カクテルドレスとは?シーンに合った選び方や着こなし方のポイントを紹介!
カクテルドレスは結婚式やパーティーなどのお呼ばれに着て行くのにふさわしい、華やぎのある服装として人気です。着る機会が多いドレスなので、基本的なポイントを押さえておきましょう。そこで、カクテルドレスとはどのようなドレスなのか、イブニングドレスとの違い、カクテルドレスの選び方や着こなし方、シーン別にふさわしいドレスのポイントなどを紹介します。
カクテルドレスってどんなドレスのこと?
カクテルドレスとは、夕方以降に行われるパーティーなどの席で着用されるドレスのことです。カクテルなどの飲み物と軽食が振舞われる立食パーティーのことをカクテルパーティーということから、立食パーティーで着られるドレスを総称してカクテルドレスと呼びます。
カクテルドレスは、パーティードレス、お呼ばれドレスと呼ばれることも多いです。カクテルドレスのドレスコードにおける位置づけは「準礼装」にあたります。準礼装はセミフォーマルといわれることもあり、服装の中で最も格式が高い正礼装に次いで格式が高い服装のことです。カクテルドレスが着られるシーンは、夜に行われる結婚式やパーティー、二次会などです。
カクテルドレスとイブニングドレスはどう違うの?
カクテルドレスと似たドレスとしてイブニングドレスがあります。ここからは、カクテルドレスとイブニングドレスにはどのような違いがあるのかを紹介しましょう。
イブニングドレスとは
イブニングドレスは夜会服とも呼ばれている服装で、夜の時間帯に着用される最も格式の高い正装、フォーマルドレスを意味します。イブニングドレスはつま先が完全に隠れる長さ、それよりもさらに長く裾が床にかかるフルレングスのロングドレスです。肌の露出が高いほうが良いとされているため、胸元や背中が大きく開いており、キラキラとした装飾や豪華できらびやかなアクセサリーなどでドレスアップし、ゴージャスな印象が一般的です。
サテンやシルク、オーガンジーなど光沢がある高級素材が用いられているのもイブニングドレスの特徴です。イブニングドレスは高級ホテルやクルーズ船で行われるパーティー、舞踏会、オペラや観劇などでも着用されます。アカデミー賞やグラミー賞の授賞式で女性の俳優が着ているのがイブニングドレスです。
カクテルドレスとイブニングドレスの違い
カクテルドレスは夕方以降に開催されるカクテルパーティーで着られるドレスのことをいいます。洋装の中で最も格式の高いのは正礼装と呼ばれる昼間に着られるアフタヌーンドレス、夜に着られるイブニングドレス、カクテルドレスはそれらに比べると格下の準礼装、セミフォーマルにあたるドレスです。
カクテルドレスはカクテルパーティーだけでなく、夜に開催されるパーティーの準礼装としても認められており、着用できます。カクテルドレスは基本的にワンピースタイプになり、スカートの長さは膝丈からかかとが見える長さと、イブニングドレスと比べて短いことが特徴です。肌の露出度はイブニングドレスよりも少なく、アクセサリーもイブニングドレスと比べて控えめなものを身に着けます。
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カクテルドレスの選び方と着こなしのポイント!
カクテルドレスを選ぶときに押さえておきたいポイントと、素敵に着こなすためのエチケットやマナーを紹介します。
色や素材は場の雰囲気に合わせる
カクテルドレスの色やデザインは、派手すぎるものでなければ問題ありません。カクテルドレスには、春夏はシルク、サテンなど光沢がある生地やオーガンジー、シフォンなどの透け感がある生地、秋冬にはベルベットなど高級感溢れる生地が向いています。
カクテルドレスは、会場の格式やパーティーの雰囲気、パーティーの主催者との関係性、パーティーが行われる時間帯などに合わせたものを選びましょう。同じ結婚式でも親族として出席する場合と、友人・同僚として出席する場合ではふさわしい装いは違ってきます。
親族として出席する場合は、スカート丈が長めで肌の露出度も低く、よりフォーマルに近い装いを意識することが望ましいです。友人・同僚として出席する場合は、膝丈くらいのドレスでスタイルは自由に選んで構いません。無地と柄物では無地のほうが格式は高い位置づけになります。格式の高いパーティーに出席する場合は柄物より無地を選ぶほうが無難です。
適度に肌見せをしてもよい
夜に行われるナイトウエディングや結婚式二次会、ディナーショーなどのパーティーはカクテルドレスを着用して出席するのにぴったりです。会場の格式によっても選ぶべきカクテルドレスは異なります。カクテルドレスは肌の露出度が高いドレスですが、結婚式の場合は式の雰囲気に合った上品な肌見せを心掛けることが大切です。
一流の高級ホテルが会場の場合や目上の人がたくさん出席する結婚披露宴、豪華な結婚式の場合は長めのスカート丈を選びましょう。たとえば、肩が大きく開いているデザインの場合は、落ち着いた色合いを選び、スカート丈も長めを選択すれば上品さを演出できます。一般的なホテルの挙式や結婚式二次会など、カジュアルなパーティーであれば膝上丈のスカートで適度な肌見せをしても構いません。
場合によっては羽織ものが必須
