更新日:2023/10/28

結婚式の羽織ものはどう選ぶ?おすすめのコーディネートも紹介

結婚式に羽織ものを着ていきたいと考えていても、種類が多くどんなものにすればいいのかわからないという人も多いことでしょう。ドレスの上に何を羽織るかでコーデの印象は大きく変わります。この記事では結婚式の羽織ものの種類や選び方、おすすめのコーディネート例などについて紹介しますのでぜひ参考にしてはいかがでしょうか。

3種類の羽織ものの特徴

結婚式で使える羽織ものには主に3種類あります。ここからは、それぞれの特徴について説明していきます。

ジャケット

1つ目は「ジャケット」です。ビジネスシーンでも多用されるジャケットは、大人らしいクールな印象をつくってくれます。羽織ものの中でも、「きちんと感」が強いので、普段使いのワンピースもフォーマルに仕上げてくれます。ジャケットは、パンツスタイルとの相性も抜群です。汎用性の高いアイテムでもありますので、ベーシックなカラーのものを一枚持っておくと、結婚式やビジネスシーンだけでなく、式典や入学式などの場にも着ていけます。

ただし、裾丈が長いジャケットは、どうしても重たい印象を与えてしまいます。軽いスタイルにしたいときは裾丈の短いコンパクトなジャケットを選ぶようにしましょう。

羽織もの

ボレロ

2つ目は「ボレロ」です。ボレロは結婚式の羽織ものとしてはもっとも人気が高く、デザインも豊富です。ジャケットは裾丈が長めで、前を留めるボタンなどが付いているのに対し、ボレロは裾丈が短めで前が開いています。ただし、裾丈が長めなどジャケットの要素を持つボレロジャケットと呼ばれるタイプも登場するなど、両者の境界線は曖昧になりつつあります。

ボレロのメリットは、袖丈が短めなのでドレスとの相性が良く、女性らしい柔らかな雰囲気をつくってくれることです。特に、透け感のあるシフォンやレース素材は、肌の露出を抑えながらも華やかな印象を出せます。パフスリーブやベルスリーブなど、袖の形でさりげないおしゃれが演出できるのもボレロの魅力です。

結婚式のお呼ばれに使えるボレロ

ストール

3つ目は、「ストール」です。ショールと呼ばれることもあります。基本的にストールには、ジャケットやボレロのように袖がありません。前や後ろで結び目をつくってドレスの上に羽織って着用します。ジャケットやボレロにはない肩から胸元にかけて流れるようなラインが、上品でエレガントな雰囲気を演出してくれます。ドレスに合わせて着こなしにアレンジを加えやすく、着脱が簡単なのがストールのメリットです。

折り畳んで持ち運んでもしわになりにくい素材が多いので、休憩時間が長い場合や寒暖差が大きい日などにも重宝します。シックなものからキュートなものまで幅広いデザインがあり、ゴージャス感のあるデザインはシンプルなドレスのアクセントにもなります。

結婚式のお呼ばれに使えるショール

結婚式で羽織ものを使うのが向いている人

結婚式では、必ず羽織ものを着ないといけないわけではなく、昼間の結婚式でも袖のあるドレスを着ていればマナー違反にはなりません。ただし、羽織ものは結婚式をはじめとするフォーマルな場には大変便利なアイテムであり、特に次のような人に向いています。まず、二の腕を見せることに抵抗がある、なるべく華奢に見せたいというように、体形をカバーしたい人は羽織ものをうまく使うことをおすすめします。

袖付きのドレスを選べば二の腕を隠せると考えている人もいるかもしれませんが、袖付きのドレスはレースのデザインが多く、他のゲストと被りやすくなっています。その点、羽織ものであれば、ドレスに合わせたオリジナルの組み合わせができるので、おしゃれを楽しみたい人はぜひ取り入れるといいでしょう。結婚式では、披露宴と二次会の両方に招待されることも珍しくありません。披露宴では羽織もの、二次会ではドレス1枚というように、会場ごとにファッションを変えたい人にも適しています。

結婚式で羽織ものを選ぶときのポイント

羽織ものひとつで、コーディネート全体の印象が大きく変わります。ここからは、結婚式で着用する羽織ものを選ぶときのポイントを3つほど紹介します。

ドレスの色に合わせる

ポイントの1つ目は、「ドレスの色に合わせる」ことです。ドレスと羽織ものの色は、メリハリをつけたい場合はトーンを変えて、まとまりを出したいときは同系色にするといいでしょう。たとえば、淡いピンク色のドレスに黒や紺の羽織ものを合わせるとメリハリが生まれますし、同色の羽織ものにして色味のコントラストを弱めると優しい雰囲気になります。ただし、ドレスと羽織ものに加えて、ほかの小物まで同色だとやり過ぎ感が出てしまいかえって逆効果です。

同系色でまとめた場合は、靴やバッグなどの小物で差し色をして全体のバランスを取りましょう。淡い色でまとめても、小物を赤や黄色などのはっきりとした明るい色にすれば地味になりません。注意したいのは、白系の羽織ものを着る場合です。ドレスと違い、羽織ものは白を選んでもマナー違反にはなりません。ただし、「花嫁と被っている」と思われないように濃い色のドレスと合わせるのが無難です。実際には薄いベージュでも、光の当たり方によっては白に見えてしまうこともありますので、白以外でも注意しましょう。

