているため、大人になったからといってニキビができやすくなるわけではありません。思春期にできるニキビは成長とともに自然に治っていくことが多いものの、大人になってからのニキビは治りにくいうえに繰り返しできやすいのが特徴です。
大人になってからできる大人ニキビには5つの種類があります。1つ目は「白ニキビ」というニキビの初期段階です。毛穴に皮脂や老廃物が詰まっており、白っぽく見えます。2つ目は「黒ニキビ」で、白ニキビから少し進行して先端が黒くなった状態です。ニキビの中身が酸化して黒くなっていますが、白ニキビから黒ニキビの時点ではまだ炎症は起きていません。
3つ目がニキビの周辺が赤く腫れた「赤ニキビ」といい、炎症を起こして治りにくくなっている状態のニキビです。4つ目はニキビが炎症を起こし化膿してしまった「黄ニキビ」で、ニキビの中に膿が溜まっています。そして5つ目は炎症した後に発生する「紫ニキビ」です。ニキビの周辺組織が破壊された状態で、肌が自ら修復しようと試みている時期で赤紫色に見えます。
思春期ニキビは額や鼻などのいわゆるTゾーンに多くみられますが、大人ニキビは頬やあご、口まわりなどのUゾーンに多発します。男性では、ひげ剃りの影響で口まわりにできるケースが多くなっています。顔以外では、胸のあたりや背中にみられることもあります。
ニキビの原因となる生活習慣には、まずバランスの悪い食生活が挙げられます。たとえば、脂肪分や糖分を摂取し過ぎると皮脂分泌をうまくコントロールできなくなり、皮脂が過剰に分泌されてしまうことも。とはいえ、たくさん食べることによってニキビができやすくなる食べ物は人によって異なります。ニキビができたときは食生活を思い出してみましょう。
ほかにも、睡眠不足は皮脂の分泌を促し、ニキビの原因となります。特に、スマホをいじってついつい夜更かししてしまう、ぐっすり眠れていない気がするという人は睡眠不足になりがちなので注意が必要です。
ストレスも原因になります。ストレスが積み重なってくると、負けまいとして、炎症を鎮める体内成分を多量に消費します。すると肌の炎症を鎮める分が少なくなって追いつかず、ニキビができてしまいます。同時にストレスを受けると体内に活性酸素が発生。細胞を傷つけて、免疫力が低下することで、ニキビを防ぎにくくなります。さらに活性酸素はコラーゲンなどの美肌成分を攻撃。肌の再生がスムーズにいかず、ニキビが治りにくく、跡ができることにもなります。
また、洗顔のしすぎもいけません。肌の皮脂を落として清潔にしようと1日に何度も洗顔をしてしまうと、肌は油分が足りないと感じて皮脂の分泌を促してしまうからです。
ニキビは進行するにつれて炎症したり化膿したり、どんどん悪化してしまいます。また、症状が進んだニキビはニキビ跡として残ってしまう可能性があるため、予防や早めに対策することが大切です。生活習慣やスキンケアを意識してもなかなか治らないという場合は、皮膚科を受診してみましょう。
ニキビができてしまったら、刺激を与えないように意識することが大切です。髪がニキビに触れないようにピンで留めたり、顎にニキビができたらマフラーなどが触れないように注意したりします。
生活習慣の見直しも大切です。食生活や睡眠不足、ストレスなど思い当たるふしがある場合は、生活習慣も見直しましょう。栄養バランスを整える、規則正しい生活を送る、ストレスを発散するなどです。
洗顔を見直すことも大切です。肌の乾燥も大人ニキビの要因となるため、洗い過ぎに十分注意します。1日2回の洗顔を基本として、よく泡立てた洗浄料を使い、肌をこすって刺激を与えないようにやさしく洗うことが大切です。とくにスクラブ入りの洗顔料は皮膚を傷つけてしまうので、使用を避けましょう。 洗顔後は、肌のバリア機能を正常に保つために、ていねいな保湿ケアでうるおいを補給します。ニキビが発生しにくい成分を配合したノンコメドジェニック化粧品の使用もおすすめです。
また、ニキビを無理やりつぶすと跡が残りやすくなるので、つぶしてはいけません。なお、せっかくニキビが治っても繰り返しできたり悪化したりする場合は、皮膚科の受診が必要です。なぜなら、日ごろの対策や生活習慣では治らない、性ホルモンやニキビのもとになる「コメド」が影響しているかもしれないからです。
