下着は私たちが毎日欠かさず身に着ける最も身近な服です。良い下着を選ぶことこそ気持ち良い一日への最短の道のりだと信じています。どんな時でも、気持ちよく生きるために、ワンノバは下着を作ります。
人々はみんな違って、みんな尊いです。あなたがあなたの毎日を過ごせることを願っています。ワンノバはあなたの内側の小さな応援団です。
ワンノバは最も気持ちの良い、やわらかさを探求し続けます。素肌に最も近い存在であるからこそ、やわらかさで包みたい。いいことがある日でもいやなことがある日でも、どうかみなさまが気持ちよく過ごせますように。
One Novaは高山泰歌と金丸百合花が大学入学したばかりの時に二人で立ち上げたブランドです。高校時代に同じ進学塾に通っていた二人は大学受験に向かって共に奮闘する良き戦友でした。大学入学後も同じ塾でバイトをすることになり、帰りにふらっと立ち寄ったラーメン屋で起業することを決めました。2017年4月のことです。
中学生の時から起業を目指していた高山は大学進学後すぐに起業仲間を探したが、話に乗ってくれる人はなかなか現れませんでした。同時に、高校生の時から自身のルーツであるフィリピンのフェアトレードバナナに関する活動に熱心だった金丸も新しい活動に挑戦したいと思いながらも具体的にやりたいことが見つからずに悩んでいました。
高山も起業するなら社会に貢献できるビジネスをやりたいと思っていたので、金丸と意気投合し、「ラーメンを奢るから、一緒に起業しない?」と金丸を誘い、金丸は二つ返事で受け入れて起業することになりました。
起業を約束してから、まだビジネスの基本の「き」も分からなかった二人はとりあえず「衣食住」からアイデアを考えることにしました。「衣食住なら衣がいいな」と話していた二人だが、そこで出た「じゃあパンツならおもしろいんじゃない?」という冗談半分のアイデアから、製造過程における情報をすべて公開する「透明性」というOne Novaの構想は練られて行きました。
そんな「透明性」という構想に辿り着いたきっかけはインドにあります。ブランドを立ち上げてすぐ、自分たちが販売する商品は自分たりでよく理解してから売りたいというこだわりを持っていた二人は、服作りを知るためにインド視察に出ました。衣服の素材にもよく使われている綿花の農園を訪問したり、現地の学校の先生に話を伺ったり、綿花から服になるまでのすべての工場を見学しました。
結果、それまで「オーガニックは絶対に良いことだ!」「Made in Japanは一番素晴らしい!」と思っていた二人の価値観はガラッと変わりました。オーガニックにも一長一短があることや、日本以外にも素晴らしい工場が存在することを目の当たりにした二人は、「オーガニック」や「Made in Japan」をブランドの軸に据えることを止めました。代わりに、ワンノバの製品に関わる全ての工場や素材により細かくスポットライトを当てて、それぞれのありのままの姿を伝えることに決めたのです。ブランド名の「One Nova」の語源でもある「one of a kind」を体現し、すべてが唯一無二でかつ素晴らしいものだというメッセージも込められています。
常により良いサービスをお客様に提供できるように、より優れている素材や工場を常に求め、「透明性」を貫きながら、堂々としたモノづくりの姿勢をずっと守っていきます。
当初高山と金丸はアパレルの門外漢でした。1枚のパンツを作るにはどこから手を付けたら良いのか全く分からず、唯一できたことは市販他社ブランドのパンツを買い漁り、試着を繰り返すこと。数十種類のパンツを穿き比べて、それぞれの特徴を理解していくうちに、作りたい理想的なパンツの姿が少しずつ見えるようになりました。そして、友人にも頼りながらなんとか頭の中の理想像をサンプル品に。決して完璧ではありませんでしたが、イメージを伝えるには十分でした。
そのサンプルを持ちながら、工場訪問や資金集めに奔走した結果、資金も集まり、一流の工場とも仕事を始めることができました。工場が決まってからは、プロの職人さんとも共に改善を進め、最終的にワンノバの最高なパンツが完成。今思えば、アパレルのド素人だったからこそ常識を疑いながら商品開発することができ、本当に欲しいパンツは何かを考え抜いて形にすることができたのかもしれません。