ファッション通販マルイウェブチャネル > コラムからさがす > 革靴の紐の結び方・通し方は?紐の長さと締め具合&手入れの頻度を解説
BY マルイ編集部
最終更新日:2024/02/16
スーツスタイルには欠かせない革靴ですが、「革靴の紐がすぐにほどけてしまう」「緩みにくい結び方が知りたい」「革靴の印象を変えたい」などと考えている方もいるのではないでしょうか。
革靴はビジネスシーンではく場合がほとんどです。靴を気にせず、仕事に集中するためには、ほどけやすさやゆるみは大きな問題でしょう。また、はきなれた革靴の紐の通し方を少し変えてイメージチェンジしたいという方もいるのではないでしょうか。
本記事では、革靴の一般的な紐の通し方、ほどけにくい紐の通し方、そして革靴に関するQ&Aを紹介します。
革靴を購入した時には、あらかじめ靴紐が通してあるケースがほとんどです。しかし革靴をはくシーンや歩く距離などを考え、自分に合った靴紐の通し方をおすすめします。革靴の一般的な紐の通し方は以下の3つです。
オーバーラップはカジュアルな革靴で使われることが多く、シングルとパラレルはどちらかというとフォーマルな革靴向けの通し方です。それぞれの通し方を詳しく解説していきます。
革靴の紐の通し方でオーソドックスな「シングル」の通し方は、次のとおりです。
シングルの通し方は出来上がりがスッキリとしているので、革靴そのもののデザインが引き立ちます。フォーマルな革靴に適した通し方で、上品な印象がありますよ。
一方で、ゆるみやすくホールド感に欠ける面もあります。式典やパーティなどで革靴をはく方におすすめの紐の通し方です。
靴紐はこちら完成した時の見た目はシングルと同じですが、「パラレル」は靴紐の締め具合を調整しやすく、緩みにくい点が特徴です。靴紐を通す手順がシングルよりも複雑ですが、パラレルのほうがはき心地の点では優れています。
パラレルの紐の通し方は次のとおりです。
もし靴紐がきつい場合は、足首側から3列目くらいまでを引っ張って緩め、結び直しましょう。
パラレルは革靴で歩きまわる機会が多い方におすすめです。仕事で革靴をはく方はパラレルを選ぶと良いでしょう。
靴紐はこちらオーバーラップは、カジュアルな雰囲気の紐の通し方です。スニーカーや編み上げブーツなどでもよく使われます。
オーバーラップの紐の通し方は次のとおりです。
オーバーラップは緩みにくく、ホールド感があります。革靴で歩きまわることが多い方におすすめです。普段パラレルで紐を通している方で、気分を変えたい方は靴紐の通し方をオーバーラップに変えてみてはいかがでしょうか。
靴紐はこちら革靴の靴紐の結び方というと、蝶結びを思い浮かべる方が多いでしょう。しかし結び方には種類があり、好みのやり方をチョイスすれば革靴に対する満足度をあげられます。
今回紹介する靴紐の結び方は以下の2つです。
それぞれの結び方の完成形は似ていますが、特徴はそれぞれ異なります。自分に合った結び方はどちらなのか考えながら、チェックしてみてください。
イアンノットは、スニーカーや登山靴などでも使われる結び方です。完成した結び目は蝶結びと同じなので、ほどけにくさは蝶結びとかわりません。
イアンノットの結び方は次のとおりです。
イアンノットの結び方は、コツを掴むまでは難しいと感じるかもしれません。しかし一度覚えると蝶結びよりも手早く結べます。毎朝靴をはく時、靴紐がほどけてしまった時に手早く結べると便利ですよね。
靴紐でなくても、蝶結びをする時にイアンノットを使えばスムーズに作業が進みます。日常生活でも役に立つ場面があるのでぜひ習得しましょう。
ベルルッティは、完成した形は蝶結びとよく似ていますが、蝶結びやイアンノットよりもほどけにくいのが特徴です。ペルルッティの結び方は次のとおりです。
ベルルッティは結ぶのに多少手間がかかるものの、一度結べば靴紐がほどけるストレスから開放されます。蝶結びやイアンノットよりも靴紐の長さが必要となるので、通常よりもやや長い靴紐を選ぶと良いでしょう。
丸紐は丸みを帯びた形状をしています。
形状から、ドレッシーな印象を与えるため、ビジネスや冠婚葬祭などで使用するフォーマルな革靴に使用されることが多いです。
スニーカーでフォーマルな印象を出したいときに、丸紐を使用するのもおすすめです。
