立場別での結婚式ドレスの選び方
大切なご家族やご親戚の結婚式だと、服装もいつも以上に悩んでしまうでしょう。新郎新婦の親族としてご参列するときに覚えておきたいフォーマルな服装についてのマナーや祖母、叔母の立場別のドレス選びのポイントをお伝えします。
母親として結婚式に出席する場合
両親として参列する場合の相応しい服装としては正礼装です。新郎新婦の母親として出席する場合は相手の両親と両家で服装の格、バランスを揃えることが大切です。
しかし親族だけのパーティーやレストランやゲストハウスなどのカジュアルなスタイルでの披露パーティーなら、セミフォーマル(準礼装)で合わせてバランスを取るのも良いでしょうか。
祖母、叔母として結婚式に出席する場合
祖母、叔母として参列する場合、新郎新婦の母親より格下の服装になるようにセミフォーマル(準礼装)を選ぶのが一般的です。親族の雰囲気に合わせたドレスを選びつつも、黒1色にならない華やかさのある着こなしの工夫が必要です。
若い頃は流行を重視して選んでいた方も上品に着こなせる上質なドレスを選びましょう。デザイン性の高いドレスは、1着でも上品かつ華やかに着こなすことができます。
お悩み別での結婚式ドレスの選び方
50代ならではの魅力を意識しながら悩みもカバーできるドレス選びについて紹介していきます。
スタイルよく見せたい
ドレスを選ぶ際、多くの女性がスタイルをよく見せたいと思うのではないでしょうか。年齢を重ねるごとに隠しておきたい体の部位が増えてきますが、すべてを隠そうとすると重い印象になってしまいます。さらに、年齢よりも上に見られてしまう可能性もあるため、全体のバランスを考慮して選ぶのがポイントです。
具体的に、首回りが気になる人はハイネックのノースリーブにロング丈のドレスで縦ラインを強調します。ストールをプラスすると軽やかな印象になり、全体的に重くなりません。二の腕が気になる人は、首回りをスッキリさせて袖付きのドレスやボレロを着用してカバーします。また、ウエストが気になるのであれば、胸元やウエストラインにギャザーがあるドレスがぴったりです。下半身をカバーしたい人はハイウエストで足長効果を狙ったり、アシンメトリーの裾で下半身への視線を分散させたりできます。
ちなみに、着痩せ効果が期待できるのは寒色系のドレスです。補正下着を活用すれば全体的にスッキリした印象に仕上がります。
体系をカバーしたい
出産や体重増加などでお腹まわりや足腕など体型をカバーしたいところが多くなり、全身をカバーするドレスを選ぶ方も多いですが、露出がないので暗い印象になってしまい、華やかさに欠けてしまいます。そのため、胸元や二の腕などを部分的に肌見せを心がけ、上品さを演出しましょう。
例えば、パステルカラーやベージュといった柔らかい色は、膨らんで見える膨張色と言われています。しかし収縮色の黒だと華やかさにかけると感じる方にはネイビーがおすすめです。ネイビー以外にも、色のトーンを少し落とした上品なカラーを選ぶのも良いでしょう。
二の腕をすっきりさせたい時は、ノースリーブに袖付きのボレロやストールを羽織ると効果的です。腕の最も太い部分を隠せるように薄い柔らかい生地やレースの袖で隠すと良いです。
また、縦長のIラインのドレスの方が全身をすっきり見せることができます。胸元はすっきりした Vネックのドレスにネックレスなどを組み合わせると、Iラインを強調して全身をすっきり見せることができます。
若く見せたい
大人の女性としてきちんとしたいものの、地味になると老けて見えることもあります。きちんと感がありながら若々しい印象にするには、ドレスや小物を選ぶ際に顔映りを意識するのがポイントです。
例えば、きちんとした印象に見えやすいダークカラーのなかでも、黒を着るよりネイビーを着たときのほうが明るく上品な雰囲気になります。また、ダークカラーのドレスにシルバーやベージュといった明るい色の羽織りものを合わせるだけでもよいでしょう。それから、同じ色でも総レースのドレスにするなど、素材によっては華やかな印象に仕上がります。