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R.NEWBOLD

R.NEWBOLD

BORN IN BRITAINをコンセプトに、毎シーズン、音楽やスポーツを中心とした英国の様々なユースカルチャーをフィーチャーし、独自のアレンジを加えたアイテムを展開するポール・スミスがディレクションするカジュアルブランド。

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HISTORY

  • THE ORIGINS
    1885年、イギリス・ダービーのペアツリーロードにロバート・ブリュースター・ニューボールドが服の製造、販売を目的として工場とショップを開いた。ニューボールド氏はユニークな人物で、写真についても当時の新しい技術の先駆者であったこともあり、彼の地元では、彼が行うランタンのスライドショーが有名だった。そしてその後、パートナーとして、ジョン・ロバート・マリオネット氏を迎え、需要に応えるため、1898年にシャフツベリーワークスと呼ばれた新しい工場を建設、それ以後も工場は増築が続けられ、19世紀後半と20世紀前半の工業デザインと建築のエキセントリックな折衷主義的ミックスができ上がった。

    当時、服作りに使われていた機械は、ミシンとアイロンを除いては発明されたばかりで、ニューボールド氏のエンジニアとしての技術は非常に貴重であった。カッティングテーブル、原反を巻きつけるロッド、それを機械に取り付けるプラケット、ロッドからテーブルに布を広げるときに押えておく機械(バンドル、プレス)、その他必要な道具は、ニューボールド氏がデザインし、工場内の作業場で作られた。彼はこうした技術をマリオネット氏に教え、以後、彼もそれを使いこなすようになった。カッティングルームにあるバンドナイフは、ニューボールド氏とマリオネット氏によるデザインで、建物の補強のための支柱に取り付けられている。

    当初、この工場では、スリーピーススーツ、スモック、シャツ、オーバーオール、ソフトハットなど、一通りの服を作っていた。売り先は、ショップの顧客だけでなく、ダービー周辺の村々などの住人も含まれていた。製品は主に、マリオネット氏がポニーや、軽馬車に乗って配達、同時に集金と、可能なところからは次のオーダーも受けていた。1900年代に入り、工場の生産品目は拡大し、炭鉱夫の作業服、軍服、警察、消防、救急隊のユニフォームなども作るようになった。近年では、シャツ作りを専門とし、70年代始めに、当時独立したばかりだったイギリス人のデザイナー、ポール・スミスと深い関わりを持つようになった。

  • THE POTENTIAL SPIRIT
    1990年、R.ニューボールド社は倒産の危機に陥った。そのときオーナーは、ポール・スミスを名指しでニューボールド社の買収を依頼した。なぜなら彼らは、ポール・スミスが人間として、会社として、紳士的で責任感のある態度で彼等に接してきたと感じていたからだった。加えて、ポールならニューボールドの潜在的魅力とスピリットを理解し、イギリスの服作りの偉大な伝統に再び息を吹き込んでくれると確信していた。

    R.ニューボールドのコレクションは、この工場が過去に生産していたことで良く知られている、本物のスタイル、服をベースにしている。ポールは、その真のアイデンティティーを見つけるため、ニューボールドの歴史を綿密に調べ上げた。この「真のアイデンティティー」が新しい商品ラインのデザイン、ショップ、マーケティングの方向性を決めた。

    オリジナルのパターンだけでなく、工場それ自体も、創設者であるニューボールド氏によってデザインを備えた、機能的で工業的な木製の道具類を持ち、新しく、エキサイティングなショップコンセプトのパーフェクトな青写真となっている。ニューボールドのあらゆる印刷物〜下げ札、グラフィック、ロゴ、パッケージ、スイングチケット〜は、工場内で保存されていたオリジナルの関係書類を元に、デザインされた。

  • THE MODERN EYE
    ポール・スミス社は、このプロジェクトのあらゆる点を現代的視点で捉え、現代のお客様にマッチし、アピールする服を作るための、デザイン的要素を加えていた。ニューボールドブランドは、過去百年間にわたるイギリスの服作りに影響を受けた、次の三つのカテゴリーにグルーピングされている。サービス)軍隊と公共団体(警察、消防、救急)のために作られた服。ワークウェア)20世紀初めに炭鉱夫や港湾労働者、工員などが着ていたような伝統的なイギリスのワークウェアの組み合わせ。アルチザン)20年代から30年代に作家やアーティストたちが着ていたような、ブリティッシュアルチザンスタイルと呼ばれるもの。

    R.ニューボールドの顧客層は、単に伝統だけを求めているのではない。彼らは加えて、ファッション性のあるモダンなアレンジを求めているのである。現在のR.ニューボールドは、ワークウェアやサービスのルーツを継承し、英国のアルチザンルックからインスパイアされたコレクションで、そこに現代技術を駆使した素材やモダンさをミックスしている。残念なことに、シャフツベリーの工場で作られていたR.ニューボールドは、もう存在しないが、そのスピリットは今もまだ生きている。

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