CROCKETT&JONES: 5つアイレット シューレース/シップス平紐は平べったい形状をしています。
形状から、カジュアルな印象を与えるため、スニーカー等のカジュアルな靴に使用されることが多いです。
平紐は接地面積があるため、、丸紐よりもしっかり結べてそのままの状態で保てます。
走ったり、階段の上り下りなど、激しい動きをしても容易に解けません。
また、平らな形状のため結び目が突起しにくく、足の甲に長時間当たっても不快に感じないのも特徴です。
ビジネスにおいて、営業で外回りをされることが多い方にはぴったりです。
CROCKETT&JONES: 5つアイレット フラット シューレース/シップスオーバル紐は、丸紐と平紐の中間にあるような楕円形の靴紐です。
丸紐と平紐の中間にあるような形状のため、耐久性やほどけにくさについても丸紐と平紐の中間くらいです。
紐の太さが細くなるほどほどけやすくなるため、ほどけにくさを重視するのであれば太い紐がおすすめ。
ロウ引きは、紐の表面がロウで覆われている靴紐です。
高い耐久性と光沢があり、強度の強さが特徴です。
一方、紐にしなやかさがあまり無く、ほどけやすいという難点もあります。
SHIPS: 5アイレット シューレース (80cm)/シップスゴム素材でできた伸縮性のある靴紐です。
伸縮性があるので、脱ぎ履きがしやすいことが特徴です。そのため靴紐を毎回結ぶ必要がなく、靴に足を入れてすぐに履くことができます。
一方、フィット感が弱いというのが欠点。
学生の時には革靴をはく機会はあまりなかったものの、就職して革靴をはく機会が大幅に増えた方も多いでしょう。
ここでは、革靴初心者の方が抱きがちな疑問とその解答を掲載しています。革靴を心地良く長くはきたいと考えている方は、ここで紹介するQ&Aをぜひ役に立ててください。
革靴の靴紐の長さは、縦方向に穴がいくつあるかで決まります。靴紐の長さの目安は以下になります。
列の数 | 靴紐の長さ |
---|---|
1~3穴 | 55cm前後 |
3~4穴 | 65cm前後 |
4~5穴 | 75cm前後 |
5~6穴 | 85cm前後 |
靴のメーカー、紐の通し方によっても最適な靴紐の長さは異なります。また、足の甲が高い方は通常よりも長い靴紐が必要となることも覚えておきましょう。
靴紐は、摩耗により傷んだり毛羽立ったりするとはき心地に影響するので、3~4ヵ月に1回くらいの頻度で交換しましょう。靴紐によって革靴の印象は大きく変わります。その都度イメージチェンジをするのもおすすめです。
革靴の靴紐は、痛くない程度にしっかりときつく締めましょう。革靴をはいてすぐは、革が固くなっているため、きつく感じるかもしれません。しかしはいているうちに革がやわらかくなり、ちょうど良いはき心地になっていくでしょう。
靴紐が緩いと靴のなかで足が動いてしまい、足に負担がかかります。緩いと感じたらその都度結びなおすのもおすすめです。
革靴のお手入れの頻度は、月に1回程度です。8~10回に1回の頻度を目安にしても良いでしょう。過剰な手入れは革への負担となるので、お手入れは適切な頻度でおこないましょう。
革靴の具体的な手入れ方法は次のとおりです。
以上のような本格的なお手入れだけでなく、はいた直後は毎回ブラッシングするのがおすすめです。
また、次にはく時まではシューズキーパーを使用しましょう。シューズキーパーは、除湿や脱臭、型崩れを防止してくれます。より詳しいお手入れ方法が知りたい方は、以下のサイトをご覧ください。
初心者でもできる革靴のお手入れ方法|おすすめのお手入れセットを紹介
人気の革靴【メンズ】種類・ブランド別おすすめからコーデ、お手入れまで
革靴には、シングル・パラレル・オーバーラップなどの靴紐の通し方があり、それぞれはき心地や外見のイメージが異なります。自分がどのような場面で革靴をはくのかを考慮し、どのような通し方をするか決めましょう。
また靴紐の結び方には、イアンノットやベルルッティなどの種類があります。短時間で靴紐を結びたい方、締め具合によって結びなおすことが多い方はイアンノット、靴紐がほどけてしまうのにストレスを感じている方はベルルッティがおすすめです。
革靴のお手入れの頻度や靴紐を締める強さなどを意識して、お気に入りの革靴をより長い期間、心地よくはき続けましょう。
最後までお読みいただきありがとうございます!
(マルイ編集部)