2022.2.21
人の印象を大きく左右するアイテムの一つ、香水。
なんとなく手首につけているという方も多いようですが、場合によっては腰や首筋などの部位につけたほうが、より魅力的に香ることをご存じでしょうか?
「お気に入りの香水を上手に身にまといたい」
「香りでいい印象を与えたい」
このような方のために、今回は香水の正しいつけ方を解説していきます。
香水の正しい使い方をマスターすれば、あなたの魅力をより引き出せるので、ぜひ参考にしてみてください。
※2月21日時点での内容です。商品が売り切れの場合や商品情報が変更になる場合がございますので最新情報は商品ページをご確認ください。
INDEX
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香水のつけ方の前に、まずは香水の種類を確認していきましょう。
香水は濃度によって分類されており、主に次の4種類があります。
オーデコロン | オードトワレ | オードパルファム | パルファム | |
濃度 | 3~5% | 5~8% | 8~15% | 15~30% |
---|---|---|---|---|
持続時間 | 1〜2時間 | 3~4時間 | 5時間前後 | 5~7時間 |
特徴 | ほんのり香る | 主張しすぎない香り | 存在感のある香り | 1滴で十分に香る |
順番にチェックしていきましょう。
種類 | オーデコロン |
---|---|
濃度 | 3~5% |
持続時間 | 1~2時間 |
特徴 | ほんのり香る |
オーデコロンは濃度3〜5%と香りが薄い香水です。
強い香りが苦手な方でも使いやすく、全身にたっぷりつけても問題ない香水といえます。主張が少なくほんのりと香るため、「さりげなく全身が香るようにしたい」という方におすすめです。
お風呂上がりや寝る前のリラックスタイムに使用するのもよいでしょう。
種類 | オードトワレ |
---|---|
濃度 | 5~8% |
持続時間 | 3~4時間 |
特徴 | 主張しすぎない香り |
オードトワレは主張しすぎない香りが好印象。
1〜2プッシュだけでほのかに香るので日常使いにも適しています。オフィスやデートなど、シーンを選ばず使いやすいのも特徴です。
1日香りを保つのは難しいので、長時間香りを持続させたい場合は重ねづけが必要ですが、つけすぎてしまうとキツイ香りになるので注意しましょう。
種類 | オードパルファム |
---|---|
濃度 | 8~15% |
持続時間 | 5時間前後 |
特徴 | 存在感のある香り |
オードパルファムは存在感のある香りを楽しめます。
持続時間も5時間と長いため、外出前につければ長時間にわたって香りを漂わせられます。1〜3滴ほどを薄く伸ばすようにつけましょう。
香水を持ち歩きたくない方にもぴったりです。
種類 | パルファム |
---|---|
濃度 | 15~30% |
持続時間 | 5~7時間 |
特徴 | 1滴で十分に香る |
パルファムは濃度が高く少量でもしっかりと香るため、スプレータイプでないことが多いです。
1滴つけるだけで上品に香り立ち、大人っぽい雰囲気があります。
ただ、日本での取り扱いは少ない印象です。
ここからは、香水の基本的な使い方を解説していきます。
押さえておきたいポイントは次の3つです。
香水は1カ所1プッシュが基本的な使い方です。
香りの強い香水の場合は1カ所1プッシュくらいにとどめておきましょう。1カ所1プッシュでも、体温でふんわりと香りが広がります。
1カ所1プッシュでは物足りないような香水の場合は、1カ所1プッシュとし、2〜3カ所に優しく吹きかけるとよいでしょう。
香水は時間の経過とともに変化します。つけた直後はアルコールが飛んでいない状態なので少し香りがキツく感じることもあるでしょう。
香水をつけてから30分くらい経つと、香水本来の香りを楽しめます。
そのため、香水は出かける30分前を目安につけるとよいでしょう。
香水は首筋や手首など、体温が高いところにつけるのがおすすめです。
太い血管が通っている部位につけると、体温で香水が温められ、香りが広がります。
少量の香水でも良い香りを漂わせることができるので、香水は基本的に体温が高いところにつけましょう。
ただし、「香りを目立たせたくない」「ふんわり香らせたい」という場合は、ウエストラインよりも下につけるのがおすすめです。
香水をしっかり香らせたい場合は次の部位につけるのがおすすめです。
それぞれつける際のポイントは次のとおり。
髪 | 上向きにスプレーし霧に髪を絡ませるイメージで香りを身にまとう |
---|---|
首筋(うなじ) | 強い香りが出るため1〜2プッシュにとどめる |
手首 | ポンポンと香水をのせるようなイメージで左右の手首につける ※香水をこすってしまうと香りの成分が潰れてしまうので注意 |
ひじ | 近距離でつけがちなので肌から20〜30センチ程度離してつける |
どの部位につける場合も、香水は肌から20〜30センチ程度離してつけるのが基本です。
近距離でつけるとニオイがキツくなってしまいます。
つけすぎや液垂れを防ぐために、肌から20〜30センチ程度離して優しく吹きかけましょう。
ふんわり香らせたい場合は香水を下半身につけましょう。
香水は下から上に向かって香り立つため、香水を下半身につけることで動くたびに体全体からふんわりと良い香りを漂わせることができます。
とくに次の部位がおすすめです。
つける際のポイントは次のとおり。
腰 | 汗をかきやすい時期は服の上からつけるのがおすすめ |
---|---|
太ももの内側 | 近距離でつけがちだが肌から20〜30センチ程度離してつける |
ひざの裏 | 香りが広がりやすい部位なので左右1プッシュにとどめる |
足首の内側 | ぽんぽんと優しく馴染ませるようにつける |
【よくある失敗】耳の後ろにつけるのはNG?
