更新日:2024/5/3

妊娠中に結婚式にお呼ばれされたら?判断基準や服装の選び方をご紹介

結婚式はその人にとって一生に一度のイベント。招待されるのは喜ばしいことです。親戚や友人など親しい人の結婚式であれば、喜びもひとしおでしょう。とはいえ、自分が妊娠中の場合は、うれしい反面、体調が悪くならないかなど不安に感じることもあるはずです。そこで、この記事では妊娠中に結婚式にお呼ばれされたときの対応をはじめ、服装や当日の注意点について紹介していきます。

妊娠中に結婚式にお呼ばれしたときの対応

はじめに、妊娠中に結婚式にお呼ばれしたら確認しておきたいチェックポイントや、出席・欠席の連絡をする際の注意点についてみていきましょう。

事前にチェックしたいポイント

妊娠中に結婚式にお呼ばれされたら、まずはかかりつけの医師に出席しても大丈夫か相談することが大切です。体調が安定していて式場が近い場合は出席を認められる可能性が高くなります。逆に、妊娠初期はつわりや体調変化が起きやすく、臨月はいつ産気づいてもおかしくない時期になるため避けたほうが安心でしょう。

ちなみに、一般的に妊娠5~7カ月頃は胎盤が完成する安定期とされており、流産の確率が下がるといわれている時期です。そのため、結婚式がおこなわれる日は自分がどの時期に当てはまるのかも判断材料のひとつとなります。ただし、仮に安定期といわれる時期であっても、常に体調が万全というわけではありません。 妊娠中は自分の体調が最優先なので無理は禁物です。

体調に問題がなさそうな場合でも、式場の場所を確認しておく必要があります。なぜなら、海外挙式であれば飛行機に乗らなければならないため、リスクが伴うからです。狭い座席に長時間座っているとエコノミー症候群の発症が心配ですし、妊娠高血圧症候群を発症している人は体調が急変する可能性も考えられます。
また、国内であっても式場が遠方なら移動手段を確認しておくのもポイントです。飛行機と新幹線どちらで移動したほうが良いか、宿泊する必要があるのかなどをチェックしてみてください。

病院の診察風景

出席・欠席の連絡

結婚式に出席するにしても欠席するにしても、先方への連絡が必須です。それぞれどのように連絡をすれば良いのか確認しておきましょう。

出席する場合

結婚式に出席することを決めた場合、招待状を受け取ったときは体調に問題がなかったとしても、式の直前に体調が悪くなる可能性もあります。そこで、新郎新婦に妊娠していることと、体調によっては直前にキャンセルする可能性があることを伝えておきましょう。食物アレルギーなどを記載する欄がある場合は、アルコールや生ものは食べられないことを記入しておきます。また、妊娠中はトイレが近くなることもあるため、なるべくお手洗いに近い席にしてほしいなどの希望も伝えておくと安心です。

それから、親しい友人の結婚式の場合、幹事や余興を頼まれることもあります。結婚式を盛り上げたいという気持ちがあるかもしれませんが、体調を崩してしっかり役割を果たせない恐れや練習に参加できない可能性も考えられるため辞退させてもらったほうが迷惑をかけません。

なお、出席すると決めたら式場からかかりつけの産婦人科までの距離や、式場近くにある産婦人科の連絡先と場所を確かめておきます。結婚式が土日祝日の場合は、休日でも対応してくれる産婦人科や救急病院を探しておきましょう。出席するにあたって気を付けることなどをかかりつけの医師に聞いておくことも大切です。

結婚式の招待状

欠席する場合

結婚式の日程が不安定な時期にあたるときや体調に不安があるときは、妊娠中であることとお祝いの言葉を添えて欠席の連絡をします。「医師と相談したものの、妊娠中で体調が不安定なため出席を見合わせます」など、医師と相談したことや体調の変化がある可能性を伝えましょう。
妊娠はおめでたいことなので事実を伝えれば問題はありません。突然の体調不良などで新郎新婦に迷惑をかけてしまうかもしれないということを伝えれば角も立ちにくくなります。はじめに電話で欠席する理由を伝えておき、改めて返信ハガキで連絡すると欠席の理由や気持ちが伝わりやすいはずです。

