Well-being Village(ウェルビーイングビレッジ)制作秘話!活動スタートの経緯や丸井社員の想いを公開

2022/03/01

丸井グループのWell-being推進プロジェクトが進めるイベント「Well-Being Villege(ウェルビーイングビレッジ)」の取組み。今回は「わたしを、愛そう。」をテーマに、女性の健康にフォーカスして店舗でのイベントやサイト制作等の活動を進めています。この記事では活動を始めるまでの経緯や担当者の想いなど、イベントの舞台裏をご紹介します!

1.Well-being Villegeができるまで

Well-being Villege(ウェルビーイングビレッジ)は丸井グループの公認プロジェクト、Well-being推進プロジェクトのメンバーでスタートしました。

約50数名のプロジェクトメンバーのうち、「社外イベントを開催する」という内容のチームに手を挙げたのが16名。はじめはメンバーの大半が、今まで丸井グループで開催していた「インクルージョンフェス」を踏襲するつもりでいました。

そんな中、ある女性社員Fさんが声を上げました。

「わたし、フェムテックやりたいです!」

はじめは頭に?が浮かぶ社員もいましたが、メンバーのみんながFさんの話を聞くうちに、現代の女性が抱える悩みや健康課題の多さに課題認識をおぼえるようになりました。

「もし賛同していただける方が居れば、スモールスタートで会社の中でセミナーとかやりませんか?」

Fさんの声に賛同する社員が1人、2人と増え、最終的には16人全員がジョイン。取り組みも大規模なものになり、社内企画から社外に広めようと「Well-Being Villege」がスタートしました。

「Well-Being Villege」という名前には、「ウェルビーイングを通じてみんなが集まる場所をつくりたい」という想いがこめられています。

女性の健康理解からスタートし、最終的にはみんながイキイキと輝き、みんなのウェルビーイングをお互いに理解できるような社会を目指しています。

2.担当者の想い(女性社員)

メンバーのFさんに聞いてみました!

Fさん
丸井グループ 共創投資部所属

女性のウェルネスをきっかけに、 すべての人がwell-beingを考えるきっかけづくりをしたい

私が女性のウェルネスについてプロジェクトを通じて取り組みたいと考えたきっかけは、「フェムテック」という言葉を知ったときでした。フェムテックとは、女性を表す「female」と「technology」を組み合わせた造語で、女性が抱える健康の課題をテクノロジーで解決する商品やサービスのことを指します。


これまで生理をはじめとした女性のウェルネスは、日常生活において語ること自体がタブー視されがちだった為、日々モヤモヤを抱えつつも解決する方法を探すこと自体を諦めていました。誰かと話すことが殆ど無いからこそ、自分自身が女性でありながら女性の身体について全く理解できておらず、何も対応できていませんでした。ほぼ毎月PMS(月経前症候群)で仕事に集中できない日が1、2日あるのですが、自分ではどうしようもないものの上司にうまく説明することができず、思い悩んだ経験もあります。


そんななか、より良く生きる選択肢の1つとしてフェムテックに出会えた瞬間、大きな衝撃を受けました。「こんなに良いものがあるなら、みんなに知ってほしい」と思うと同時に、「語ることがタブー視されている女性のウェルネスも、ほぼ女性全員が悩むことなのになぜ隠さなければいけないのだろう?」という疑問が湧いてきました。そこから、お客さまとの接点を持つ丸井グループだからこそ、フェムテックをより身近なものにできるのではないかと考え、プロジェクトで取り組みたいと提案いたしました。

 

私はフェムテックを広めたいと考えていますが、同時にフェムテックという言葉が無くなればいいとも考えています。それは、女性に特化したものだけでなく、男性にもwell-beingにつながるテクノロジーが必要で、ゆくゆくはすべての人がしあわせになるための「ヒューマンテック」と呼ぶべきものが広まればいいと考えているためです。フェムテックが性別を越えてお互いを深く理解するきっかけとなり、すべての人がwell-beingに生きられる社会に向けて、このプロジェクトを通じて丸井グループが少しでもお役に立てれば幸いです。

3.担当者の想い(男性社員)

メンバーのHさんに聞いてみました!

Hさん
エイムクリエイツ所属

Well-Being Villageを不安を安心に変えられる、だれもが寄りかかれる場所にしたい

私は人生の中で女性の健康についてこれまで深く考えたことはありませんでした。

失礼な話ではあるのですが、「生理が来ることは大変なこと」と知ったつもりでいるだけで、実際はほとんど知らないも同然でした。

しかし、Fさんの話やプロジェクトの女性の話を聞くうちに、「少しでも不安を抱えるだけで仕事やプライベートに影響がでてしまう」ということに気づきました。生理が月に1回必ず訪れる不安要素なのであれば、いつ訪れるか考えるだけでも大きなストレスになりそうです。極端な表現ですが、月に1回必ず爆発する爆弾を常に抱えているようなイメージと一緒なのではないかと思いました。爆弾に気を遣う毎日は想像以上に大変だと思います。


同時に私は、「不安を抱えることが日常の暮らしに負担を掛けるのであれば、安心を覚えることで暮らしや心が豊かになるのではないか?」と考えるようになりました。身近に信頼できる人がいるだけで、生活や心が豊かになります。それは、頼ることができる存在がいる安心感が、日常に掛かる制限を払拭してくれるからです。


このように、Well-being Villageという空間が不安を安心に変えられる場になればいいなと強く思います。そして、いずれは誰もがこのような安心感をもつことができる世の中になれば嬉しいです。

4.すべての人が活躍できる社会を目指して

女性は全年代で、生理、女性特有のがんや婦人科疾患など常にリスクと向き合いながら働かなくてはいけない中、女性の健康自体を語ることがタブー視されてきていました。

丸井グループは社員の約半数が女性ですが、女性の健康に関する社内セミナーを数回開催したところ「女性だけど知らなかったことがたくさんあった」「自分でコントロールできないのに迷惑と言われて辛かった」等の声が寄せられました。また、男性社員からは「風通しの良い職場にするために、どう行動したらいいか知りたい」という声も。

わたしたちは、「自分がつらいことを伝えられない」「伝えづらい」といったタブー感を、まずはこの取り組みを通じて解消していきたい。

そして、より良く生きるための選択肢として、「フェムテック」「リラックス」等、女性の健康課題に取り組む企業や商品、取り組みの内容などをご紹介します。

最初は担当者の一声からスタートした小さなプロジェクトですが、どんどん一緒になって取り組みを進めるメンバーや協力してくださる方が増え、少しずつ大きな取り組みになってきました。

さらに仲間が増え、より多くの人が輝けるきっかけをつくれるよう、今後も情報を発信したりイベントを開催していきます!

ぜひ、Well-being Villageの他のコンテンツや新宿マルイ8Fのコンセプトショップスにも足を運んでみてくださいね。

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Well-being Village by MARUI Co., Ltd