ファッション通販マルイウェブチャネル > コラムからさがす > 革財布のお手入れ方法とは?買い替えのタイミングとおすすめブランドを紹介
BY マルイ編集部
最終更新日:2023/09/30
本革の財布に憧れを持っているけれど「お手入れが大変そう」と感じている方も多いでしょう。革財布のお手入れは、実は思うほど難しくありません。必要なお手入れ用のグッズを揃え、やり方をチェックすれば、誰でも簡単に実践できます。
定期的にお手入れをおこなえば、お気に入りの革財布を長期間良い状態で使い続けられるでしょう。またお手入れをすることで、使っているだけの場合よりもずっと愛着がわきますよ。
この記事では、革財布のお手入れに必要なアイテムとお手入れ方法、革財布を取り扱っているおすすめのブランドを紹介しています。
お手入れしながら革財布を大切に使いたい方は、ぜひ参考にしてください。
革財布のお手入れに必要な、おもなアイテムはこちらです。
ここからは、上記のアイテムを詳しく紹介していきます。
革財布のお手入れには、まず革用ブラシが必要です。革用ブラシは、財布についた細かなホコリをはらう役目と、ツヤを出す役目があります。
ブラッシングをすると革の繊維が整いツヤが増し、細かな傷も目立たなくなります。ホコリを取るなら毛質がやわらかい馬毛ブラシ、ツヤを出しが目的なら豚毛ブラシを選びましょう。
安価で販売されている化学繊維で作られたブラシでなく、動物性の革用ブラシがおすすめです。
革用のクリームやオイルをすり込むためのクロスも用意しましょう。革を傷つけないよう、やわらかい布を選ぶのがポイントです。
専用のクロスもありますが、使い古したTシャツや肌着でも構いません。その場合には、綿100%のものを選びましょう。
メガネの掃除用の布も、革のメンテナンスには適しています。
革製品に水分や油分を補給するために、革用クリームやオイルを使用します。クリームやオイルをすり込むと、革がやわらかくなりツヤもでます。ブラシで落としきれない汚れやカビもきれいに除去できます。
またクリームやオイルには、革についた傷の保護をする役割もあります。クリーム・オイルを選ぶ時は必ず対象素材を確認し、目立たない部分でテストをしてから全体に使用しましょう。
革に合わないクリームやオイルと使用すると、シミや色むらができてしまう可能性があるため注意が必要です。
ここでは、自宅でできる革財布のお手入れ方法を紹介します。順番を間違えてしまったり、工程を省略してしまったりすると、かえって革を傷つけることにもなりかねません。
大切な財布を長持ちさせるために、丁寧にお手入れを進めていきましょう。革財布のお手入れの頻度は、月に1回がおすすめです。
まずは、馬毛の革用ブラシで財布全体をブラッシングします。縫い目や革のシワ部分は、特に丁寧におこないましょう。力を入れすぎず、掃くようにブラッシングするのがポイントです。
ホコリは湿気を吸い込むので、シミやカビの原因になります。ブラッシングは、毎日あるいは数日に1回のお手入れとして取り入れるのが理想です。
ブラッシングが終わったら、次に革用クリームやオイルを革に塗りましょう。一気につけるのではなく、米1粒くらいのクリームやオイルをクロスにとり、少しずつすり込んでいくのがポイントです。
クリームやオイルを塗る際は、クロスで円を描くように塗ると、ムラなくなじませられます。
布でクリーム・オイルをなじませたら、次に豚毛ブラシで軽くブラッシングしましょう。豚毛ブラシでブラッシングすれば、革にツヤができます。ブラッシングには、余分なクリーム・オイルを取り除く目的もあります。
クリーム・オイルを財布に塗りおえたら、風通しの良い日陰で30分ほど乾燥させます。この工程で、クリーム・オイルが完全に財布に浸透します。それまでは、手で財布をなるべく触らないように心がけましょう。
直射日光やドライヤーを使って乾かすと革が固くなってしまうので注意が必要です。焦らないよう、時間がある時に手入れをおこないましょう。
クリームを塗ると、財布にはホコリが吸着しやすくなります。仕上げに、クロスでまんべんなく乾拭きしてホコリをとれば、革財布のお手入れは終了です。
ここでは、上質な革財布を取り扱っているおすすめブランドを8つ紹介します。各ブランドにそれぞれの魅力的な特徴があるので、自分に合った革財布を取り扱っているブランドを見つけてみてください。
Dakota(ダコタ)は、昭和14年創業のバッグメーカー「プリンセストラヤ」が展開しているブランドです。ナチュラルで本革を強く感じさせるアイテムが多く、経年変化も楽しめます。
デザインや素材力だけでなく、機能性が高いのもポイント。収納力や開きやすさなどにも満足できるでしょう。カラーバリエーションが多く、自分の好きな色をチョイスできるのも大きな魅力です。
FURLA(フルラ)は、イタリアの革製品ブランド。キレイめファッションに合う、大人かわいいアイテムが豊富に揃っています。上品できちんと感があるので、オフィスで使用するのもおすすめです。
ベーシックなブラックやネイビーの製品もステキですが、ベージュやピンク、グリーンなど華やかさを感じられるカラーにもぜひ注目してみてください。
