1.ジャケットをカジュアルに着こなすポイント

カジュアルジャケットとは、カジュアルに仕立てられた「テーラードジャケット」のことを指します。ここではカジュアルジャケットを選ぶ際のポイントや、ビジネススーツとの違いを解説します！

1-1 ビジネススーツと差をつけるコツ

カジュアルジャケットとビジネススーツには主に以下のような違いがあります。

・ビジネススーツには光沢感があるのに対し、カジュアルジャケットはマットな素材が多い

・カジュアルジャケットはビジネススーツと比べて、丈が少々短いアイテムが多い

・ビジネススーツは肩パッドが入っているのに対し、カジュアルジャケットは肩パットが入っていないアイテムが多い

カジュアルジャケットとビジネススーツには様々な点において違いがありますが、最大の違いは「肩パットの有無」でしょう。

ビジネススーツは肩パットが入っているため、型崩れしにくく、かっちりとしたシルエットになります。一方、カジュアルジャケットは肩パッドが入っていないアイテムが多く、よりラフな印象を与えます。

つまり、カジュアルジャケットは、よりリラクシーな雰囲気で着こなすことができます。また、カジュアルなシーンで役立つように動きやすく設計され、あえて肩パッドを入れず、肩の可動域を広くしています。

1-2 素材に注意！

カジュアルジャケットに使用されている素材は、ポリエステル、コットン、ウール、リネンがほとんどです。

ポリエステルは適度な光沢感があり、シワになりにくい丈夫な素材です。安価で手の出しやすい価格帯のアイテムに多く、季節に左右されづらいので最初の1着におすすめ！ただし、毛玉ができやすいため、定期的なメンテナンスが必要です。

コットンは耐久性が高く、ドライな肌ざわりが魅力の素材です。通気性・吸水性も高く、冬は暖かく、夏は涼しいところも魅力です！ビジネススーツにも多く使われている定番の素材になります。

保温性に優れたウールは、防寒性が高いため秋冬の寒いシーズンにおすすめです。シワになりにくく、型崩れしづらいところもポイント！ただし、他の素材と比べてややフォーマルな印象になります。

軽くて動きやすいリネンは、通気性が高い素材のため、暖かな春夏におすすめです。他の素材と比べてカジュアルな印象が強く私服にも合わせやすいため、着回し力が高い素材です。ただし、シワになりやすいという欠点があります。

1-3 ベーシックな色がおすすめ

カジュアルシーンで着用するジャケットは、ブラック、ネイビー、ベージュ、グレーなど、着回しやすいベーシックカラーがおすすめです。

カジュアルジャケットの中でもブラックは一番の定番カラーです。組み合わせるインナーやボトムスに困ることがなく、1着目におすすめのカラーと言えます。

ネイビーのカジュアルジャケットは、活発で若々しい印象が人気のカラーです。白のインナーやボトムスを合わせると爽やかな印象に、ブラックやグレーのインナー、ボトムスを合わせると落ち着いた印象に仕上がります。

ベージュのカジュアルジャケットは他のカラーと比べて、よりカジュアルな印象が強くなります。ベーシックカラーの中では少々上級者向けですが、上品でトラッドな印象に仕上がるおすすめのカラーです。

大人っぽく落ち着いた印象に仕上げるなら、グレーのカジュアルジャケットがおすすめです。他のカラーと比べてハイセンスな雰囲気を演出できますが、合わせるアイテムは選ぶ必要があるでしょう。インナーやボトムによっては、野暮ったくなるため注意が必要です

1-4 サイズの選び方

カジュアルジャケットのサイズ選びは、基本的にビジネスジャケットと同じく肩幅、身幅、袖丈、着丈を合わせます。サイズが合っていないと、野暮ったくなってしまうためサイズはしっかりと合わせましょう。

・肩幅はジャケットを羽織ったときに、肩の部分を軽く指でつまめる程度の余裕が必要です。肩幅が大きすぎるとだらしない印象になり、小さすぎると薄手のインナーしか選べない、かつ着膨れするため注意が必要です。

