更新日:2023/10/28

結婚式のお呼ばれのバッグの選び方とマナーを徹底解説!

結婚式に招かれた際は、どんな服装にするかにばかり意識がいきがちですが、同じくらい大事なのがコーデの仕上げになるパーティーバッグ選びです。どんなに素敵なドレスを着ていたとしても、バッグと合っていなければ残念なコーデになってしまいます。この記事では、結婚式にふさわしいバッグの選び方や避けるべき例、おすすめバッグについて紹介します。

結婚式にふさわしいパーティーバッグとは

結婚式には「パーティーバッグ」と呼ばれる小ぶりで華やかなバッグを持っていくのが一般的です。二次会でもパーティーバッグを持っていくのが基本なので、どんなバッグを選べばいいのかポイントを押さえておきましょう。

結婚式の装いでは、ドレスだけでなく合わせる小物もコーディネートのポイントになります。おしゃれな印象を与えるためにも、ドレスと相性がいいバッグの特徴を知っておく必要があります。バッグには結婚式にふさわしくないデザインもあり、新郎新婦や親族に失礼な印象を与える恐れもあるので注意しなくてはなりません。

パーティーバッグにはハンドバッグやクラッチバッグなどの多彩な種類があります。色やデザインもさまざまなので、好みや気分に合わせて適したものを選ぶとよいでしょう。

また、使い勝手や収納力といった機能性の面でも幅広い選択肢があるため、選び方のコツを押さえておくと役に立ちます。パーティーバッグの正しい選び方を知り、結婚式にふさわしい装いを心がけてください。

結婚式にふさわしいパーティーバッグの3要素

結婚式にふさわしいパーティーバッグ選びでは、押さえておくべきポイントがあります。まずは、結婚式用のパーティーバッグに求められる3つの要素について説明します。

華やかなデザイン

まず、結婚式という晴れの場にふさわしいのは、見た目が華やかなバッグです。具体的には、シルクやサテンのように光沢のある素材やビーズの刺繍入りのものを選ぶのがポイントです。

さらに、花やリボンがあしらわれたもの、スパンコール付きのもの、シルバーやゴールド金具のものだとバッグの存在感も増します。シンプルで地味なドレスでも、キラキラとしたバッグをひとつ合わせるだけで、コーデが一気に華やぎます。たとえば、グレーやピンクベージュなど色が強くないベーシックカラーのドレスには、ゴールドやシルバーのパーティーバッグを指し色にすると良いでしょう。

パーティーバッグ

最低限の収納力

次に、パーティーバッグといっても、必要最低限のものを収納できるだけの機能性も必要です。見た目だけで選んでしまうと、肝心の荷物が収納できなかったり、サブバッグを持たないといけなかったりする場合もあります。自分の使い勝手に合わせて機能性も妥協しないようにしましょう。

結婚式の持ち物として想定されるのは、スマートフォンや財布、ハンカチ、化粧直し道具、ご祝儀袋などです。中でも、ご祝儀袋は相手に渡すものですので、折り畳むのは失礼にあたります。

どんなに素敵なパーティーバッグでも、荷物でパンパンに膨らんでいてはエレガントに見えません。荷物が多くなりそうな場合は、底にマチがあるものや膨らみが目立ちにくいギャザー素材のものを選ぶと良いでしょう。

また、同じサイズ感でも、バッグの口の開き方が大きい方が物の出し入れが楽です。加えて、内側にポケットが付いているものだと、口紅やパウダーなどの小物もサッと取り出せます。

靴や羽織りに合った色

コーデに合った色のバッグを選ぶことも大事です。具体的には、バッグの色を靴や羽織物のどちらかの色に合わせるとコーデにまとまりが出てエレガントに見えます。ただし、靴と羽織物、バッグをすべて同じ色にすると、やり過ぎ感が出てかえって不自然に見えてしまうので注意しましょう。

アクセサリーとの統一感も大切です。たとえば、パールのネックレスをつけるときには、パールがあしらわれたバッグを選ぶなど、アクセサリーとテイストを合わせましょう。順番としては、最初に着用するドレスを決めてから、それに合う羽織物や靴、バッグ、アクセサリーを選ぶようにすると、ちぐはぐな印象にならずに済みます。

利便性

結婚式に持っていくパーティーバッグを選ぶときは、利便性にも注意を払いたいところです。クラッチバッグはスタイリッシュでおしゃれですが、持ち手が付いていない分、移動の際などに不便に感じることがあります。

