ランニングシューズは、初心者向けから中上級レベル向けまで、走るペース、レベル、スタイルに合わせて展開されています。

初心者やゆっくりペースで走る場合は、足への衝撃を軽減させるためにクッション性が必要です。また、上級者は長距離やレース等で使用する場合、スピードが出てより軽く走れるように、軽量・反発性が必要です。

このように、ランニングシューズはランナーにとって必要な機能を目的に合わせて選ぶ必要があります。

ランニングシューズは通常のスニーカーとは違い、サイズ合わせが重要です。サイズが合っていないと、靴擦れやマメなど、足のトラブルの原因になります。自分の足のサイズをチェックしましょう。

まず「足長」を計測しましょう。足長は、つま先からかかとまでの長さのことを言います。左右のサイズが違う場合が多いので、必ず左右計測してください。足長の長いほうがサイズ選びの基準となります。

足型は大きく分けて3つあります。

・エジプト型：親指が最も長く小指にかけて傾斜している

・ギリシャ型：人差し指が最も長く、つま先がラウンド

・スクエア型：親指から小指までの長さが均一

このように足長が同じでも足型が異なると合うシューズも異なります。ランニングシューズは必ず試着しましょう。試着の際は、ランニングで使用する靴下で試着することがおすすめです。

つま先、かかと、甲周りのサイズ感をチェックします。

『つま先』1～1.5cmの余裕があるか

履いた時に指が動かせるくらいの余裕があるか確認しましょう。動かせない場合は小さいです。つま先が窮屈だと、指が圧迫され、痛めてしまうことがあります。

『かかと』フィットしているか

かかとが緩いとシューズの中で足が泳ぎ、不安定でケガの原因になります。また、きつ過ぎても靴擦れの原因となりますので、かかとはジャストサイズを選ぶことをおすすめします。

『甲周り』フィットしているか

甲周りもかかとと同様に緩すぎてもきつ過ぎても足のトラブルにつながります。多少のゆとりは靴紐で調節できますが、メーカーや同じブランドでも甲周りのサイズ感が異なる場合が多いので、必ず試着してフィットしているかチェックしましょう。

以上のポイントでサイズ合わせができますが、必ず両足試着してください。片足のみの試着だと、いざ走るときに違和感がある場合があります。また、2つのサイズで悩んだら大きめを選びましょう。多少大きい場合は靴紐で調節できます。足のサイズや特徴は人それぞれなので、必ず試着し、自分に合ったものを選んでください。

レベルや走る目的によって、選ぶタイプが異なります。

『初心者・ゆっくりペースでのランニング』

クッション性があり、ソールが厚いものがおすすめ。足への負担が軽減されます。

『中・上級者』

ソールが薄く、より軽量なものがおすすめ。レースなどは反発性を備えたものだと走りが軽くなります。

走る目的にあったランニングシューズを選びましょう。