ホテルディナーやランチにふさわしい服装って?季節ごとのスタイルやマナーを解説

社会に出ると、いろいろな人と付き合う機会が増えてきます。ホテルのレストランで食事をすることもあるでしょう。そのようなとき、何を着て行ったらいいか迷った経験はないでしょうか。場の雰囲気に合わないと、一緒にいる人にも恥をかかせてしまうかもしれません。この記事では、ホテルディナーやランチにふさわしい服装について、季節ごとのおすすめを紹介します。また、服装のマナーについても解説していきます。

ホテルでのディナーやランチにふさわしい服装を知ろう

ホテルレストランで浮いてしまわないためには、服装マナーをきちんと理解することが大切です。この段落では、ホテルのディナーやランチにふさわしい服装について紹介しましょう。

ホテルランチの風景

知っておきたいホテルレストランのドレスコード

ホテルで食事するときは、ホテルレストランのドレスコードを確認する必要があります。ドレスコードは「服装規定」とも言われ、「TPOに合わせた服装」のことを意味します。ホテルレストランを利用する際には、ドレスコードの指定があるところも多いことを知っておきましょう。ここでは、どのようなドレスコードがあるのか紹介していきます。

スマートエレガンス

まずは「スマートエレガンス」の特徴からです。スマートエレガンスとは、礼装(フォーマル)ほどかしこまった服装ではないが、きちんとしたドレッシー感のある服装のことを意味します。また、非礼装(礼装ではない)ドレスコードのなかでは、一番きちんとした服装との位置づけになっています。
具体例を挙げると、フォーマルに近いワンピースやドレスなどがスマートエレガンスです。結婚式に着ていくような服装をイメージすると、わかりやすいかもしれません。服装選びに際しては、肌が露出しないデザイン、膝が隠れる長さの丈かを意識しましょう。なお、男性の場合は、スーツがスマートエレガンスに該当します。

カジュアルエレガンス

次は「カジュアルエレガンス」について説明しましょう。こちらは、スマートエレガンスの次にきちんとした服装のドレスコードです。普段は着ないようなお洒落なワンピースや、上質な素材のセットアップなどが該当します。スマートエレガンスを少しカジュアルにした服装だと考えるとよいかもしれません。
実際、スマートエレガンスの服装とは大差ないとも言われています。カジュアルエレガンスの服装選びに迷ったときは、レストランウェディングや結婚式の二次会に出席するシーンを連想するとよいでしょう。

スマートカジュアル

最後は「スマートカジュアル」の特徴についてお話します。こちらは、ホテルレストランのドレスコードのなかでは、一番カジュアルな服装です。男性ならジャケットとパンツを組み合わせるとよいでしょう。女性の場合は、きちんとしたお洒落なワンピースを着るほか、ブラウスとスカートを組み合わせる方法もあります。
小物やヘアスタイルを意識することで、カジュアルエレガンスな服装からのアレンジも可能です。ただし、カジュアルと言っても、ジーンズや露出が極端に多い服装は避けなければなりません。あくまでも、ホテルの雰囲気に合うきれいめなスタイルを意識することが大切です。

ディナーとランチの服装の違い

レストランを利用するときは、その場に適した服装を心得る必要があります。また、利用する時間帯によってもドレスコードは異なってきます。ホテルレストランも例外ではありません。もし、場違いな服装で行くとひんしゅくを買ってしまいます。そうならないためにも、その場にふさわしい服装を把握しておきましょう。

まず、ディナーでホテルレストランを利用する場合です。ディナーのドレスコードについて、決められているホテルが少なくありません。もし、ドレスコードを無視した服装で行くと利用できない恐れがでてくるため、早めにホームページなどで調べておくと安心です。ドレスコードなどの情報について、ホームページで案内しているホテルも少なくないからです。また、ホテルの予約時にドレスコードを聞くのもよいでしょう。
ちなみに、ホテルディナーに着ていきたい服装として、ワンピースのほか、きれいめのトップス・膝下丈のスカートとの組み合わせがあります。パンツスタイルにするのも一案です。

