更新日:2024/10/5

結婚式におけるパンツドレスマナーとは?コーデのポイントも紹介!

パンツドレスの認知度が高まっている中で、結婚式にもパンツドレスを着ていきたいと思っている人もいるでしょう。しかし、結婚式に着る服装としてパンツドレスがふさわしいかどうかを問われると、自信がないという人もいるはずです。この記事では、結婚式におけるパンツドレスのマナーや着こなしのポイントなどについて紹介します。

パンツドレスのドレスコードについて

パンツドレスは、ドレスコードとしてどのような位置づけに当たるのでしょうか。まずはパンツドレスのドレスコードに関して、パンツドレスの概要と、結婚式に着ていけるのかどうかという点について見ていきましょう。

パンツドレスとは?

パンツスタイルでありながら、フェミニンな優雅さを重視したデザインになっているアイテムのことを「パンツドレス」といいます。シルエットがすっきりとしており、ドレスよりもトレンドに合わせて着こなしやすい点が人気のスタイルです。デザインや素材の幅が広く、さまざまなものが揃っています。普段パンツを履きなれていない初心者でも、気に入ったものが見つかりやすい点がパンツドレスの魅力です。

パンツドレスと呼ばれるものには、大きく分けて2種類あります。1枚のつなぎとして着られるオールインワンドレスと、上下が分かれているセットアップドレスです。オールインワンタイプはジャンプスーツとも呼ばれます。セットアップドレスは上下のカラーや素材がそろっているので、ワンピースのように着こなすことが可能です。

パンツドレス

結婚式にパンツドレスはあり?

パンツスタイルでありながら、フェミニンなデザインのパンツドレスは、結婚式に着て行くことができるのでしょうか。実は、パンツドレスは、洋装のドレスコードでいうところの「準礼装」や「略礼装」に当たります。つまり、完全にフォーマルなスタイルとはいえません。女性のファッションとして、パンツよりもスカートのほうが格上だとする場合が多いため、パンツドレスは比較的カジュアルな装いだと捉えておいた方がよいでしょう。

基本的にはパンツドレスで結婚式に参列しても問題はありませんが、会場の格式や列席者の顔触れなどは気にした方が良いかもしれません。

パンツドレス

結婚式にパンツドレスを着ていくときのマナー

女性がフォーマルな場にパンツスタイルで出席するようになったのは、比較的最近のことです。そのため、年配者などは、パンツスタイルに抵抗感を示すこともあります。参列者に年配の親族が多い結婚式に参加するときは、事前に新郎新婦にパンツドレスで参加しても良いか確認をとっておくようにしましょう。

特に、上下に分かれているセパレートタイプの服装は、「別れ」を連想させるため、かつて結婚式では縁起が悪いものとされ、マナー違反とされていました。そのため、パンツスタイルのセットアップドレスを選ぶ際には、上下がバラバラに見えないようなものを選ぶことも大事です。

また、パンツドレスを着ていく場合も、肌色に近い色合いのストッキングを着用するのがマナーです。パンツスタイルであれば膝下丈のストッキングでもかまいません。靴は、スカートの場合と同様、ある程度高さがありヒールが細めのパンプスを合わせるのが基本です。

パンツドレスが向いている人

結婚式でパンツドレスを着用するのが向いている人は限られています。たとえば、披露宴で余興を任されている人や二次会の幹事など、頻繁に動き回ったり、長い時間拘束されたりするのであれば、パンツスタイルの方が動きやすく楽です。 傍目にも、披露宴や二次会を盛り上げるために頑張っていることが分かるので、パンツスタイルで出席していても悪く思われることは少ないといえます。

小さな子どもを連れている人にも、動きやすいパンツドレスはおすすめです。子どもの世話をするために、パンツドレスを選んでいることが周りにも伝わるので、年配の親族からもあまり文句を言われずに済むでしょう。小さな子どもがいる人には、袖がついていて羽織ものがいらないタイプのパンツドレスが便利です。

きっちりとした雰囲気や清潔感が求められる受付を担当する人にもパンツスタイルは向いています。スカートスタイルだと丈が足りず、膝が見えてしまいがちな高身長の人も、パンツスタイルなら安心です。露出を心配することなく動けます。また、結婚ラッシュでお呼ばれが続き、普通のドレスにマンネリ感を覚えている人も、パンツドレスなら冒険できるので、新鮮な気持ちで着こなせるかもしれません。

パンツドレスのコーディネートのポイント

パンツドレスを結婚式のような席に着て行く場合、コーディネートにも細心の注意を払わなければならないはずです。ここからは、結婚式にパンツドレスを着るにあたって、気を付けなければならないコーディネートのポイントを3つ紹介します。

アクセサリーやバッグは華やかなものを選ぶ

パンツドレスのコーディネートでは、アクセサリーやバッグなどの小物が重要なポイントになります。デザインがシンプルなものは、実際に着用してみると、思っていた以上にカジュアルに見えたり、ボーイッシュに見えたりしてしまうからです。シンプルなパンツドレスを着る際には、アクセサリーやバッグはできるだけ華やかなものを選ぶようにしましょう。