結婚式では会場間を移動する場面もあるので、ハンドバッグやショルダーバッグなど、持ち手が付いているバッグを選べば使いやすいでしょう。ハンドバッグは収納力に優れている傾向もあるので、サブバッグを用意したくない人や、楽に持ち歩きたいという人には特におすすめです。

また、場面に応じて持ち方が変えられるタイプのバッグも増えてきています。クラッチバッグでも、チェーンが付いている2wayタイプなら持ち運びに苦労しないでしょう。

時間帯に合った色

フォーマルなスタイルでは昼と夜でコーディネートのテイストを変えるのが一般的です。例えば女性の正礼装では、昼はアフタヌーンドレスを、夜はイブニングドレスを着用します。同様に、バッグも結婚式の行われる時間帯に合った色のものを選ぶのがおすすめです。時間帯によってバッグの映えるデザインも変わるので、昼と夜のそれぞれに適した特徴を押さえておきましょう。

昼の結婚式に参加する場合、バッグは落ち着いた上品なデザインがおすすめです。装飾が付いていても問題ありませんが、パールやリボンのように控えめのものが無難でしょう。夜の結婚式に参加する場合、スパンコール付きなどの華やかなデザインが適しています。 きらびやかなパーティーバッグを持参して、夜の結婚式に華を添えるとよいでしょう。着用するドレスとの相性を考慮しつつ、時間帯に合ったデザインのバッグを選ぶことが大切です。

使いやすい色

パーティーバッグ選びに迷ったときは、オーソドックスで使いやすい色の中から選ぶとよいでしょう。どんなドレスにも合うバッグの色としては、シルバーとブラック、そしてベージュが挙げられます。シルバーのバッグは白に雰囲気が近く、コーディネートに華やかな空気感を加えてくれるアイテムです。

ドレスが濃い色、例えばネイビーやグリーン、ブラックなどの場合はシルバーのバッグがドレスを引き立ててくれます。ブラックのバッグはシックで大人っぽい雰囲気のアイテムです。結婚式だけでなく、おしゃれなレストランに行くときなども便利に使えるでしょう。

ベージュのバッグは存在感があり、コーディネートを上品に見せてくれるアイテムです。ベーシックカラーなのでどんな色とも相性がよく、ブルーやピンクのドレスにもぴったりと合います。

結婚式ではマナー違反になるNGバッグ

結婚式にふさわしいパーティーバッグのポイントを踏まえたところで、ここからは避けるべきバッグの例を理由と共に説明します。バッグも案外、周囲からチェックされているものです。バッグの選び方ひとつで、常識を疑われてしまう可能性もありますので注意しましょう。

アニマル素材や柄のバッグ

結婚式では、殺生を感じさせるアイテムはマナー違反です。そのため、アニマル柄のバッグやファー素材のバッグ、クロコダイルなどの皮革製のバッグなどは、フェイクも含めて避けるべきものとなります。アニマル柄やファー素材はゴージャス感を演出してくれますが、結婚式の場にはそぐわないアイテムであることを知っておきましょう。

ファー素材は、毛が「抜け落ちる」ことも避けるべきポイントです。まず、「抜ける」「落ちる」ものは、縁起が悪いとされています。また、周囲の参列者の衣装に毛がついてしまうと大変迷惑になります。結婚式に参列するとなると、高確率で女性は値段の張るドレスや着物、男性は高価なダークスーツを着ている可能性が想定されます。結婚式では、挙式中の演出や写真撮影など、参列者同士の距離が近づくタイミングも多くありますので、周囲への配慮も大切です。

アニマル素材のバッグ

ブランドのロゴが目立つバッグ

ブランドのロゴが目立つバッグも、結婚式の場では浮いてしまいます。フォーマルな場には、ハイブランドのバッグがふさわしいと考えている人も少なくないでしょう。その考え方は間違いではなく、実際にハイブランドのパーティーバッグで参列しているゲストもいます。問題は、デザインです。

たとえ高価なバッグであっても、ブランドのロゴが大きく表面にデザインされているようなバッグは、フォーマルな場では主張が強すぎます。個性的過ぎると、エレガントどころか下品に見えてしまう場合もあります。ハイブランドのバッグを合わせる場合は、小さくワンポイントでロゴが入っているハンドバッグやチェーンバッグをさりげなくコーディネートに加えるのがスマートです。