一方、ランチで利用するときは、ディナーのときよりも敷居が低いことが多いです。そのため、フォーマルすぎる装いで出かけると「やりすぎ」になってしまいます。しかし、ラフすぎる格好もよくありません。ドレスコードのないレストランを利用する場合でも、カジュアルすぎない「スマートカジュアル」が向いています。きれいめのワンピースやジャケット、スカートを選びましょう。

ホテルレストランを利用するときの服装は、食事の場面を考慮する必要があります。コース料理は座ったままなので、トップスが明るいものを意識しましょう。一方、ブッフェスタイルの場合は、自分で食事を取りに行かなければなりません。そのためには、動きやすいのはもちろん、袖口が汚れないデザインや、毛が抜けにくい素材を選ぶことも大事なポイントです。

季節ごとのホテルディナーやランチにおすすめの服装

ホテルレストランで食事をするときは、その季節に合った服装を心得る必要があります。この段落では、季節ごとのホテルディナーやランチにおすすめのスタイルについて、紹介していきましょう。

四季の風景

春にぴったりのスタイル

春になると暖かい日が多くなり、新しい生命の息吹も感じられます。この時期には、花柄などの明るい柄物や、ふんわりとした素材を取り入れて、春らしいコーディネートにしましょう。服装の色は、白をはじめパステルカラーがおすすめです。ふんわりした素材とやわらかい色からは、春にぴったりの爽やかな印象が醸し出せます。生地の薄いシフォン素材のものや、ノースリーブのワンピース、ドレスもよいでしょう。

明るく清潔感のある服装を選ぶのも一案です。このような服装からは、春らしい季節感とともに、自分の好感度アップにも役立ちます。ただし、取り入れる色によっては、全体的に暗くまとまるかもしれません。その場合は、パールのネックレスやイヤリングを着けると華やかになります。白いパールアクセサリーはいろいろな場面で使えるので、これを機に用意しておきましょう。

なお、服装を考えるときは、寒さ対策や肌を露出しない工夫も必要になります。そのためには、カーディガンやジャケットなどを組み合わせることが大事なポイントです。

夏にぴったりのスタイル

夏は、一年のうちで最も暑い季節です。暑さをやわらげて涼しげに見せるためには、透けたり、ふんわりしたりする素材を用いた服装がおすすめです。レースやオーガンジーなどを選ぶとよいでしょう。また、夏だからといって、過度な露出は控える必要があります。夏物は、ほかの季節よりも肌を見せるデザインが多くなりますが、上品に肌見せできるものを選ぶことが大切です。

夏に涼しい素材として、リネンやコットン素材もあります。ただし、これらの素材は、カットソーやニット素材と同じくカジュアルなイメージが拭えません。そのため、ドレスコードが「スマートエレガンス」のホテルでは、避けることが望まれます。

また、「カジュアルエレガンス」や「スマートカジュアル」に指定されているところでカジュアル素材を取り入れる場合は、見せ方に工夫が必要です。カジュアル素材をトップスやインナーに取り入れると、見える面積が少なくなります。また、全体的に上品で、きれいめな印象になるように意識すると、コーディネートの失敗が少なくなるでしょう。

秋にぴったりのスタイル

秋になると、まわりの風景が色とりどりに変化します。そのため、秋ならではの雰囲気が感じられるようになります。秋の服装を決めるときは、落ち着いた色合いのものがよいでしょう。黒やブラウン、ダークグリーン、紫などはおすすめの色です。もし、暗くなりすぎる場合は、小物で調整するとイメージチェンジにも役立ちます。派手さを抑えた上品な色やデザインを意識した小物や靴にしましょう。

また、春夏とは異なり、秋冬になるとコートなどのアウターを着る機会が増えてきます。コートを着るときは、ドレスアップに合わせることで季節感を出したお洒落が楽しめます。ただし、コート選びに際しては、素材やデザインにも気を使いましょう。特に、ダウンジャケットはカジュアルなので避けたほうが無難です。高級感あふれる毛皮、光沢がエレガントなカシミヤを着るとよいでしょう。
また、ファー付き、ベルト付きで膝下丈などのコートを選ぶと、女性らしさの演出にもつながります。

