アジリティーアッファのチェストウォレット(栃木ヌメ)/レッド
「胸ポケットに収まる極小財布」がコンセプト。
できるだけ薄くコンパクトに
小銭、札、カードをすっきり収納できるようにデザインしました。
最小限の革を最小限の縫製で組み立てることで
厚みを抑えたシンプルなフォルムが特徴です。
小さいながらも細部まで妥協せず使いやすさに拘りました。
一見小銭入れに見えますが、開けてみると
小銭、カード、札が分けて入る設計になっています。
フラップを開けた手前、膨らんでいるスペースには小銭が入ります。
革を折り紙のように折ることで見やすく出し入れがしやすくなっています。
更に出し入れがしやすくなるよう角をカット。
小銭入れの後ろのスペースには、カードが3枚程度と、
3つか4つに折った紙幣が収納できます。
右側はステッチをかけずに開いた状態になっているので、
フラップを閉じたまま、カードや紙幣を横から引き出すことができます。
栃木のタンナー「栃木レザー」が誇る、厚手のアメリカ産原皮をミモザ等から抽出されるタンニンで何十もの工程を経て鞣される
メイドインジャパンの最高級ベジタブルタンニンレザーです。
「植物タンニン鞣し」とは、太古の昔から行われていた伝統的な製法で、
ミモザをチェストナットといった植物の樹皮などから抽出した
”タンニン(渋)”を含んだ溶液で、
約1〜2か月の歳月をかけてじっくりと鞣す製法です。
鞣された革は、伸縮が少なく美しく堅牢で使うほどになじみ、
深い色合いに変化していくのが特徴です。
「植物タンニン鞣し」といってもドラムを使用して
半強制的にタンニンを叩き込む方法と、
タンニン溶液の入った槽(ピット)に漬け込む方法があります。
栃木レザーでは後者の”ピット製法(槽に漬け込む)”を採用しております。
この製法には、高い技術力と気の遠くなるような時間と手間が必要になり、
レザーの産地である本場イタリアでも、
フィレンツェのバダラッシィ・カルロ社など、
わずか3社程度しかできないといわれています。
1ヵ月という長い期間をかけて、160ものピット槽で、
濃度の薄いタンニン槽から段階を経て濃度の高いタンニン槽へ、
順次付け込んでゆきます。
高い技術力、手間も時間もかかる上に広大な敷地を要するため、
国内外をとおしても希少な製法となってきました。
レビュー・口コミ