特に、黒やネイビーなど暗い色のパンツドレスは、ビジネスライクに見えることがあります。パールのネックレスなど、大ぶりで華やかなアイテムを身に付けて、バランスをとるようにすると良いでしょう。スカートと合わせたときには派手に見えてしまうアイテムでも、パンツドレスと合わせたときにはそれほど派手さを感じません。バッグもビジューやスパンコールなどがあしらわれた華やかなものが適しています。

小物は単体で見ると派手に感じるものでも、洋服と合わせたときにはまったく印象が異なるということが少なくありません。アクセサリーやバッグを選ぶときには、パンツドレスを実際に着用し、合わせたときにどのように見えるかを確認してみることが大事です。

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素材やシルエットにこだわる

パンツドレスは、デザインや素材の選び方によってはカジュアルに見られてしまうかもしれません。結婚式に着て行くのであれば、素材やシルエットにもしっかりこだわって選ぶようにしましょう。

パンツドレスに使われている素材の中には、結婚式で着用するのにふさわしくないものもあります。たとえば、綿素材のジャンプスーツは、いくらデザインがおしゃれでも普段着に見えてしまう恐れがあります。お祝いの席に着て行くのであれば、光沢のあるサテン地や、ゴージャスなレースがあしらわれた生地など、華やかな素材を選ぶことが大事です。

また、パンツドレスをおしゃれに着こなすためには、シルエットの見せ方も重要なポイントになります。フェミニンな印象を与えたい場合は、腰の位置にポイントを置き、くびれがはっきりわかるようにすると良いでしょう。すっきりした印象にしたいのであれば、縦長のシルエットにこだわって選ぶようにします。

裾丈のバランスを考慮する

パンツドレスは、裾丈によって見た目の印象がガラリと変わります。裾を引きずっていたり、逆に丈が短すぎたりすると、だらしない印象を与えてしまうので注意が必要です。結婚式では、パンツドレスを着る場合でも、靴はつま先が隠れるヒールのあるパンプスを合わせるのが一般的です。高さが3cm以上あるピンヒールをはけば、パンツスタイルでも女性らしさが強調されます。

パンツドレスを結婚式に着て行くのであれば、ヒールを履いた状態でバランスよく見えるか、あらかじめチェックしておくことが大事です。試着室などでヒールを履かずに裾丈を決めてしまうと、当日ヒールと合わせたときには裾丈が短く感じられるかもしれません。本番でヒールを履いたときにベストなバランスになるように、ヒールのある靴を履いた状態で裾丈を調節しておきましょう。実際に履く靴でチェックするのが理想ですが、当日履く靴が用意できないときは、ヒールの高さが同じ靴で裾丈のバランスを確認してもかまいません。

パンツドレスのおすすめコーディネート

結婚式にパンツドレスを着て行く際には、具体的にどのようなコーディネートをすればよいのでしょうか。お祝いの席にふさわしいコーディネートのコツを覚えておきたいところです。ここでは結婚式にパンツドレスを着ていくときのおすすめコーディネートを紹介します。

羽織り物を合わせる

羽織り物をプラスすると、パンツドレスだけのときとはまったく違った印象を与えることができます。しかし、羽織り物を重ねることで重たい印象になってしまうかもしれません。全体的なシルエットのバランスには十分に注意しましょう。スタイリッシュなパンツドレスには、半袖のボレロを合わせると、優しい印象になります。

一方、きっちりしたジャケットを合わせれば、一段と大人っぽい印象に見せることも可能です。ロングレースストールをまとえば、エレガントで女性らしく見せることもできるでしょう。立て続けに複数の結婚式に出席して、同じパンツドレスを着なければならない場合でも、羽織り物を取り換えるだけで、違った印象になり賢く着まわせます。

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季節に合わせる

パンツドレスのコーディネートは、季節感を演出することでおしゃれに着こなすことができます。具体的には、パンツドレスの色合いや素材を季節に合わせる方法です。春から夏の季節に合わせるなら、ブルーグレーなどの明るい配色を選ぶと良いでしょう。軽く涼しげな印象になります。秋から冬の季節に着るなら、レースをあしらったネイビーのサテン地が好印象です。色だけでなく生地の質感も利用して季節感を強調するようにしましょう。

パンツドレスをわざわざ購入するのは大変という時はレンタルがおすすめ

一風変わった雰囲気を演出できるパンツドレスは、マナーを守って上手に着こなすことができれば、結婚式にもおすすめのスタイルです。
レンタルドレスは
・着る機会が少ない
・結婚式のお呼ばれ予定はあるけれど友人が被っていて同じドレスを着るのに抵抗がある
・出産を控えていて体系が変わりやすい
・クリーニングや保管に手間を感じる
などのような方におすすめです。
レンタルドレスのドレニには、おしゃれなパンツドレスも揃っています。小物類も一緒に借りることができるので、裾丈のバランスもチェックしながら選ぶことも可能です。いつもと違ったスタイルで結婚式に参加したいなら、一度利用してみてはいかがでしょうか。

ドレスコーディネート

この記事の著者

  • DRENiコラム編集部​

レンタルドレス「DRENi」を運営。公式インスタグラムにてドレス​のコーディネートや結婚式にお呼ばれされた時のドレスアップマナーなどを配信中。

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