ディナークルーズにはどんな服装が適している?ドレスコードや注意点を紹介

ディナークルーズにはどんな服装が適している?ドレスコードや注意点を紹介

ディナークルーズにはドレスコードがあるということを知っていますか?場違いな思いをして、せっかくのディナーを楽しめないようなことはできるだけ避けたいものです。この記事では、ディナークルーズにおけるドレスコードやおすすめの服装、参加時の注意点などについて紹介します。

ディナークルーズでのドレスコード

ディナークルーズにおけるドレスコードは、大きく分けて3種類です。カジュアル、セミフォーマル、フォーマルの3つで、それぞれ特徴があります。どのような点が異なるのか、ポイントを押さえながら順番に見ていきましょう。

カジュアル

カジュアルというと、かなりラフなスタイルでもよさそうに思うかもしれませんが、実は違います。ディナークルーズのドレスコードでいう「カジュアル」とは、最低限ディナーを楽しむのにふさわしいスタイルのことです。ジーンズやTシャツ、サンダルなどでは、ディナーの際に着る服としてはラフすぎます。そのような服装では場にそぐわないので、原則として避けなければなりません。失敗を防ぐためにも、ディナークルーズのドレスコードでいう「カジュアル」の目安を覚えておきましょう。

女性の場合はワンピースやシャツとスカートの組み合わせ、サンドレスなどが基本の装いです。サンドレスとは、背中や肩が大きく露出されるデザインのものをいいます。通気性の良さが特徴で、リゾート地などで着用する夏用ドレスとして定番のスタイルです。男性の場合は、スラックスと襟付きのシャツを合わせ、その上にジャケットを羽織るスタイルが基本となります。

ドレスコーディネート

セミフォーマル

セミフォーマルとはフォーマルとカジュアルの中間に当たるドレスコードなので、ある程度の目安を知っておかないと、イメージが湧きにくいかもしれません。正装するほどではないが、それなりにきっちりしたスタイルが求められていると考えるとわかりやすいでしょう。女性の場合は、ワンピースやスーツ、カクテルドレスなどが基本のスタイルです。スーツはスカートでなく、パンツスタイルのものを選んでもかまいません。

一方、男性の場合は、スーツやブレザーとジャケットの組み合わせが基本です。必ずネクタイを着用します。ネクタイはループタイやアスコットタイでも問題ありません。スーツやブレザーの色は落ち着いたものを選びましょう。男性も女性も、選ぶデザインによってはビジネスの場のようなかっちりした雰囲気になりがちです。アクセサリーやネクタイで遊びをプラスするとおしゃれになります。トリコロールやレトロなど、色やテーマの指定が設けられている場合もあるので、事前にチェックしておくことも大事です。

フォーマル

フォーマルは、女性ならイブニングドレスかカクテルドレス、あるいは着物というのが基本のスタイルです。男性ならタキシードやダークスーツに、ネクタイとドレスシャツ、カマーベルトを組み合わせます。ただし、客船のグレードによってフォーマル度は変わってくるので注意が必要です。ここからは、カジュアル船、プレミアム船、ラグジュアリー船それぞれのフォーマルについて見ていきましょう。

カジュアル船

カジュアルクラスはクルーズ船の中でも最もポピュラーなクラスです。規模が大きく乗船人数が多いので、たいていの場合、料金が安価でドレスコードも緩めに設定されています。女性なら、結婚式に呼ばれたときに着ていくドレッシーな装いが適当 です。ロングドレスの着用率も比較的高いとはいえ、堅苦しい雰囲気ではありません。派手な目立つドレスを選んでも良いでしょう。

一方、男性の場合、タキシードを着てしまうとカジュアル船の雰囲気に合わない可能性があります。スーツにネクタイのオーソドックスなスタイルが無難です。ただし、合わせるネクタイは工夫した方が良いでしょう。普通のネクタイを結んでしまうと、カジュアルな雰囲気が強く感じられるかもしれません。格式が高い蝶ネクタイを合わせるのがおすすめです。

ディナークルーズの風景

プレミアム船

プレミアムクラスはカジュアルクラスよりも上のグレードで、ほどよい贅沢感を楽しむのに適したスマートなクラスです。完全な正装までは求められないものの、多くの人がハイクラスな装いで参加することでしょう。場違いな雰囲気にならないように、女性なら上質なロングドレスやカクテルドレスを着用します。船のグレードに合わせて、アクセサリーは華やかなものを選ぶと良いでしょう。

男性の場合は、ダークスーツやタキシードを着用します。格式の高い蝶ネクタイを合わせるのがオーソドックスなスタイルです。シャツは襟の形が蝶ネクタイの着用に適したものを選ぶ必要があります。靴もダークスーツやタキシードの格に合わせて、前もって準備しておきましょう。全体のグレードが合っていないとちぐはぐに見えてしまうので注意が必要です。

ラグジュアリー船

ラグジュアリークラスは、豪華客船と呼ぶにふさわしい最上級のクルーズ船です。規模の大きさよりもサービスの質の高さにこだわっているため、小型船から中型船が主流となっています。乗船にかかる費用も高額なので、乗客の顔触れもハイクラスな場合がほとんどです。守るべきマナーも、他のクラスとは比べ物にならないほど厳格になります。