一度出席の連絡をした後で体調が変化して欠席せざるを得なくなった場合は、分かった時点ですぐに電話連絡をします。席次表を作り直さなければいけないなど、連絡が遅れたことで新郎新婦に負担がかかる可能性があるからです。申し訳なく言いにくいかもしれませんが、メールやSNSでは失礼なので電話で直接伝えます。
万が一、結婚式当日に体調を崩して欠席する場合、新郎新婦は忙しくてなかなか電話を確認できません。そこで、メールを送信したうえで式場に連絡をして欠席の旨を伝えます。

なお、欠席する際もご祝儀は贈ったほうが喜ばれるものです。金額は欠席を伝える時期によって異なり、料理や引き出物のキャンセルができる時期に連絡をしたのであれば包む予定だった金額の半分を贈ります。キャンセルができる時期は式場にもよりますが、ほとんどは結婚式の10~20日前までならキャンセルが可能です。
ただし、相手が自分の結婚式に出席してくれていた場合は、早めに欠席が分かっても贈られた金額と同額を包むのがマナーとされています。キャンセルができない結婚式の直前や当日に欠席が決まったときは新郎新婦の負担になってしまうため、もともと包む予定だった金額を包みましょう。

ご祝儀は体調が良ければ新郎新婦に直接渡すのが好ましいのですが、体調不良や遠方の場合は現金書留で贈ることも可能です。ご祝儀袋に入れてからお祝いのメッセージを同封し、到着日をお日柄の良い日にすると気持ちが伝わります。

妊娠中に結婚式に着ていく服装の選び方

ここからは、妊娠中に結婚式に参加する時の服装の選び方を紹介していきます。

ドレス

結婚式に着るドレスはお腹の膨らみ具合に合わせて選ぶ必要があり、妊娠の時期や個人によって膨らみ具合が異なるため結婚式が近づいてから選びます。例えば、妊娠初期はほとんどお腹が目立ちませんが、ウエストを締め付けないものを選ぶと安心です。
妊娠中期以降はアンダーバストやお腹を締め付けないシルエットを選び、その時の自分の正確なサイズやスカートの丈も確認しなければいけません。妊娠するとウエストはもちろん、バストやヒップもサイズアップすることが多く妊娠前と同じサイズが入らなくなってしまうからです。また、お腹が膨らんでくると生地が持ち上げられてスカートの丈が想像以上に短くなることがあります。

そこで、気になるのはサイズを選ぶ際の目安です。自分の正確なサイズを測ったら、バストは+2cm、ウエストは+6~8cm程度を目安に選びます。着丈は記載されている長さより2cm程度は短くなることを考慮しましょう。スカートが短すぎると体を冷やしてしまう可能性があるため、ひざ下など少し長めの丈を意識します。シルエットはお腹にゆとりがあるAラインやバルーンワンピーズがぴったりで、なるべく柔らかい生地を選ぶのがポイントです。

マテニティの服装

一般的に、結婚式ではヒールを履くのがマナーですが、妊娠中であればヒールを履く必要はなく体調や安全を考慮して靴を選びます。特に、ピンヒールは不安定で履きなれている人でも転倒する危険があるので避けなければいけません。
そこで、無理にヒールを履くのではなく、フォーマルなフラットシューズや安定している太めのローヒールパンプスなどが向いています。ストラップが付いているタイプや滑りにくい素材の靴ならより安心です。おろしたての履きなれていない靴はローヒールでもバランスを崩す可能性があるため、できれば履き慣れた靴にします。

どうしても結婚式に履いていけるような靴がないのであれば、移動中は履きなれた靴を履いて会場に入る前に履き替えるなど工夫してみましょう。また、妊娠中はむくみやすくなるので、普段よりもワンサイズ大きめにすると負担がかかりにくくなります。