結婚式では、花嫁よりも目立たないことも大事です。自己主張をメインにするのではなく、周囲に調和する服装やバッグを選びましょう。

大きなバッグ

バッグのサイズが小さいほどフォーマル感が高くなるとされています。そのため、トートバッグのように大きなバッグは結婚式にはそぐわないので避けましょう。大きなバッグは、コーディネートを重たく見せてしまう点でもマイナスです。

ただし、結婚式には最低限必要な持ち物も多く、最近では収納力が高いやや大きめのサイズのバッグも人気です。結婚式の場にも許容される大きめサイズの目安としては、椅子の背もたれに無理なく置ける、あるいは自分の膝の上におさまるかが境界線になります。バッグをテーブルの上に置くのはマナー違反ですのでやめましょう。

仕事帰りなどでどうしても荷物が膨らんでしまう場合は、パーティーバッグとは別で大きめのサブバッグを用意し、余計な荷物をまとめておくとすっきりします。あるいは、クロークに仕事用のバッグごと預けておきましょう。

カジュアル感の強いバッグ

結婚式では、カジュアル感の強いバッグも避けるべきです。一般的にカジュアルな素材とされているニットやビニール、デニム、ナイロン、綿や麻などの素材はやめましょう。プリント柄やキャラクターもののバッグもカジュアル過ぎます。

パーティーバッグだけでなく、サブバッグにもフォーマル感は必要です。サブバッグにハイブランドの紙袋を持っている人を見かけたことがある人もいるかもしれませんが、どんなに上質であっても紙素材はカジュアルに該当します。紙袋は結婚式場にも持ち込むべきではありませんので、必ずクロークに預けましょう。

同様に、ハイブランドのものであっても、リュックサックは結婚式のフォーマルな雰囲気にはふさわしくありません。パーティーバッグは、普段使いのバッグとはまったく別物です。招待された場にふさわしいものを別途用意しましょう。

ハイブランドの紙袋

結婚式におすすめのパーティーバッグ3選

最後に、結婚式におすすめのパーティーバッグを3つほど紹介します。それぞれにメリットがありますので、自分にとってもっとも使い勝手の良さそうなバッグを選びましょう。

チェーンバッグ

1つ目はチェーンバッグです。ドレスに合わせるだけで、一気にパーティー感を演出できるチェーンバッグは結婚式の鉄板アイテムといえます。チェーンバッグのメリットは、肩にかけられて手元が自由になることです。結婚式では、ゲストも終始座ったままということは少ないでしょう。屋内から屋外のイベントへの移動など、ヒールのある靴で歩き回るときにも、チェーンバッグは安全で便利です。

チェーンバッグの中には、持ち手のチェーンを中に収納してクラッチバッグとしても使える2WAYタイプのものも多くあります。チェーンバッグのデメリットは、収納力が弱いことです。スタイリッシュなデザインであるゆえに、小ぶりでマチの少ないものが多く、ほかのバッグと比べるとあまり物が入りません。

クラッチバッグ

2つ目はクラッチバッグです。持っているだけでこなれた雰囲気を演出してくれるのがクラッチバッグのメリットです。披露宴や二次会には、パンツスタイルで参加する女性も増えています。横長でクールなクラッチバッグは、パンツスタイルにもよく映えます。春や夏など、ワンピース一枚をさらりと着こなしたいときにも、軽快なクラッチバッグならばバランスが取れるでしょう。

たとえば、シンプルなワンピースに総ビーズ装飾のクラッチバッグをアクセントにするメリハリのきいた着こなしは、おしゃれ上級者に見えます。荷物がある場合は、開口部の広いがま口タイプのクラッチバッグが便利です。総レースや光沢のあるもの、ゴージャスな飾り付きのものを選べば、多少大きめのクラッチバッグでもパーティー感を損ないません。クラッチバッグのデメリットは、着席時以外は手に持たないといけない点です。たとえば、立食パーティーには不向きですので注意しましょう。

クラッチバッグ

ハンドバッグ

3つ目は、ハンドバッグです。持ち手があるハンドバッグも、立ったり座ったりが多い結婚式では便利です。デザインによっては、肩にもかけられます。パーティー用のハンドバッグは、チェーンバッグやクラッチバッグと比べるとサイズが大きいものも豊富にあります。収納力が高いだけでなく、きちんと見えるデザインが多いのもハンドバッグの魅力です。

