1. 開ける位置で違う！ピアス穴の種類と名前（名称）

ここでは代表的なピアスの穴の種類と名前をご紹介します。

穴を開ける耳の部位によって「インダストリアル」「コンク」などさまざまな名称がありますが、この記事では比較的一般的で、痛みの少ない箇所を3つピックアップしました。

「イヤーロブ」（耳たぶ）、「トラガス」（軟骨）、「ヘリックス」（軟骨）の3つです。ピアスの穴を開ける際は参考にしてください。

1-1 イヤーロブ（LOBE）｜耳たぶ

イヤーロブは、耳たぶにつけるピアスのことです。英語では「スタンダード・ロブ」（耳たぶの丸い部分）と「アッパー・ロブ」（耳たぶの上部）などと呼び分けることもあります。

いちばんオーソドックスな位置で、ピアスの穴を開けるときの痛みも少なく、ファーストピアスにぴったりの位置です。位置に配慮すれば、耳たぶに複数のピアス穴を開けることもでき、耳たぶに3つ程度のピアスをつけて楽しんでいる方もいます。

1-2 トラガス（TRAGUS）｜軟骨

トラガスは、耳の穴の前方に位置する軟骨部分につけるピアスをさします。耳たぶより前方にあり、ピアスを目立たせることができる点が魅力です。

近年、トラガスにピアスをつけるのが、タレントやおしゃれ好きの方々の間で流行しています。髪の毛を耳にかけたときにちらりと見えるところがとてもかわいらしいですよ。

ただし、トラガスは範囲の狭い部位なので自分で穴を開けるのはかなりの注意が必要です。特にピアス初心者の方は病院やピアススタジオを利用するのがよいでしょう。

1-3 へリックス（HELIX）｜軟骨

ヘリックスは耳上方の軟骨部分につけるピアスのことです。トラガスに近い部分は「フォワードヘリックス」、耳の頂点のあたりは「アンテナヘリックス」と呼びます。

トラガスと同様に目立ちやすいので、他のピアスとは一味違う存在感を出せる点がおすすめです。ヘリックス用のピアスはファッション性も高く、穴を開けずにイヤーカフを飾ることもできます。

穴を開ける際の痛みはそこまで強くないといわれていますが、髪の毛や衣類が引っかかりやすい場所なので、開けた後は注意が必要です。

2. ピアスのおすすめ位置と決め方

ここからはピアスホールの位置の決め方について解説していきます。「どこに開ければバランスよく綺麗に見えるか？」や「ピアスをつけるのは左右1カ所ずつがよいのか？」など、気になることはたくさんありますよね。

また、将来的にピアスの数を増やす可能性があるかによっても、穴の位置の決め方は変わってきます。ポイントを押さえて選んでくださいね。

2-1 おしゃれで可愛いのは？

定番のおしゃれを楽しみたい方やピアス初心者の方は、耳たぶの中央より少し下の位置を選ぶのがおすすめです。ただし、下端から5mm以上は離しましょう。

耳たぶの上の方に開けすぎると、フックタイプ・フープタイプのピアスや大振りのピアスがつけにくくなってしまうので注意してください。

片方の耳たぶに2つか3つ、ピアスをつけるのもかわいらしいですよね。また、トラガスやヘリックスに1つつけるのもおしゃれです。ご自分の好みに合う位置を見つけてくださいね。

2-2 片耳に2つ以上開ける時の位置は？

複数のピアスが縦に並ぶように考えて開けるのがよいでしょう。もしくは、完全に縦に並べるのではなく少し斜めの位置に並べるのも、バランスが取りやすいのでおすすめです。

穴同士が近すぎると、バランスが悪くなったり、大きめのピアスをつけられなくなったりしてしまうので気をつけましょう。

穴と穴の間隔は1cm程度が目安です。同時に複数の穴を開けるのではなく将来的に穴を増やしていく場合は、耳たぶの周辺寄りに最初の穴を開けるとよいですよ。

2-3 軟骨にピアス穴を開けるのに痛みはある？

一般的に耳たぶに穴を開けるときよりは痛みが強いといわれていますが、痛みの感じ方には個人差があります。

また、軟骨に穴を開ける際には皮膚科や美容外科などの医療機関を利用するのがおすすめです。ピアッサーやニードルを使って自分で開けるより、衛生面や安全面に関する不安を軽減することができますよ。

