黒ずみによる色素沈着にはケアが大切!原因と対策を知ろう!

著作者:KOREAJU編集部

作成日:2023.01.06

更新日:2023.01.13

毛穴の汚れなど、ケアをすればすぐに改善できる肌悩みがある一方で、1度や2度ケアしたくらいでは改善できないものもあります。なかでも、色素沈着は肌自体の色が変化しているため、ケアする前に諦めている人もいるのではないでしょうか。しかし、原因を知れば正しいケアができます。仕方ないと諦めてはいけません。この記事では、色素沈着による黒ずみの原因や対策方法について解説します。

1.角質とは?色素沈着とそれ以外の黒ずみの違い

肌の黒ずみには、色素沈着とそれ以外の黒ずみがあります。色素沈着は過剰に分泌されたメラニンが蓄積して黒く見えている状態で、ぼんやりと広がって見えるのが特徴です。それ以外の黒ずみは毛穴に詰まった皮脂や汚れ(角栓)が酸化して黒くなっており、毛穴がぽつぽつと天井に黒くなって見えます。 鼻や小鼻の周り、あごなどによく見られます。毛穴に詰まった汚れは、汚れ自体を取り除けば黒く見えなくなるのでケアは難しくありません。ただし、取り除き方によっては新たな黒ずみが発生する可能性もあるため、ケア方法には注意が必要です。

角栓による黒ずみの場合は、まずホットタオルで皮膚を温め、毛穴と角栓を柔らかくします。その後、洗浄力の高く角栓の元であるタンパク質と相性のいいオイルタイプのクレンジングで毛穴に詰まった汚れを落として、最後にしっかりと泡立てた洗顔フォームで洗顔をしましょう。

色素沈着による黒ずみは、黒ずみができている層がターンオーバーによって生まれ変わらなければ解消できません。ターンオーバーとは、皮膚が定期的に生まれ変わるサイクルのことです。ターンオーバーが正常に行われていれば、皮膚の内部にメラニンができても自然と排出されていきます。黒ずみの元となるメラニンが排出されることで、黒ずみとして皮膚に長くとどまることはないのです。ところが、ターンオーバーが乱れているとメラニンが排出されず、黒ずみとして皮膚に残ってしまいます。つまり、黒ずみが目立つ肌はターンオーバーが正常に働いていないという証拠でもあります。

色素沈着による黒ずみができる原因は?

色素沈着による黒ずみができる主な原因は2つ。「外部刺激」と「炎症」です。ここからは、それぞれがどのように黒ずみにつながるのかを解説していきます。

2-1.皮膚への外部刺激

色素沈着による黒ずみができる原因のひとつは皮膚への外部刺激です。皮膚への刺激となるものには、たとえば紫外線や摩擦、誤ったスキンケア、冷暖房による乾燥などさまざまあります。紫外線の刺激で皮膚が黒ずんだ状態が日焼けで、ターンオーバーが正常に働いていれば日焼けは徐々に薄くなるはずです。しかし、ターンオーバーが正常に働いていなければ、皮膚が黒ずんだ状態は長く続きます。

摩擦による刺激はナイロンタオルで擦るなど、明らかに刺激とわかる強い摩擦だけではありません。メイクやシートタイプのメイク落としのほか、コットンを使ってお手入れしたりパック剤を使用したりすることも原因となり得ます。顔だけでなく体にできる黒ずみも、衣類や下着による締め付け、摩擦が原因となるのです。また、洗浄力の強すぎる洗顔料や薬剤などを使用するなどの誤ったスキンケアは、皮膚のバリア機能を低下させます。さらに、肌質に合わない化粧品を使用したメイクも皮膚への刺激となります。皮膚のバリア機能が低下しているときは、冷暖房によって乾燥した空気が皮膚の水分蒸発を助長してしまうこともあるため注意が必要です。

さまざまな刺激を受けた皮膚はバリア機能が低下して、ターンオーバーが正常に働かなくなってしまいます。すると、皮膚は新しく生まれ変わることができません。その結果、刺激によって過剰に生成されたメラニンが蓄積され肌が黒ずんで見えるのです。ちなみに、薄い茶色の色素沈着はメラニン量が少なく浅い部分で発生しています。黒っぽくなっているものや青みがかった黒ずみは、ターンオーバーが行われない肌の奥で発生しているため軽減しにくい黒ずみです。

2-2.皮膚の炎症

色素沈着による黒ずみができる原因として皮膚の炎症もあります。これは、メラニンを生成するメラノサイトが炎症によって刺激され、メラニンが過剰に生成されてしまうからです。肌に合わない化粧品などで炎症が起こるほか、虫刺されやニキビも黒ずみとして残りやすい炎症となります。ほかにも、刺激性のある植物や洗剤などが肌に触れて炎症を起こすことがあるので注意しましょう。炎症による黒ずみは炎症が治る過程で色素沈着が起こり、赤みが引いた後に目立ちやすくなります。

皮膚が炎症を起こすとかゆみが出るため、手で擦ったり爪で引っかいたりしてしまいがちです。しかし、炎症している部分に刺激を与えると、さらに炎症を起こしてしまいます。せっかく治りかけていても、刺激によってまた炎症を起こすとなかなか治りません。何度も炎症を繰り返すことでターンオーバーが正常に働かず、いつまでたってもメラニンが排出されなくなるのです。

3.色素沈着の黒ずみができやすい部位は?