・身幅はジャケットのボタンを閉めて窮屈でないかをチェックしましょう。ふところに拳ひとつ入る程度の余裕があるサイズ感がベストです。

・袖丈は手首の骨に当たる程度の長さがベストです。長すぎるとダボダボでだらしなく見えてしまい、短すぎるとバランスが悪く見えるため注意しましょう

・着丈はヒップにかかる程度の長さが丁度良く、美しいシルエットに見えます。袖丈と同じく、長すぎても短すぎてもシルエットが悪くなるため注意してください。

2.カジュアルなテーラードジャケットのコーディネート2選

カジュアルジャケットを使ったコーディネートは、インナーやボトムスに何を合わせるべきか迷う方も多いはず。ここでは、カジュアルジャケットを使ったコーディネート例を2つご紹介します。

2-1 モノトーンは定番のジャケットスタイル

ブラックは、ジャケットスタイルの定番カラーです。基本インナーは、どんなカラーでも合いますが、モノトーンで統一することによって、よりシックな印象に仕上がります。

春夏の暖かなシーズンは白Tと合わせて、秋冬の寒いシーズンは白いニットをインナーに合わせるのもおすすめです。

2-2 秋冬はタートルネックを合わせて

秋冬の寒いシーズンは、インナーにタートルネックを合わせることで、季節感のあるコーディネートに仕上げることができます。

シューズに迷ったら、インナーのカラーと合わせることで、統一感を出すことが可能です。

3.おすすめのカジュアルジャケットブランド4選

初めてカジュアルジャケットを購入する際は、どんな素材やデザイン、カラーを選べばよいか迷ってしまうものです。ここでは、カジュアルジャケットを購入する際におすすめのブランドを４つご紹介します。

3-1 nano universe（ナノ・ユニバース）

「N JACKET」セットアップ対応アクティブライトジャージ(セットアップ対応)/ナノ・ユニバース

「「N JACKET」セットアップ対応アクティブライトジャージ」は、セットアップにも対応しているベーシックなジャケットです。初めてのジャケットスタイルで、コーディネートの仕方がわからない人にも安心の1着！

nano universe（ナノ・ユニバース）には、シンプルで大人っぽいデザインのアイテムが多く、長く愛用できるアイテムが揃っています

3-2 コムサイズム

【【セットアップ対応】ウォッシャブル SUPER-TEX ジャケット コムサイズム

まるでジャージ―素材のようなストレッチ性と、しなやかな表面感の生地が特徴のジャケットで動きやすく快適な着用感です。

手頃な価格でありながらも、トレンドを押さえたジャケットが入手できるコムサイズムは、カジュアルジャケット初心者にもおすすめのブランドです。

3-3 SHIPS（シップス）

ウォッシュド ピケ 2ボタン ジャケット　SHIPS（シップス）

細ピッチのピケ織り素材を使用した、最軽量ボディモデルのジャケット。ハリとコシのある独特の風合いと、ドライタッチかつストレッチにより着用感も快適。春・秋のオシャレにぴったりな1枚です。

定番のコンフォートジャケットのシルエットをベースに、肘から袖口にむけてややサイズを細くなっているので、シャープできれいなシルエットが特徴です。

3-4 Jプレス

【WEB・一部店舗限定】シングルブレザー/金釦 / 背抜き　Ｊプレス

永遠の定番紺ブレザーこそ、男の必携ワードローブのひとつです。

アメリカントラディショナル定番の紺ブレは、ビジネスシーンから休日のカジュアルまで、スタイルを問わずに活躍する一着。

「Jプレス」には、高級感が漂うデザインのカジュアルジャケットが多くラインナップされています。

まとめ カジュアルジャケットをラフに着こなそう

カジュアルジャケットは素材、丈、サイズ感に注意して選ぶことがポイントです。

初めの1着はベーシックカラーで、着こなしに慣れてきたら柄物やオーバーサイズシルエットのジャケットに挑戦するのもおすすめ！

ビジネスシーンだけでなく、プライベートシーンにもジャケットを取り入れて、大人のカジュアルスタイルを楽しみましょう。