治りにくく繰り返しやすい大人ニキビに悩む前に、ニキビを防ぐ生活習慣とスキンケアを心がけましょう。最後に、ニキビを防ぐための生活習慣やスキンケアのポイントを紹介します。
ニキビを防ぐためには生活習慣の見直しが必要です。まずは、1日に3回の食事で体の中から整えます。たとえば、食べるとニキビができる食べ物が分かっているなら、その食べ物を食べ過ぎない、暴飲暴食をしないといったことが大切です。普段の食事には、肌の調子を整えるビタミンB2やビタミンB6、ビタミンEを積極的に摂りましょう。また、タンパク質も肌のもととなるため、意識して摂取したい栄養素です。
食生活以外では、睡眠不足やストレスのない生活を目指します。肌は寝ているあいだに再生され、特に入眠から3時間後くらいに肌の再生を促す成長ホルモンの分泌が盛んになります。この時間にぐっすり眠りについているためには、就寝時間の1~2時間くらい前に入浴し、就寝する直前までスマホやテレビを見ないよう心掛けることが大切です。
ストレス解消法については人それぞれですが、小さなストレスを溜め込まないようにちょっとずつ発散していきましょう。ストレスは肌の免疫を低下させてしまうからです。アロマや散歩、友達との会話など、日ごろからできる自分なりのストレス発散方法を見つけてみてください。
適切なスキンケアもニキビ予防の重要なポイントです。洗顔の際は洗顔料をしっかり泡立てて、モコモコの泡で優しく洗います。泡立てが十分でなかったりゴシゴシ擦ったりしないように気をつけましょう。スクラブ入りの洗顔料も肌を傷つける原因となり得るので避けたほうが安心です。
ニキビ肌のスキンケアでは、洗浄・保湿・紫外線対策が重要です。それぞれのポイントを解説していきます。
ファンデーションなどのメイクが肌に残ってしまうと、肌への刺激となったり、毛穴詰まりが起こったりして、ニキビの原因となってしまいます。メイクはシートタイプのメイク落としは手軽なので使ってしまいがちですが、クレンジングできちんと落としましょう。肌への刺激にならないようゴシゴシとこするのではなく、指の腹で優しく丁寧になじませましょう。クレンジング剤や洗顔料が生え際などに残らないように、しっかり洗い流すこともポイントです。
大人ニキビは乾燥によってできることもあります。保湿は季節を問わず必要なので、洗顔後はスムーズに化粧水や乳液で保湿ケアをしましょう。保湿の際は化粧水をパタパタと肌にたたき込んだり、乳液を擦りながらつけたりするとニキビ肌への刺激になりやすいので、手のひらで優しくなじませるようにつけるのがポイントです。
紫外線による肌へのダメージもバリア機能の低下を招き、ニキビを悪化させる原因となります。日焼け止めを上手に使って、紫外線から肌を守りましょう。
また、日焼け止めの成分も意識してみてください。日焼け止めも「ノンコメドジェニック」の表記があるものや、刺激の少ない「敏感肌用」や「紫外線吸収剤フリー」のものを使用しましょう。
女性では、メイクが悪化要因となることがあります。すでに大人ニキビができている場合は、できれば油分の多い化粧品を避けるのがおすすめです。ファンデーションを控えめにしてポイントメイクを強調するなど、目線をニキビ以外の部位に持っていくような工夫も効果的です。大人ニキビが発生しやすい部位への刺激をおさえる工夫を取り入れましょう。また、クレンジングでシートタイプのものを使うと肌への刺激が気になります。その日のメイクに合わせて、なるべく負担のないクレンジング剤を選ぶことが大切です。メイク汚れが毛穴に詰まったままにならないよう、洗い残しに注意してください。
男性ではひげ剃りの際に注意が必要です。ひげを剃るときの刺激によって皮膚のバリア機能が破壊されることで、ニキビができやすくなります。カミソリや電気シェーバーの切れ味が悪くなると肌ダメージが大きくなるため、こまめに刃を交換することが大切です。 剃る前に肌を水で濡らし、シェービング剤などをつけてひげをやわらかくしてから剃りはじめます。剃った後は保湿クリームなどでケアして、乾燥を防いでください。
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