たとえば、持ち手がパールで飾られたバッグはゴージャス感があり、型崩れもしにくいので長く使えます。ただし、中身が見えてしまうオープンタイプのハンドバッグはカジュアル感が強いのでフォーマルな場には向きません。やや大きめのサイズを選ぶ場合は、ベージュやゴールドなど明るい色のハンドバッグを選んで、コーディネートを重たく見せないように工夫しましょう。

結婚式のバッグに関するマナー

バッグに入れておきたいものについて

結婚式の場合、持物をバッグに分けるとこのような内訳になります。
▼パーティーバッグに入れて会場に持ち込むもの
ふくさ・ご祝儀袋
スマホ・カメラ等
お財布・お金
ハンカチ・ティッシュ
簡単なメイク直しアイテム(リップなど)

▼サブバッグにいれてクロークに預けるもの
招待状
メイクポーチ
防寒具や雨具、ストッキングの予備
ヘアスプレー、常備薬や生理用品など

結婚式用のパーティーバッグはどうしても小ぶりで基本的に持物はすべて入らないため、サブバッグを利用することも多いでしょう。
お財布はなるべく小さめのものを用意するか、貴重なカード類や小銭だけをパーティーバッグに入れるという方法もあります。
挙式や披露宴の間にすぐ必要なものと、預けても問題ないものを厳選し、事前に仕分けをしておきましょう。

サブバッグについて

サブバッグは案外重要な役割を果たすものですが、何を選んでもよいわけではありません。よく見られるのが、高級ブランドなどの上品な紙袋をサブバッグとして利用するというものですが、実はフォーマルな場ではあまりふさわしくありません。お買い物した商品を入れるためのものなので、できるだけ専用のサブバッグを用意するようにしましょう。

カジュアルな素材である麻や綿、ビニールっぽさの目立つようなタイプは避け、モノトーンでベロアやサテン等、光沢感のあるものを選ぶと上品に見え、おすすめです。

バッグの置き場所について

披露宴の席についたら、パーティーバッグは膝の上か背もたれと背中の間に置きましょう。テーブルの上にバッグを置いてはいけません。椅子の背もたれにかけたり、通路に置いたりするのも、人が通る妨げになってしまうため避けるようにしましょう。レストラン等、テーブルにバッグ用のフックがあったり荷物用のカゴが用意されていれば、積極的に利用しましょう。

結婚式のバッグをレンタルするメリット

結婚式に持っていくパーティーバッグは、買わずにレンタルする方法もあります。せっかくパーティバッグを買っても、なかなか使う機会がなく、もったいないと感じることも多いのではないでしょうか。

レンタルサービスを利用すれば、使いたいときだけコストを抑えてパーティーバッグをレンタルできます。一緒におしゃれなドレスも借りられるので、コーディネートがつくりやすいでしょう。

また、一度買ってしまうとそのバッグを使い続けることになりますが、レンタルサービスならそのときどきの気分でおしゃれが楽しめます。そして、購入したバッグを保管したり、メンテナンスしたりする手間も無視できません。手間を省きながらおしゃれが楽しめるレンタルサービスを利用して、気持ちよく結婚式に参加するとよいでしょう。

DRENi(ドレニ)はマルイが運営しているレンタルドレスサービスです。ベーシックなものから華やかなものまで、多彩なデザインのドレスを3泊4日で借りることができます。
90日前から予約ができ、使い終わった後はコンビニから返却するだけなので利用も簡単です。サポートサービスも充実しており、疑問点がある場合はビデオチャットでスタッフに相談することもできます。ドレスだけでなくバッグについても、幅広いデザインのクラッチバッグやショルダーバッグを用意しています。結婚式のコーディネートで手軽におしゃれを楽しみたい人は、DRENiのレンタルサービスを利用してみてはいかがでしょうか。

パーティーバッグは服装に合わせて都度レンタルするのもアリ

パーティーバッグではデザイン性が優先され、機能性は最低限になってしまいがちです。しかも、凝ったデザインの素敵なバッグは値が張ります。実用的でない高価なバッグをドレスに合わせていくつも購入するのは経済的とはいえません。結婚式用のパーティーバッグは、「DRENi」で気に入るものをレンタルしてみてはいかがでしょうか。

この記事の著者

  • DRENiコラム編集部​

レンタルドレス「DRENi」を運営。公式インスタグラムにてドレス​のコーディネートや結婚式にお呼ばれされた時のドレスアップマナーなどを配信中。

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