冬にぴったりのスタイル

秋から冬にかけては厚着になりがちですが、それだけに組み合わせの楽しさを味わうことも可能です。また、フォーマルシーンではふさわしくないとされるファーやモヘアを選べるのも、この時期ならではのメリットかもしれません。これらの素材は、華やかに見えて暖かいという点でも重宝されています。ワンピースにファーのボレロやティペットを合わせるほか、バッグをファー小物にするのもよいでしょう。

冬だからと暗い色を選びがちですが、明るい差し色を入れることで大人の華やかさを醸し出せます。ネイビーや黒のワンピースとの組み合わせに、白の小物を選ぶのも一案です。
また、寒さを理由に厚手のタイツを履くとカジュアルになりすぎるため、避ける必要があります。足元の寒さが気になるなら、パンツスタイルにするとよいでしょう。パンツスタイルを選ぶときは、全体のシルエットを意識することが大きなポイントです。

ホテルのディナーやランチでやってはいけない服装

ディナーやランチに出掛けるときは、その場の雰囲気に合う服装を選ぶことが重要です。そのためには、やってはいけない服装についても把握しておきましょう。この段落では、場にふさわしい服装で食事を楽しむための良くないマナーについて説明していきます。

ホテルディナーやランチでやってはいけない服装

露出が多い服装

まず、絶対やってはいけないのが露出が多い服装です。肌の露出が多い服装にすると下品に見えてしまいます。利用する場所のドレスコードに関係なく良くないため、ホテルディナーやランチのときも注意が必要です。たとえば、大胆に開いた胸元の服、膝の見える丈のスカートなどが該当します。また、肌を露出していなくても、ボディラインがくっきりわかる服も同じくふさわしくないことを知っておきましょう。

さらに「生足」にも注意が必要です。どのような場面でも、素足のままで靴を履くのはよくありません。ホテルレストランを利用するときは、ベージュや薄手のストッキングを着用する必要がでてきます。もちろん、黒のストッキングや厚手のタイツなども避けましょう。

カジュアルすぎる格好

ホテルレストランの利用に際しては、カジュアルすぎる格好もよくありません。ドレスコードが決まっていないホテルの場合でも、マナー違反にならないように注意が必要です。もし、カジュアルな服装を取り入れるときは、普段着を思わせるような服装は避けなければなりません。その代表として、Tシャツやデニムが挙げられます。なかには高価なものもありますが、このような格好をすること自体がご法度なのです。

ほかにも、キャップやリュックサックといった持ち物もカジュアルすぎます。それらは、場にふさわしくないので控えたほうが賢明です。ちなみに、バッグを選ぶときはフォーマルなハンドバッグがおすすめです。トータルのバランスを考えてコーディネートしましょう。

足元がサンダルやスニーカー

ホテルレストランの利用に際しては、「生足」がよくないことがわかりました。そのうえで、靴選びにも注意する必要があります。つま先が見える靴、露出の多い靴を避けなければなりません。つま先のあいたサンダルやミュールなどはお洒落に見えますが、ドレスコードとしては良くないとされています。同じく、ブーツもカジュアルなので避けましょう。もちろん、スニーカーはカジュアルすぎる格好なので選んではいけません。靴選びに迷ったときは、無難なデザインのパンプスをおすすめします。

ヒールのシューズ

ホテルディナーの服選びに迷ったらドレニがおすすめ!

ホテルでディナーやランチをするときは、ドレスコードを意識する必要があります。ただ、気持ちがあっても手持ちがない場合は、そのために新たにドレスや小物を購入しなければならないでしょう。

しかし、普段あまり着る機会のないドレスをわざわざ買うのも気が引けてしまいますよね。そこでおすすめなのが「レンタル」という選択肢。レンタルなら着回せる無難な1着を買ったりしなくても、季節やお出かけ先のイメージに合わせて、毎回ベストな装いを楽しめるのも魅力。マルイのレンタルドレスDRENi(ドレニ)では、バッグやアクセサリー、羽織りものなどのレンタルもできます。ドレニでトータルコーディネートをして、ホテルでの食事を楽しんではいかがでしょうか。

この記事の著者

  • DRENiコラム編集部​

レンタルドレス「DRENi」を運営。公式インスタグラムにてドレス​のコーディネートや結婚式にお呼ばれされた時のドレスアップマナーなどを配信中。

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