カクテルドレスはもともと夕方からのパーティー向けに作られているドレスなので、基本的に袖がありません。昼間に行われる結婚式やパーティーでは、たとえ真夏の暑い時期であっても肌の露出を控えるのがマナーです。昼間のパーティーにカクテルドレスを着るときには、必ず羽織物を用意しましょう。
ただし、カーディガンはカジュアルな雰囲気になってしまうので、パーティーにはふさわしくありません。パーティーや結婚式などでも使えるフォーマルな羽織ものはボレロやジャケットです。ショールやストールなども昼間のパーティーに出席するときに羽織ものとして重宝します。オーガンジーやシフォンなどの透明感のある素材のショールは華やかな雰囲気もあり、結婚式などのパーティーにぴったりです。
華やかな小物を合わせる
カクテルドレスに合わせる小物も華やかなものにします。パーティーバッグはクラッチバッグなど小ぶりのものを選びましょう。座ったときに椅子の背もたれとの間に置ける位の大きさが目安です。昼間のパーティーの場合は光沢を抑えたデザインのものを選びます。アクセサリーも昼間はあまりきらびやかなものではなく、パールなど上品な素材を選びましょう。夜のパーティーの場合は、エナメル、サテン、シャンタンなど、光沢が美しい素材のバッグが適しています。アクセサリーもゴールドやクリスタルなど、昼間に比べてきらびやかなものを身に着けても大丈夫です。
靴はヒールが3cm~5cmほどあるパンプスが基本で、結婚式の場合はつま先が隠れるタイプを選びます。カジュアルなパーティーであれば、オープントウの靴も許容範囲となることもあり得ます。また、パーティーなどフォーマルな場に出席するときは、必ずストッキングを着用します。
【シーン別】こんなカクテルドレスを着用しよう!
カクテルドレスと一口に言ってもTPOによってふさわしいドレスは異なります。ここからは、シーン別にどのようなカクテルドレスを選ぶと良いのかを紹介しましょう。
結婚式
結婚式の場合、白色のドレスは新婦が着る色とされていますので、出席者は白以外の色のカクテルドレスを選びましょう。また、全身が黒一色になるコーディネートは喪服をイメージさせるので、華やかな結婚式に着るカクテルドレスとしては向きません。結婚式に出席する場合は、色合いも明るく華やかなものを選ぶと良いです。
結婚式が行われる時間帯が昼間の場合は、カクテルドレスの上にボレロやショールなどを羽織って肌の露出を控えます。スカート丈も長めのドレスを選びましょう。結婚式が行われる時間帯が夜の場合は、生地に光沢がある素材のカクテルドレスが向いています。肩が出るタイプのカクテルドレスでも大丈夫です。アクセサリーも豪華なものを選びましょう。ただし、結婚式や披露宴に着て行くカクテルドレスは、派手すぎるものは避ける必要があります。上品なイメージのカクテルドレスを選びましょう。
高級レストラン
高級レストランでの記念日ディナーやクリスマスデートのディナーなど、普段の食事よりもランクアップした特別なディナーに出かける場合にもカクテルドレスは向いています。
高級レストランの場合はお店でドレスコードが指定されていることがあるので、予約する際に確かめておきましょう。お店の格式や雰囲気に合わせたドレス選びをすることが大切です。シンプルなデザインでありながら豪華さ、軽やかさが感じられる生地のカクテルドレスを選ぶと、上品で落ち着いた雰囲気の着こなしができます。
女子会
気の合う仲間との普段より少しグレードアップした特別な女子会をするなら、カクテルドレスで着飾って気分も盛り上げてみましょう。お店によってはドレスコードが指定されていることがあるので、その場合はドレスコードに沿ったカクテルドレスを選びます。
女子会の場合は結婚式などのように細かいマナーも決まっていませんので、自分の好きなデザインのカクテルドレスを自由に選んでみるのがおすすめです。自分に似合う色だけでなく、トレンドを意識したもの、好きなモチーフを取り入れたもの、個性的なデザインのカクテルドレスなどでドレスアップして、非日常を楽しむのが良いでしょう。
コンサート
大きなコンサートホールではクロークが設けられていることが多く、かさばる手荷物は預けることができます。会場内は空調が効いていることが多いので、肌の露出度が高いカクテルドレス1枚では肌寒く感じることも少なくありません。温度調節のためにストールやショールなど、羽織ものを用意しておくと安心して舞台を楽しめます。
コンサートが何日か開催される場合、初日は他の日と比べて格式が高いので、よりフォーマルに近いカクテルドレスを選びましょう。初日以外の日に出かけるなら、デザイン性の高いものや個性に合わせたカクテルドレス選びをしても問題ありません。/p>
カクテルドレスをドレスレンタルサービスで選んでみよう!
カクテルドレスはレンタルを利用すると、着たいシーンにぴったりのドレスを選ぶことができます。マルイが運営するレンタルドレス「DRENi」は、料金にクリーニング代と返送料が含まれており、3泊4日でドレスを借りられることが魅力です。ドレスだけでなく、羽織、バッグ、アクセサリーなどの小物もレンタルできます。5日前(一部の地域は6日前)までキャンセル料はかからないので、利用してみてはいかがでしょうか。