デザイナーの菊池武夫が設立したブランド「タケオキクチ(TAKEO KIKUCHI)」。服だけでなく、財布やバッグなどの小物も取り扱っています。
デザインは全体的にクールでシンプル。男性はもちろん、大人っぽいシンプルなデザインの財布を持ちたい女性におすすめです。カラーコントラストが効いたアイテムも多くあるのもポイントです。
アメリカのファッションデザイナー、マイケルコース(MICHAEL KORS)が生み出したブランド。特にバッグや財布などの小物類に人気が集まっています。MKのロゴは、誰もが一度は目にしたことがあるのではないでしょうか。
女性向けの華やかなデザインが多く、トレンド感もたっぷりです。上品でベーシックなアイテムも揃っているので、オフィスで使いたい方や落ち着いた雰囲気の小物が好きな方にもぴったりです。
ペルケ(perche)は、バッグメーカーのアンビリオンが展開しているブランドです。マニッシュとガーリッシュの共存をテーマにしているのが特徴。
ペルケの財布をチェックすれば、色鮮やかでかわいく、それでいてハンサムなものがたくさん見つかりますよ。がま口タイプのデザインが多く、実用性に優れた財布を探している方にもおすすめです。
吉田カバンが展開しているブランド「ポーター(PORTER)」は、幅広い年齢層から支持されている、堅実なイメージのあるブランドです。丈夫なナイロン製の財布から、上質な本革の財布を用意。本革の財布の中には、経年変化を楽しめるものもあります。
一般的には裏地には布が使われますが、ポーターの財布では裏地にも革を使用している製品もあります。革を存分に楽しみたい方におすすめですね。
ハレルヤ(hallelujah)は、2014年に大阪で設立したブランド。高品質な国産レザーの小物をリーズナブルな価格で購入できるので、大変人気があります。
ラインナップには女性向け、男性向けの財布がそれぞれ用意されています。シンプルで、経年変化を楽しめる革財布を探している方にピッタリです。
特に、金具が使われていない「金具なしミニ財布」は一度チェックしてほしい一品。外装・内装すべてが栃木レザーで作られています。
1942年にニューヨークで誕生したカルバン・クライン(Calvin Klein)は、誰もが知っている有名ブランドです。アパレルをはじめ、下着や香水など幅広いアイテムを提供しており、デザイン性の高い革財布も多く取り扱っています。
カルバン・クラインの財布は、シンプルで機能的、シャープなデザインが特徴です。カルバン・クラインのロゴがなんともおしゃれですよ。
革財布は、しっかりとしたお手入れをおこなっていれば、5~10年間もの間使用できると言われています。
使えないほどに壊れてしまうことは稀なので、買い替え時を自分で見極めなければなりません。革財布の買い替えのサインは以下になります。
経年変化を楽しむのが本革財布の醍醐味ですが、見た目の悪さが目立つようになったら買い替え時期と考えましょう。また金具類の破損も、買い替えのきっかけになります。
革財布を使っていると、水シミや色落ち、黒ずみなどに悩む場面も出てくるでしょう。これらの問題に直面したら、次のようなお手入れをおすすめします。
水によるシミが財布についてしまった場合には、まず乾いた布で水分を拭き取り、次に水に濡らして固く絞った布で表面を拭きましょう。強くこすらず、やさしく革を叩くようにするのがポイントです。
全体を均一に濡らしてシミが目立たなくなったら、風通しの良い日陰で乾燥させます。革が乾いたら、革用クリームを塗って仕上げましょう。
水シミがついてから時間が経ってしまった場合には、革専用クリーナーの使用がおすすめです。消しゴムタイプの革専用クリーナーで優しく擦ってから、クリームタイプのクリーナーを布で少しずつ塗ると、水シミがとれます。
軽い色落ちの場合には、まずお手入れ用の革専用クリームを塗ってみましょう。クリームで油分を補給すれば、色が復活する場合もあります。
ひどい色落ちの場合には、色付きの専用クリームを使用しましょう。専用クリームは、革の色よりワントーン下の色を選ぶのがおすすめです。
ブラッシングして色付きクリームを塗り、乾かしてからやわらかい布で乾拭きしましょう。
革財布に黒ずみがついてしまった場合には、革専用の消しゴムを使って落としましょう。
しかし、革専用であっても、消しゴムで擦ると革はダメージを受けてしまいます。ゴシゴシと力を入れず、平面の部分で優しくこするのがポイントです。
汚れを落とした後には革専用のクリームを塗って、乾かしてから仕上げに乾拭きをしましょう。
定期的なお手入れをすれば、本革の財布は長期間良い状態で使えます。経年変化を楽しめるのも、本革財布の大きな魅力です。
水シミや黒ずみ、色落ちが発生した場合でも、適切な対応をすれば再びきれいな状態に修復できますよ。
マルイの公式ネット通販「マルイウェブチャネル」では、今回紹介した革財布のおすすめのブランドやシューケア用品を取り扱っています。革財布を持ってみたいと考えている方は、ぜひチェックしてみてください。
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(マルイ編集部)