女性の場合は、ゴージャスなロング丈のカクテルドレスの着用が基本です。ゴージャスなドレスを着る際には恥ずかしがってはいけません。思い切って肩を出し、堂々と振舞うのが美しく着こなすコツです。和装を選んでもかまいませんが、着物にも格があるので、適した格の着物をきちんと選ぶ必要があります。正絹の格調高い着物を選ぶようにしましょう。一方、男性は、ほとんどがタキシードのクラシカルな装いになります。シャツや小物までトータルで格式に合うものを揃えておきましょう。

ディナークルーズの風景

ディナークルーズにおすすめの服装

ディナークルーズのドレスコードについて理解したところで、具体的にどのような服がふさわしいのかを見ていきましょう。基本に忠実でありながら上品さが漂う装いとしては、総レースのロングドレスにパールのネックレスという組み合わせがおすすめです。色はネイビーのような落ち着いた色が良いでしょう。ディナークルーズにふさわしい気品漂う装いになります。

クルーズ船の格が高いほどエレガントさとゴージャスさを兼ね備えた服装が求められます。デザインが派手なものは色を抑えめにし、地味に見えてしまうものはアクセサリーでゴージャスさをプラスするなどバランスを取るようにしましょう。

フォーマル度がそれほど高くない会場の場合は、ワインレッドやグリーンなど、華やかなカラーのドレスを着るとしっくりきます。適度に主張しながら、マナーもきちんと守れる王道のスタイルです。アクセサリーは、派手になり過ぎないものを合わせます。食事の邪魔にならないようなアイテムを選ぶのがポイントです。

ディナークルーズに参加するときの注意点

ディナークルーズに参加する際には、あらかじめ注意しておかなければならない点がいくつかあります。事前に理解し、きちんと対策してトラブルを未然に防ぎましょう。ここでは、ディナークルーズに参加するときに特に注意が必要なこととして、服装・船酔いについて解説します。

服装

ディナークルーズのドレスコードを押さえたうえで、さらに注意しなければならない点がいくつかあります。まず、ドレスの素材とデザインの組み合わせについてです。組み合わせ次第では、船上という場所の特性で問題が起こる場合があります。たとえば、素材の軽いサーキュラースカートやフレアスカートを選ぶと、デッキに出たときに風で裾がめくれ上がってしまうことがあります。

裾が広がったデザインのものを選ぶのであれば、なるべく厚手で重みのある素材を選ぶことが重要です。軽い素材のドレスを着たいのであれば、タイトなシルエットのものを選ぶようにしましょう。髪も長いと風で煽られ、食事どころではなくなってしまいます。束ねたりアップスタイルにしたりしておくと良いでしょう。

次に寒さ対策です。会場が船室内の場合は、冷房が効きすぎて寒く感じることがあります。夜は外も冷え込むため、薄手のボレロやショールなどを用意しておくと安心です。最後に足元にも目を向けましょう。デッキの濡れた部分を歩くときには滑る恐れがあります。できるだけ、靴は履きなれたものを履いていくようにしましょう。

ドレスアップした女性

船酔い

船に酔いやすい人がディナークルーズに参加する場合は、お腹を締め付けないようにすることも大事です。気分が悪くなってから衣服を緩めようと思っても、デザインによってはできない場合もあります。服を選ぶ段階で胸からお腹にかけての締め付けが少なく、ゆったりとしたものを選んで、楽な体勢で過ごせるようにしておきましょう。

船上でディナーを楽しむのが目的のクルーズですが、空腹のまま乗船すると船酔いしやすくなります。乗船前に何か食べ物を少しだけお腹に入れておくようにするのも船酔いを防ぐ1つの方法です。

前日は睡眠を十分にとり、事前に酔い止め薬を飲んでおくことも忘れてはいけません。それでも気分が悪くなってしまったときには我慢せず、すぐにスタッフに告げるようにしましょう。医務室などに案内して休ませてもらえます。せっかくのディナークルーズです。早めに対処することで、途中からでも参加できるかもしれません。躊躇せずスタッフを頼り、適切な対処をしてもらいましょう。

ディナークルーズではレンタルドレスもおすすめ

ディナークルーズにはさまざまなドレスコードがあります。そのため、手持ちの服が乗船するクルーズ船のクラスやドレスコードに合うとは限りません。参加するたびにドレスを買い足し、ドレスに合うアクセサリーや小物類も選ぶとなると大変な出費になるでしょう。そうなると、ディナークルーズには気軽に参加できなくなってしまうかもしれません。

そこで、ディナークルーズで着る服選びにおすすめなのが、レンタルドレスの利用です。レンタルドレスなら、豊富なラインナップの中から適切なドレスを借りることができます。

たとえば、レンタルドレスのドレニの場合、ややカジュアルなドレスから、セミフォーマルまで対応できるおしゃれなドレスが、品ぞろえが豊富です。それぞれのドレスにぴったり合う小物などのアイテムも多数揃っているので、全身をコーディネートしたうえで借りられます。

ディナークルーズではドレスコードに合わせて服装を選ぼう

ディナークルーズには主に3種類のドレスコードがあり、クルーズ船のクラスに合わせて適切な服装を選ばなければなりません。ドレスコードに沿った手持ちの服がない場合でも、一緒に小物も揃えられてコーディネートも簡単な、レンタルドレスを利用してみてはいかがでしょうか。

この記事の著者

  • DRENiコラム編集部​

レンタルドレス「DRENi」を運営。公式インスタグラムにてドレス​のコーディネートや結婚式にお呼ばれされた時のドレスアップマナーなどを配信中。

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