色素沈着の黒ずみができやすいのは、外部の刺激を受けやすい部位や炎症が起きやすい部位で、いくつかあります。たとえば、顔や手指、腕、脚などの衣服に覆われていない部位で、紫外線を浴びたり乾燥している空気の影響を受けたりするからです。また、肌が露出しているため虫刺されや植物による炎症、かぶれが起きやすくなります。特に、顔は紫外線や乾燥のほか、肌に合わない化粧品や誤ったスキンケアの影響を受けることが少なくありません。スキンケアでは誤った洗顔が肌の乾燥を招きますし、肌に合わない化粧品は肌に刺激を与えてしまいます。

露出されていない部分にも黒ずみができることがあります。脇やVIOライン、ひじやひざといった部分です。脇は誤ったムダ毛処理の方法で炎症を起こしやすいうえに、衣服や下着と擦れて刺激を受けます。自宅で脇のムダ毛処理をする人も多く、毛抜きやカミソリを使うと手軽ですが、皮膚には強い刺激になるのです。埋没毛や剃り残しの原因にもなります。VIOラインは下着の締めつけや擦れが生じやすいため、色素沈着も起きやすくなります。ひじやひざは日常の何気ない動作で摩擦が起こりやすい部分です。机にひじをついたり、ひざをついて移動したりすると、体重がかかって摩擦となるので注意しましょう。

4.部位別の黒ずみケア・予防方法は?

4-1.顔・全身

顔や全身用の化粧品や洗顔剤などが合わない場合、炎症が原因となり色素沈着を起こす可能性があります。炎症が起きた場合は、すぐに使用を中止しましょう。また、ニキビや虫刺されのなどをこすったり刺激してしまうと、黒ずみになり跡が残りやすくなります。なるべく触らないようにすることが大切です。

4-2.脇

脇の黒ずみの原因の多くは、ムダ毛の自己処理による肌への負担です。肌を傷つけないよう、カミソリ・毛抜きなどの使用は控え、肌に優しい電気シェーバーを用いるのがいいでしょう。お風呂などで肌が柔らかくなった状態でシェービングすると必要な角質まで取れてしまうため、乾いた状態で肌にクリームやジェルなどを塗ってから、1回でサッとシェービングし、負担をかけないように心がけましょう。

4-3.VIOライン

VIOラインの黒ずみは下着の締め付けや、体を洗うときの摩擦、トイレットペーパーなどの刺激も原因になることがあります。引き締めの強い下着は摩擦を起こすため、使用を控えましょう。また、ウエストラインからヒップにかけて冷えを感じる人も多く、ターンオーバーが乱れることも黒ずみの原因になります。じっくり入浴して体を温め血行をよくし、お風呂上りなどにはデリケートゾーン用のクリームなどを塗って保湿をしましょう。

4-4.ひじ・ひざ

ひじ・ひざは、摩擦による色素沈着によって黒ずみが起こりやすい部分です。頬杖をよくついたり、体を洗う時に強くこすったりなど、摩擦がおきやすい行動に注意しましょう。また、乾燥しやすい部分でもあるので、しっかりと保湿しましょう。

5.色素沈着による黒ずみを対処する方法は?

5-1. 紫外線対策

色素沈着による黒ずみを起こさないようにするためには、黒ずみが起こる原因をできる限り避ける必要があります。たとえば、紫外線対策をしっかりすることです。外に出る際は日焼け止めや季節によっては日傘を使用する、長時間紫外線を浴びないことを意識します。なお、紫外線の影響を受けるのは晴れている日や夏だけではありません。紫外線対策は1年を通して必要です。

5-2. 肌への摩擦をできる限り減らす

また、肌への摩擦もできる限り減らします。メイクをする際は強い力で擦りつけない、クレンジングや洗顔時は力を入れないなどです。特に、ファンデーションを塗る際や、シートタイプのメイク落としを使用している人は注意しましょう。メイクやスキンケアは1回あたりの刺激は弱くても、毎日続けると影響は大きくなります

