サステナブル先進国のスウェーデンのアウトドアブランド「FJALLRAVEN」から、新たな取り組みをご紹介します。

1978年に誕生したKanken（カンケン）バッグ。飽きのこないシンプルなデザインで40年以上のロングセラーアイテムですが、2020年秋冬シーズン、リサイクルウールを採用したカンケンのスペシャルエディションが登場しました。
イギリス発祥のメルトン素材は、その丈夫さと耐候性の高さが特徴で、表面はとてもスムースでフェルトのようなタッチ。この素晴らしい素材をリサイクルしカンケンに採用しています。

生産時に余った生地をカラーごとに集めて一度解き、そこから紡ぎ直したものがリサイクルウールです。
リサイクルウールは染色する必要がないので、水とエネルギーの節約になります。
また捨てられるはずだったゴミを有効に活用することにもなります。

FJALLRAVENのサステナブル部門の責任者Christiane。

「リサイクルウールはフェールラーベンにとってサステナブルな取り組みの一部分に過ぎません。動物愛護と環境サステナビリティの観点から、トレーサビリティが非常に重要です。フェールラーベンは、サステナブルの基準を満たした様々なタイプのウールを使用して廃棄物を再利用するだけでなく、貴重な資源をいまだに廃棄しているマーケットにいい刺激をもたらすことが出来ればと考えています。」

私たちは、高品質で優れた耐久性を持つ製品を提供し、サステナブルな未来の実現のため企業活動の指針となる「COMPASS」を策定しました。
その「COMPASS」とは、4つの方位のひとつひとつがゴールを目指し、決断するときの指針となるものです。

自分が訪れたキャンプサイトに足跡しか残さないのはアウトドア愛好家たちのモットーです。
私達も自身の企業活動により、可能な限り自然に足跡を残さないようにオペレーションを行う努力をしています。

高品質で耐久性が高く、常に革新的なアウトドア製品を送り出すことが私たちのコアビジネスです。
そのためには、製造工場、パートナーなどの取引先とその目標を共有し優れた製品を市場に提供することで、強固な経営基盤を築き企業活動を安定させる。
このような論理で活動を行っています。

私たちは「企業市民」として社会貢献することを前提に、サステナビリティという必要十分条件を満たす企業活動に邁進します。
サステナビリティのための改善や教育を自社だけにはとらわれずサプライヤーとともに続けていきます。

またFAIR LABOR ASSOCIATION(公正労働協会/世界中にあるサプライヤーのチェック機関)やTHE UN GLOBAL COMPACT(「人権」「労働」「環境」「腐敗防止」の4分野10原則を軸に活動する国際組織)との取り組みが国際社会との連携となっています。

お客様は安全で満足のいく製品を得て、幸せと健康になる権利を持っています。
同時に世界中にいるフェールラーベンのネットワークで働く人たちも、安全で健康的で、幸せになる権利を持っています。
このふたつが健康で幸せであり続けることが私たちの願いであり、最も必要なことだと考えています。