小物

ドレスや靴が決まったらそれに合わせて小物もコーディネートしたいものです。まず、袖のあるドレスであってもショールやボレロなど羽織れるものを準備しておき、体を冷やさないようにしましょう。特に、夏は羽織るものをあまり意識しませんが、冷房が効いていることが多いため必須です。冬場の結婚式ならカイロやゆるめの腹巻きを準備しておくと役立ちます。
また、妊娠中は羽織もののほかにもタオルやエチケット袋など荷物が多くなりがちです。大きめのバッグを用意しておけば安心ですし、華やかなデザインのものを選べばコーディネートを引き立てられます。

結婚式当日に注意すること

結婚式当日は、もしも体調が悪くなったときに備えて母子手帳や健康保険証、かかりつけの産婦人科の診察券を忘れないように気を付けます。つわりが心配な人はタオルやエチケット袋を忘れてはいけません。ガムやキャンディーを持っていくと気分をリフレッシュできるはずです。それから、ナプキンを持参しておけば万が一出血したり破水したりしたときに対応できます。

また、会場に着いたら、最初に休憩できるスペースやトイレの場所をチェックしておきましょう。横になるのは難しくてもゆったりとしたソファに座るだけで体調が楽になります。演出で立っている時間が長くなりそうなときは、早めにスタッフに申し出て椅子を準備してもらうなど無理をしないことが大切です。

結婚式場から披露宴会場までやキャンドルサービス中のトイレや具合が悪くなって席を立つときなど、移動する際は転倒しないように気を付けます。気をつかってトイレや体調不良を我慢していると、ゆとりが持てなくなるので我慢せず気持ちにも時間にもゆとりがあると安心です。

食事は食べられるものを食べられる分だけいただきます。結婚式の料理は見た目から食欲をそそられるため、ついつい食べ過ぎてしまいがちですが、体調をみながら食べましょう。それから、妊娠中はアルコールやカフェインを控える必要があります。乾杯の際はグラスに口を付ける程度にするだけでなく、食事中のドリンクも要注意です。特に、ノンアルコールビールはノンアルコールという名前が付いていても、微量のアルコールが含まれています。ドリンクを選ぶ際はこれらを意識することも大切です。

結婚式披露宴会場

妊娠中の結婚式のお呼ばれはレンタルドレスがおすすめ

妊娠中のお呼ばれ結婚式は、妊娠前のお呼ばれ結婚式に比べると気を配らなければならないことがたくさんあります。特に、ドレスで締め付けられることによって体調を崩す可能性があるため、そのときの自分の体型に合わせたサイズを選ばなければいけません。
とはいえ、妊娠中に結婚式にお呼ばれする機会はそれほど多くないはずです。仮に2人目や3人目のときに招待されたとしても、サイズが合わないということも考えられます。もう一度着ることはないかもしれないのに、高価なドレスを購入するのはためらってしまうのではないでしょうか。探せば安価なドレスも販売されていますが、生地がペラペラだったり作りが雑だったりという物もあり恥ずかしい思いをしてしまいます。

そこで、ぜひ活用したいのがレンタルドレスです。レンタルドレスならお呼ばれ結婚式にぴったりな質の良いドレスをレンタルすることができます。また、ネットで探せるのでお店を何件も渡り歩く必要がなく、家にいながらゆっくりサイズやデザインが選べるため体にも負担がかからないのです。

妊娠中の結婚式のお呼ばれでは体調最優先

妊娠中に結婚式にお呼ばれされたなら、まずは自分の体調を優先し、医師と相談しながら無理せず出席・欠席を判断することが大切です。また、出席が決まったなら、そのときのサイズに合わせる必要があるドレスは購入するよりもレンタルするのがお得といえます。レンタルドレスのドレニでは豊富な種類のドレスのなかから、そのときの自分の体型や好みに合ったものを選べます。羽織ものやバッグも揃っているので、レンタルドレスの色やデザインに合わせて新たに購入する必要もないので家計にも優しく安心です。

この記事の著者

  • DRENiコラム編集部​

レンタルドレス「DRENi」を運営。公式インスタグラムにてドレス​のコーディネートや結婚式にお呼ばれされた時のドレスアップマナーなどを配信中。

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