季節に合わせる

ポイントの2つ目は、「季節に合わせる」ことです。結婚式では新郎新婦を中心に集合写真を残すことも多いため、季節感のある装いを工夫することもゲストに必要な気遣いのひとつです。何より、季節に合った色や素材は、招かれた場にも映えます。たとえば、春夏はパステルカラーなどの柔らかい色や爽やかな色と相性の良い季節です。ライトベージュのショールや明るいグレーのボレロなども、春夏の季節感を演出してくれます。

反対に、秋冬は、黒いボレロや紺のショールなど、重めの色味の羽織ものがおすすめです。たとえ真冬でも、会場は暖房が効いているので、羽織もので温度を調節する必要はありません。秋冬に注意したいのはファーのボレロです。ファーのボレロは華やかでゴージャスなアイテムですが、結婚式の場に殺生を連想させるアイテムを着ていくのはマナー違反です。フェイクファーであっても結婚式の場にはふさわしくありません。

自分の年齢に合わせる

ポイントの3つ目は、「自分の年齢に合わせる」ことです。年齢を重ねると、どうしても似合うデザインは変わってくるものです。たとえば、フリルやパ、自分の年齢に適したデザインかどうかを客観的に吟味するフスリーブのボレロはかわいらしいイメージが強く、場合によっては子どもっぽく見えてしまいます。リボンモチーフなども、年齢によっては抵抗を感じさせるデザインです。羽織ものを選ぶときには、自分の年齢に適したデザインかどうかを客観的に吟味することも大切です。

たとえば、シンプルなデザインで袖丈が長めのボレロは、大人の女性にもよく似合います。ショールの結び方を工夫して、優雅でエレガントな雰囲気をつくるのもいいでしょう。多少の肌見せも許される夜のパーティでは、ジャケットに袖を通さずに軽く肩にかける着こなしもおすすめです。ジャケットを肩にかけるスタイルは、大人にぴったりのクールさを演出できます。

結婚式のお呼ばれの服装選び

結婚式におすすめの羽織ものコーディネート

結婚式にふさわしい羽織ものを選ぶときのポイントを押さえたところで、ここからは結婚式におすすめの羽織ものを取り入れたコーディネート例を紹介します。

ジャケットを合わせる場合

ジャケットを結婚式に着ていく場合、無難なのはブラックかベージュです。ブラックかベージュのものであれば、たいていのドレスに合わせられます。たとえば、ブラックのジャケットとピンクベージュのドレスを合わせれば、甘さが抑えられて大人っぽい雰囲気に仕上がります。ベージュのジャケットとネイビーのドレスでシックにまとめるコーディネートもおすすめです。避けるべきは、黒いジャケットに黒のドレスを合わせたコーディネートです。それぞれでは結婚式に着ていけないアイテムではありませんが、組み合わせて全身真っ黒になってしまうと、お祝いの場にふさわしい華やかさが欠けてしまいます。

ボレロを合わせる場合

ボレロスタイルを選ぶ場合は、ドレスの雰囲気とのバランスを取ることが肝心です。たとえば、フレアデザインのシフォン素材のボレロは甘い印象が強いアイテムですが、ダークな同系色のドレスと合わせればシックな雰囲気にまとめられます。さらに、靴もクラシックなものにすると全体が引き締まります。アクセサリーは粒パールのネックレスを選んで、上品な華やかさをプラスするといいでしょう。重たくなりがちな黒いドレスでも、レースやシフォン素材などの透け感のある明るい色のボレロを合わせれば、春夏にふさわしい涼しげなコーディネートに仕上がります。

ストールを合わせる場合

ストールは大人らしい洗練された雰囲気を演出したいときに便利です。特に、華やかさと落ち着きの両方を兼ね備えたシルバーのストールは、一枚持っておくと重宝します。特に、ラメ入りのシルバーのレースストールにネイビーのドレスを合わせたクールでドレッシーなコーディネートは、大人の女性にもぴったりです。黒いストールは、明るい色のドレスをほどよく引き締めてくれます。たとえば、明るいベージュなどの華やかなドレスに黒いストールを合わせると、色味のコントラストが生まれてバランスのいいコーディネートになります。

ベージュのストールにグレーのドレスを合わせた、大人の雰囲気の中にかわいらしさがあるコーディネートもおすすめです。ストールは、パンツスタイルのときにも取り入れやすいアイテムです。セットアップのパンツスタイルに、大判のストールを羽織るだけでも、ほどよい抜け感のあるこなれた雰囲気がつくれます。

結婚式の羽織ものはレンタルがおすすめ

結婚式の羽織ものは、レンタルにするのも賢い方法です。結婚式の羽織ものは基本的にドレスの色合いやデザインに合わせて選ぶものです。しかし、結婚式はそう頻繁に行われるものではなく、いつも同じコーデというわけにもいきません。レンタルドレスの「DRENi(ドレニ)」では、ドレスと合わせて選べる羽織ものも多数取りそろえており、そのときの自分にもっとも似合うデザインを選ぶことができます。

結婚式は羽織ものでおしゃれを楽しもう

結婚式の羽織ものには主にジャケット・ボレロ・ストールの3種類があります。好みに合わせて羽織ものを選んでおしゃれを楽しみましょう。そのときにもっとも似合うデザインを選ぶためには、レンタルを検討するのも手です。レンタルドレスの「DRENi(ドレニ)」では、ドレスだけでなく羽織ものやアクセサリーも豊富に取り扱っていますので、ぜひ利用してみてはいかがでしょうか。

この記事の著者

  • DRENiコラム編集部​

レンタルドレス「DRENi」を運営。公式インスタグラムにてドレス​のコーディネートや結婚式にお呼ばれされた時のドレスアップマナーなどを配信中。

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