男性が耳の後ろに香水をつけるのは避けた方がよいとされています。
なぜなら、女性よりも体温が高い男性が耳の後ろに香水をつけると香りがキツくなりやすいからです。
ほかにも、相手の鼻の高さに近く、香りがダイレクトに届いてしまう点も避けた方がよい理由の一つにあります。
香水をつける場所で香りの立ち方や印象は異なります。
腰 | ほのかに大人っぽい香り |
---|---|
手首 | 相手をさりげなく惹きつける控えめさ |
ひざ裏 | フォーマルな場にぴったりの上品さ |
首筋 | 大人デートにもおすすめ |
お腹 | 控えめだけど際立つ香り |
胸元 | ムードをさりげなくアピール |
清潔感が求められるオフィスでは、ふんわり大人っぽい香りを漂わせられる腰やひざ裏、お腹に香水をつけるのがおすすめです。
プライベートでは、香りを強調できる首筋や胸元、手首に香水をつけるのがおすすめ。
良い香りを味方につけて、「できる男」や「セクシーな男」を演出しましょう。
ここで、おすすめの香水を紹介していきます。
女性からの印象も意識した香水を選んだので、ぜひ参考にしてみてください。
香水の種類 | オードトワレ |
---|---|
香り | 石鹸のような香り |
容量 | 30ml |
価格 | 3,000円(税込) |
ホワイトムスク オードトワレは清潔感のある香りが好印象な香水です。
石鹸のような香りとムスクの香りがうまくマッチし、落ち着いた気品ある香りを楽しめます。
シチュエーションを選ばず使いやすい香りなので、香水が初心者の方にもおすすめです。
香水の種類 | オードパルファム |
---|---|
香り | 爽快なみずみずしさにムスクが重なる香り |
容量 | 15ml |
価格 | 2,420円(税込) |
ホワイトムスク &フリー オードパルファムは爽快さが印象的な香水です。
デイジーやシトラスの爽快なみずみずしさに、深みのあるムスクの香りが加わることにより、気持ちをリフレッシュできます。疲れを感じた時などにもぴったりでしょう。
香水が禁止となっているところはほとんどありませんが、以下のシチュエーションでは香水を避けるのが無難です。
法事であげる線香には、故人と心を通い合わせるという意味合いがあります。そのため線香の匂いの妨げとなる香水は厳かな場にふさわしくありません。
マナー違反とみなされやすいので、法事ではつけないようにしましょう。
また、料理を楽しむ場である飲食店では、香水の香りが素材の風味や香りを台無しにしてしまいます。
マナー違反とみなされるだけでなく、周りのお客さんにも迷惑をかけてしまうことになるので、レストランでも香水はつけないようにしましょう。
体調が悪い人が多い病院でも、香水はつけるべきではありません。
最後に、香水に関するよくある質問に回答していきます。
A.とくにありません。TPOをわきまえたうえで正しく使いましょう。
A.はい、とくに気温が高い夏場は注意が必要です。
気温が高く香りが広がりやすい夏場は、汗をほとんどかかない部位につけるのが無難でしょう。
A.はい、香水の香りは湿度や気温によっても変化するため、季節も考慮したいところです。
例えば、湿度も温度も高い夏に、甘めの香水をつけると少ししつこい印象になってしまいます。
夏場は爽やかな香り、冬場は温かみのある重めの香り、というように季節に応じて香水を変えるとよいでしょう。
A.首筋や手首につけるのがおすすめです。少量でも体温でふんわりと香りが広がります。
A.ありです。洋服の上から香水をつければ、香りが汗や体臭と混ざる心配がほとんどありません。
A.学校では香りを強調せず、ふんわりと漂わせるのが理想なので、体温が上がりにくいウエストラインよりも下につけるのをおすすめします。
香水は濃度によって分類されているため、種類ごとの濃度や持続時間を理解したうえで、つける場所やタイミングを考慮しましょう。
お気に入りの香水を上手に身にまといたい方は、今回ご紹介した香水の基本的な使い方や、香水をつける場所ごとの香りの立ち方や印象をぜひ参考にしてみてくださいね。