5-3.肌の保湿と美白成分によるケア

たとえメラニンが過剰に生成されてしまっても、ターンオーバーが正常であれば排出されるものです。その場合、一時的に黒ずんで見えても、黒ずみは徐々に薄くなります。ターンオーバーを正常に保つには肌の乾燥を防ぐことがポイントです。肌の乾燥を防ぐために必要なのは水分だけではありません。肌内部の水分が蒸発しないように、油分で蓋をすることも大切です。化粧水で水分を補ったら油分である乳液やクリームで蓋をしてあげましょう。

過剰に生成されたメラニンを正常にしていくには、保湿と合わせて美白ケアも大切です。シミ予防や美白化粧品など、美白有効成分の含まれた化粧水や乳液を使ってお手入れしましょう。

5-4. 炎症は早めに対処

それから、皮膚に炎症が起きてしまったら、悪化させないためにもできるだけ早く対処します。炎症そのものの対処も必要ですが、無意識にかいてしまわないように、かゆみ対策も必要です。一つひとつは小さなことですが、毎日の積み重ねが大切なので意識してみてください。

5-5.食事と睡眠の質を向上させる

生活習慣が乱れると肌のターンオーバーも乱れやすくなります。食事で積極的にとりたいのは、ターンオーバーの正常化に役立つビタミンAや、皮脂の分泌量をコントロールする働きを持つビタミンB6などです。バランスの良い食事を心がけて、必要な栄養を摂取するようにしましょう。

また、ターンオーバーを促す成長ホルモンは、睡眠中に多く分泌されます。良質な睡眠をとるために、寝る前には湯船に使って身体を温めたり、パソコンやスマートフォンなどの使用を避けましょう。

予防にも対策にも化粧品の見直しを

色素沈着による黒ずみをケアするには、まず原因を見極めます。なぜなら、原因によって予防方法や対策の仕方が違ってくるからです。また、黒ずみの予防や対策には、自分の肌や黒ずみの原因に合う化粧品を選ばなければいけません。乾燥が原因なら乾燥を防ぐスキンケア、洗顔料や化粧品による刺激ならアイテムの見直しが必要です。「KOREAJU」では悩みや目的に合った韓国コスメを選べるので、アイテムの見直しに利用してみましょう。

6.黒ずみ・色素沈着のケアにおすすめのアイテムをご紹介!

クレンジングオイル

魔女工場
ピュアクレンジングオイル
¥2,530(税込)

メイクを落とすだけでなく、毛穴汚れ・黒ずみ・角栓までしっかりと落とすクレンジングオイル。
自然由来成分配合で、お肌にも優しく敏感肌の方でも使いやすいアイテムです。

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クレンジングバーム

I'mfrom
フィグクレンジングバーム
¥3,300(税込)

なめらかなテクスチャーがメイクをするんとオフし、保湿も叶えるクレンジングバーム。
古い角質による肌のかさつきや、毛穴や角栓の汚れをしっかりとオフ。
肌の上でするするとほどけるようにオイル状に変化する肌あたりのやさしい使用感で、洗い上がりはしっとり、ふんわりとした肌に。

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スクラブ

SKINFOOD
ブラックシュガー パーフェクト エッセンシャル スクラブ 2X(洗い流すマスク)
¥2,860(税込)

よりしっとりした使用感にパワーアップしたスキンフードで人気のブラックシュガーマスク。
洗顔後、30秒マッサージして古い角質を除去した後は、生まれ変わったように、驚くほどツルツルなめらかな肌へ。
角質ケアだけでなく、保湿をして肌をなめらかにし、ツヤを与えるマルチなスクラブパックです。

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洗顔

MEDIHEAL
W.H.P ブラックチャコール クレンジングフォーム JEX
¥880(税込)

強力な吸着力を持つチャコール(炭)パウダー配合のクレンジングフォームが、古い角層や皮脂など肌の汚れをきれいに洗浄し、キメの整った肌に仕上げます。

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ピーリング

One-day's you
ノーズピーリング
¥1,980(税込)

削る必要のない優しいピーリング。
コットンをミストで湿らせ、気になる部分をコットンパックしたあと洗い流すだけの簡単黒ずみケア。

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黒ずみ・色素沈着ケアアイテムの使う際には気を付けよう!

黒ずみ・色素沈着ケアのアイテムを使う時も、新たに黒ずみなどにならないように注意する必要があります。例えば、スクラブは強く擦ると肌を気づける可能性があるため、優しくマッサージするようになじませて使いましょう。また、ピーリングやスクラブは高頻度で使い過ぎるのも肌の負担になります。必ず商品の説明文を確認して、適切な頻度で使用しましょう。使い終わった後は、保湿ケアもしっかりと行うことが大切です。

KOREAJUでは、他にも黒ずみケアできるアイテムをお取り扱い中です♪
ぜひ普段のスキンケアにプラスして、黒ずみケアを始めましょう!