（作品についてお母様より）
「笑」は翔子の作品の中でも一番人気のある文字です。
人の顔に見える、本当に笑っているように見える、かわいい！と言っていただきますし、この文字が亡くなったワンちゃんに似ていると言われる方もいらっしゃいました。また、この作品をお持ちになって、毎日見ていてもその日の状態で違って見えると言っていただいた方もあります。この書がご自身と向き合うための何かキッカケになってもらえたらこんなに嬉しい事はありません。
翔子はいつも笑顔を絶やしません。自分がどんな辛く悲しい時でも、相手には常に笑顔です。私は翔子の笑顔が世界の平和を作り出すのではないかと本気で考えています。

（作品についてお母様より）
「円相」も人気が高い作品です。
円相とは丸、禅の悟りの世界を表すと言われていますが、むしろその事を知らない方に目をとめてもらうことの方が多くあります。
見る方により、文字よりも多くのことを語る円相、難しいことも知識も何も要らないのです。
ただ見ていて落ち着く、元気になった、楽しい。勇気が出た。 そんなことを感じていただけたら、書家としては大変に光栄なことです。
翔子の書には筆に迷いがありません。無心です。
これは翔子ならでは書の特徴であり、また魅力の一つだと思っています。

（作品についてお母様より）
「心」も好評いただいています。
誰もが予期していなかったコロナの時代に、外に向かっていた意識がふと立ち止まって内へと向かうことがありますが、この「心」の作品が自分を見つめ直す、そんな一つのキッカケになってくれたら嬉しいです。
コロナによるストレスや不安を抱えている方が多くおられますが、翔子の作品が少しでも疲れた心を癒し、ご覧いただいた方々に勇気や元気を感じ取っていただくことができれば、書家としてこれ以上の喜びはございません。

（作品についてお母様より）
「夢」も人気が有る作品です。
この夢はちょっと遊びの含まれた楽しい夢ですね。
翔子はその時々によって色んな夢を書きますが、正に夢は人それぞれです。
今年の大河ドラマで有名な渋沢栄一の教えに「夢七訓」がありますが、その中でも、幸福を求める者は夢を持たなければいけないと言われています。翔子の「夢」の作品で、皆様の夢を確かなものにしていただければと思います。

（作品についてお母様より）
「空」も翔子にとってとても面白い意味を持つ文字です。
難しく言えば仏教で「無」を意味する「くう」であり、青空の「そら」であり、空席や空車の「あき」でもあります。
翔子は自由に、何事にもとらわれず、いろんな思いの中で「空」を描きます。

（作品についてお母様より）
「道」も、ご覧いただく方によって様々な思い入れをしていただくことの多い文字です。
人には一人一人に異なった人生があるように、翔子の「道」も様々な見方、捉え方があると思います。「我が道をゆく」ようにそれぞれの道を感じていただければありがたいです。
今思えば、翔子の書家としての道も多くの人に支えられてきた道でした。私と翔子との二人三脚の道もまだまだ続くと思っています。