3. 左右のピアス位置や数に意味はある？

ピアスを何個つけるか、左右どちらの耳につけるか、意識したことはありますか？左右のピアスの位置やピアスの数に関する噂や言い伝えをご紹介します。

3-1 右耳のみ／左耳のみ：男性と女性での意味の違い

男性が右耳のみにピアスをつけた場合と女性が左耳のみにつけた場合に特別な意味合いを持つなどの言い伝えや噂があったこともあるようですが、過去に広まっていたものに過ぎません。

噂に囚われず自由におしゃれを楽しんでくださいね。

3-2 奇数のピアスはラッキー？

日本には「奇数=縁起が良い」というジンクスがあります。たしかに、七五三や七夕などのおめでたい行事はすべて奇数と関係がありますよね。

「ピアスをつける数を奇数にすれば運気が上がる」という噂もありますが、その真偽は定かではありません。運気のために無理に奇数にこだわる必要はないのではないでしょうか。

ただし近年、男女問わず片耳用のピアスが人気を集めています。多彩なデザインのピアスが販売されていますので、ぜひチェックしてみてくださいね。

4. メンズピアスの位置や意味、個数は？

韓国の男性アイドルがピアスをつけている方が多いこともあり、近年メンズピアスも注目を集めています。左耳に1つだけつける人が多く、つける個数は奇数が好まれているようです。

メンズピアスで人気のフープ系ピアス（リング系ピアス）は内径（ピアスの輪の直径）に制限があり、耳たぶの中央に穴を開けるとピアスが入らないことがあるので注意が必要です。

また、男性は耳が厚い方や耳が大きい方も多いので、穴を開ける際はゆとりを持って確実につけられる位置に開けるようにしましょう。ただし、耳の端に近すぎない位置にしてください。事前にピアスの内径をチェックしておくことも大切です。

5. 失敗しないピアス選びのポイント

失敗しないためには自分の目的に合ったピアスを選ぶことが重要です。

仕事などのフォーマルな場で身につけるのか、デートなどのプライベートな場で身につけるのかによって、適切なピアスのデザインや種類は異なります。どのようなファッションをしたいかを把握した上で、それに合ったものを選びましょう。

また、ファーストピアスは皮膚科や整形外科などの医療機関で選ぶのがおすすめです。ピアスでのおしゃれを楽しむためにもっとも大切なのは、安全面や衛生面に気をつけること。ホールが完成して2つ目以降のセカンドピアスをつける場合も18金を選ぶなどして、衛生面に注意しましょう。

さらに、ピアスも重さのあるものは負担がかかるので、オーソドックスなピアスから始めて、徐々にほかのものにトライしていくのがよいでしょう。

穴を開けることに不安がある方はノンホールピアスやイヤーカフなどの穴を開けずに楽しめるものを選ぶのをおすすめします。

ピアスを複数つける場合、組み合わせやコーディネートに迷うことがあるかもしれません。そんなときはセットで売っているピアスを選ぶと失敗が少ないですよ。

まとめ 好きなピアスの位置を見つけてオシャレを楽しんで

今回は、ピアスをあけるおすすめの位置や決め方、意味や名称について紹介しました。ぜひご自分に合ったピアスの位置を見つけてください。

ピアスを使ったおしゃれは幅が広く、さまざまな楽しみ方ができます。どこにどんなピアスをつけるかによって、印象を大きく変えることができる点もピアスの魅力。

穴を開けるときの注意点をきちんと押さえて、安全におしゃれを楽しんでくださいね。ぜひ、マルイウェブチャネルでも気になるアイテムをチェックしてみてください！

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